【競輪】デビュー5年経ってA級3班から昇格したことない選手
競輪の話です。競輪をやっている方はご存知かと思いますが、A級3班とは言うなれば中央競馬なら未勝利戦、地方競馬ならC級戦みたいなもので、競輪選手はデビューしたらまずこの「A級3班」を走ります。
ここから成績が上位の選手がA級2班〜1班と上がり、さらにその上のS級に格付けされます。
つまり、言うなれば未勝利戦から抜け出したことのない選手、と言えます。2024年7月現在現役の選手で、A級3班を抜け出したことない選手をまとめました。
この記事を書いた思いとしては、競馬でもその日の開催の1レースを走る未勝利馬、C級馬がいるからこそ売上が上がり、賞金が上がりますし、業界に上位を目指す馬や選手が増えていっているからこそ、GIと言うレースの重みが生まれるのもかと思います。
全ての開催で走る未勝利馬、C級馬、そしてA級3班の選手がそれぞれの業界を下支えしていることに大きなリスペクトを込めて今回の記事を書かせていただきます。
と言っても競馬ファン、特に地方競馬ファンは高知競馬の「一発逆転ファイナルレース(記者選抜)」のレース内容と売上で、どの条件であっても「プロの拮抗した競走は面白い」と言うことは感じていただけているのではないでしょうか。これは競輪界で言えばミッドナイト競輪の人気に繋がっていることだと考えています。
一発逆転ファイナルレースはプロとして馬を育てる厩舎スタッフと調教師、馬を乗りこなす騎手がいるからこそ、そしてミッドナイト競輪をはじめとしたA級3班のレースは日々プロとして鍛錬する選手がいるからこそ楽しませてもらえる、重ねて書かせていただきますが、そこにリスペクトを込めて書かせていただいております。(もっと言えば競馬や競輪を主催する団体や、競馬で言えば馬主様や競走馬生産者様がいる事も忘れずいたいところです)
2019年デビュー(デビュー6年)
磯村蓮太 選手(愛知県)
2024年7月現在で約420走している中、ラインの先頭を走った回数は約380回、連携した選手は200人以上と、世話になったマーカー選手は数知れずと言った選手です。ミッドナイト競輪などではA級3班の逃げ先方職人の存在は欠かせないですね。
2018年デビュー(デビュー7年)
元砂海人 選手(奈良県)
弟はS級で走っている元砂勇雪選手、妹はガールズケイリン選手の元砂七夕美選手で、兄弟で活躍している選手です。
2010年デビュー(デビュー14年)
佐川拓也 選手(福島県)
競輪をやっている方はご存知かと思いますが、「代謝」と言う制度があり、成績があまりに悪いと強制的に引退することになります。
A級3班で代謝対象とならず14年間成績を維持し走り続ける佐川選手は正にプロだと感じさせられました。
情報誤りなどありましたらご指摘いただけると助かります。
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