皐月賞2019 結果分析
今週から結果分析記事を書いていこうと思います。ひとまずGⅠに限り行っていきますが、余裕が出来たら他のレースも分析していこうと思っています。
皐月賞2019
1:58.1 59.1-59.0 馬場状態5
12.3 - 10.5 - 12.0 - 11.8 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 11.7 - 11.6 - 11.4
まず1:58.1の時計がでているように馬場はかなり軽かった。その上でペースも平均と前半からかなり高いレベルのペース耐性を要求されている。ただ前半から流れたことで各馬の仕掛けの意識が落ちて結果としてL1最速になっている。めずらしいパターンではあるが前半のペース耐性とそこからの加速能力を問われているかな。もちろん持続能力も必要ではあった。
1着 サートゥルナーリア
一番危惧していた展開になったがしっかりと勝ち切ってきた。これに関してはある程度予想はしていたが、やはりペース耐性も兼ね備えていたと。ただ展開としてはL1最速になっていて加速能力が問われている。その中でパフォーマンスとしては少し微妙だったかなと。これはルメールも、もう少し楽に勝つと思っていたとコメントで言っていたけど、その通りだと思う。加速戦になっていながらこのパフォーマンスというのは少し納得がいかない。ルメールは原因をコンディションに求めていたが、個人的にはやはりペースが影響したかなと思っている。前半からかなり流れたことで後半の圧倒的な加速能力が陰ってしまったかなと。なのでこの馬はペース耐性はそこまで高くはないという事は自分の中では確定的かな。一応もう少し見てみたいが、ベストは前半ゆったり入っての加速戦だろう。あとは仕掛けが早くなって持続能力特化戦になったらどうなのか、というところかな。後でヴェロックスのところで述べるが、正直ダービーで確勝というところまでは来ていないと思う。展開次第かな。
2着 ヴェロックス
この2着にはかなり驚いた。今までのパフォーマンスだと前半ゆったり入ってのポテンシャル戦や持続能力戦がベストなのかなと思っていたので、前半からペースが上がりしかも加速戦になった中でここまでくるとは。もちろん川田の騎乗はかなり良かったと思う。川田も加速能力に自信がなかったと思うし、早めの仕掛けを意識していたと思う。ただ馬場が軽すぎたので仕掛け切れずにL1最速になってしまった、というところかな。それでも4角で外から強気に仕掛けて行った騎乗はかなり良かったと思う。ダービーでの本命はおそらくこの馬になるかな。鞍上込みでヴェロックスが一番信頼しやすい。やはりこの馬は早めの仕掛けで出し切ってこそだと思うので、強気に仕掛けていける騎手と合うはず。去年のキセキ以降、先行して早仕掛けという騎乗スタイルを確立させている川田とはかなり合うはずだし、今回のペースで先行できているのでダービーではもっとポジションを取りに行けるだろう。先行してキセキのように早仕掛けができれば、サートゥルナーリアに勝つのも十分あり得ると思っている。
3着 ダノンキングリー
展開としてはこの馬が上位の中では一番厳しかったと思う。加速戦になって外から2頭が押し上げてきたのに対して、こちらは直線入りではまだ進路確保ができていなかった。ただ進路確保してからは一気に伸びてきたし、この加速能力はかなり高いレベルにあると思う。まだどの条件がベストかはわかりにくいが、少なくとも今のところ弱点は特にないと思う。ペース耐性、加速能力、瞬発力はすでに証明済み。あとはダービーでよくあるスローからの持続能力特化戦になってどうかだろう。後出しみたいになってしまうが、この世代はこの3頭が抜けている気はしているかな。ダービーでこの3頭を逆転できそうな馬は今のところ見当たらない。
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