ヴィクトリアマイル2022 最終予想
ヴィクトリアマイル2022 最終予想
12.2-10.8-11.3-11.5-11.5-11.3-11.3-11.7
・前後半が45.8-45.8なので基本は平均ペース
・L３最速で、基本は緩まない
・高速馬場での純粋なマイラーとしてのペース耐性と持続能力を問われる
12.5-11.3-11.7-12.0-11.9-11.1-11.0-11.8
・前後半が47.4-45.8なので基本は超スロー
・L4とL5で中弛みが生じ、かつL2最速と仕掛けが遅いので、前半のペース耐性などは問われず、加速能力と持続能力が問われる
最終予想
想定馬場 やや高速
想定ペース 平均ペースで中弛み
土曜の馬場はやや高速から標準馬場程度だったと思う。そこからある程度は回復するとしてやや高速馬場を想定。具体的にはハイペースを淡々と刻めれば1分31秒台は出るだろうという馬場かな。展開だが、今回は結構変な展開になるんじゃないかなと思っている。というのも、まず逃げられるだけのテンの速さがある馬がソダシ、レシステンシア、レイパパレ辺りなんだが、いずれも逃げたくはないだろうと。特にレシステンシアは前走ハイペースを逃げて失速しているし、今の武史がハナに行くとは思えない。ローザノワール陣営が逃げたいと言っていて、本来は逃げられるだけの二の足はないんだが、結局譲られて逃げてしまうんじゃないかなと。そこに外からレイパパレやアンドヴァラナウトが被せてくるイメージ。前半からそこまで上がらないし、L５～L4で中弛みも起こるだろうと。基本は加速能力重視。
◎15アンドヴァラナウト
〇16デゼル
△05ソダシ
△06ディヴィーナ
△11ファインルージュ
◎15アンドヴァラナウト
平均ペース中弛みからの加速戦を想定したときに、本命は迷わずこの馬という感じかな。出雲崎特別がかなり強くて、前半が34.8とかなり速い中で先行したはいいが、L5-4で12.8-12.7とかなり中弛みが起きて、そこからL2最速で11.1。これは端的に言うと、前半温存して中弛みで取り付いてきた馬が有利だった展開（実際この馬以外は先行馬は沈んでいる）。その中でL２最速地点で前が開いたら一気に反応して突き抜けた。この感じからこの馬の武器は前半のペース耐性と加速能力にあるといえる。単純なポテンシャル能力だけだと、秋華賞やローズステークスの感じからもGⅠレベルでは足りないと思う（両レースともラップ的には物足りない）。前半ある程度流れたうえでのL2最速の加速戦がこの馬にはベストなので、前走の阪神牝馬ステークスは中弛みがなかったことと、L3最速となってしまったので、この馬の武器である加速能力が問われなかったことが敗因だと思う。今回想定される展開ならこの馬が最適かな。
〇16デゼル
中弛みがひどくなったときにこの馬の出番かなと。この馬はとにかくペース耐性が低い。前半から流れてしまうと後半の加速能力や持続能力が発揮できない。ただし、スイートピーステークスからわかるように、スローで進められれば後半の末脚はGⅠでも通用するレベルだと思う。たださすがにマイルGⅠで超スローになることはないので、苦戦しているが、今回は中弛みが想定される。仮に前半流れたとしてもそこは無理せずに最後方近くから進めて、中弛みで外から捲ってくるイメージで乗ってくれれば、ワンチャンスはあるかなと。とにかく前半で無理をせずに強めの中弛みが起こることを期待して外を回すしかない。
△05ソダシ
本当は逃げてハイペースを刻むぐらいのイメージでいいと思うんだけどね。桜花賞がえげつなくて、45.2-45.9と前半からかなり流れたうえで中弛みもほとんどないという展開。これで押し切れるぐらいなので、おそらくこの馬は前半のハイペース耐性が相当高いタイプ。逆にスローだと、一定のレベルではあるがGⅠレベルではない。なので淡々と引っ張るぐらいのイメージでもいいと思うんだけど、隼人がそれをできるかと言われるとまあ無理だろう。
△06ディヴィーナ
３走前を評価した。L3-2が12.1-10.7と超加速戦。ここでスムーズだったとはいえ、楽勝しているし、相手がジャスティンカフェだった。さすがにこのレベルだとポジショニングが難しいだろうし、ペース耐性も詰めてこなければならない。難点はあるが、加速戦であれば抑えておきたい。
△11ファインルージュ
本来はこの馬はマイラーではないと思っている。秋華賞でも厳しい展開になりながらも最後まで差を詰め続けている。ただマイルでも桜花賞でやれているように、対応はできるし、中弛みがあるのであれば桜花賞よりは上げてくる可能性が高い。それでも東京マイルとなるとこの評価までかな。少なくともなにかしらの＋αがないとソダシとの逆転は厳しいかな。