オッズは面白いよねっていう話
どうもこんにちは、恋の大賞典です。
競馬にどんどん触れていく内にオッズって色んな意味で面白いよねっていうことに気づきました。
競馬に限らず公営競技では必ずオッズが絡んでくるので、競艇、競輪、オートレースでも同じことがいえるのですが。
そもそもオッズとは何なのか
JRAではオッズについてこう説明しています。
勝馬投票券が的中した場合の概算払戻率のこと。中央競馬ではトータリゼータシステムのコンピューターに直結して、100円に対する倍率で掲示されている。
出典:オッズ(競馬用語辞典) JRA - JRA日本中央競馬会
なんだか堅い説明ですね…😅
簡単に言えば払い戻し率です。
例を挙げるとすると、
オッズが2.0倍の馬券を購入して的中した場合、
その馬券を100円分買っていたら、
100×2.0=200 200円もらえます。
その馬券を1000円買っていたら、
1000×2.0=2000 2000円もらえます。
といった感じですかね。
そのため、オッズを見て利益がどうか出るかを判断して買い目を減らしたり、それが裏目に出たりなどを繰り返しているわけです。
これが本来のオッズの姿ですが、私が思う面白いところは違います。これから個人的に感じるオッズの面白さを2つ取り上げます。
オッズの面白さ①:人気の意味合いが変わる
この点については少し説明が難しいので、(単に説明下手なだけですが…) 1番人気を例に挙げて説明します。
「1番人気」と聞くと、そのレースで最も支持を受けていると意味になります。しかし、言葉だけでは単に最も人気があることは分かりますが、どのように1番人気として支持されているか分かりません。
そこで、オッズを持ち込むことによって支持のされ方が分かります。個人的には1番人気には3種類あると思っているので1つずつ紹介します。
パターン① 1番人気が1倍台だった場合
圧倒的な支持を受けています。
「このレースを勝つのはこの馬しかいない!」とレース前から勝利を確信してもおかしくないぐらいです。
パターン② 1番人気が2~3倍台だった場合
順当に来ればこの馬が勝つだろうという具合です。毎回、大本命の馬が出走することはないですから、これが普通に人気って感じです。
パターン③ 1番人気が4倍以上だった場合
混戦です。いわば、「どんぐりの背比べだけど人気で順番を付けなきゃ!」みたいな感じでとりあえず1番人気になっているパターンです。
このパターンですと2番人気以降もオッズの差が少ししか開いてなく、1番人気といえども必ず来るわけでもない。
といった感じです。
「1番人気」という同じ言葉でもオッズを見ることによって、「圧倒的人気」、「普通」、「混戦」とニュアンスが異なってきます。
単に言葉では説明つかない数字のマジックがあるようで奥深いなあとしみじみ思います。
オッズの面白さ②:レースの勢力図がわかる
全頭の人気がオッズによって数値化されているので、数のばらつきでこの馬はどう見られているのか大まかな前評判や下馬評が分かります。
オッズでレースの勢力図がわかると言われても、なかなか伝わりにくいと思うので、実際にあったレースを用いて説明します。
ケース① 2020 菊花賞
1番人気 コントレイル 1.1倍
2番人気 ヴェルトライゼンデ 10.3倍
3番人気 バビット 12.5倍
4番人気 アリストテレス 24.0倍
5番人気 サトノフラッグ 34.9倍
コントレイルが1.1倍というこの上ない圧倒的人気を受け、2番人気以降が10倍以上ついているので、すさまじい一強体制だったことが伺えます。
ケース② 2019 日本ダービー
1番人気 サートゥルナーリア 1.6倍
2番人気 ヴェロックス 4.3倍
3番人気 ダノンキングリー 4.7倍
4番人気 アドマイヤジャスタ 25.9倍
5番人気 ランフォザローゼズ 33.3倍
この年のダービーはサートゥルナーリアが1倍台で圧倒的な支持を受けるなかで、ヴェロックスとダノンキングリーが共に4倍台。そして、4番人気以降を大きく離しています。
ここからサートゥルナーリアが圧倒的本命であることと、対抗にヴェロックス、ダノンキングリーの三強ムードが漂っていたことが分かります。
ケース③ 2019 ジャパンカップ
1番人気 レイデオロ 4.2倍
2番人気 ワグネリアン 4.3倍
3番人気 スワーヴリチャード 5.1倍
4番人気 ユーキャンスマイル 6.2倍
5番人気 カレンブーケドール 10.5倍
1番人気のレイデオロが4倍台の人気。そして、2番人気ワグネリアンとの差はなんと0.1しかありません。また1~4番人気でのオッズも差が2しかありませんから、この年のジャパンカップが本命不在でいかに混戦模様だったのかが分かります。
レース後の結果は着順を見ればわかりますが、このようにオッズはレース前の評判や下馬評を簡単に示してくれます。
そこから当時どの馬が有力視されていたか、後に活躍する馬がまだ穴馬扱いされていたのかなどの勢力図が簡単に読み取れることができます。
過去のレースをオッズを改めて見てみると…
グリーンチャンネルで放映されている『栄光の名馬たち』や『優駿』の付録のDVDでは過去のレースの上位人気馬とオッズを表示しています。
そこから当時のレース前の雰囲気が数値としてつかみ取る事ができます。間接的な方法ですが、思いれのある馬が勝ったレースや馬券でいい思いをしたレース(またはその逆も然り)、名馬の伝説の走りを見せたレースが始まるドキドキ感を思い出すことができると個人的に思います。
そして、単なる払い戻し率としてのオッズでは表せない面白さがあると思っています。
さいごに
最後になりますが、今回は長々と私が思うオッズの面白さを書いてきました。人に物事を分かりやすく説明するのは難しいので、文章が変なところや分かりにくいところがあったかもしれません。
もしも、そのようなところがありましたら、それは私の文章力がまだまだ未熟な証拠です。やっぱり分かりやすい文章を書くのは難しいですね🤔
拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございます。