京都サラブレッドクラブ クリアランスセール対象馬 血統考察
※有料っぽくしてますが全部無料で読めます。
※この考察はジョークグッズ的なやつです。
※ジョークがわかる人だけ読み進めてください。
※基本的に血統のみの考察です。馬体は血統的な意味を感じた時に言及します。
※執筆時点での評価感想になります。
※ちょっとずつ書き進めます。
※投げ銭ありがとうございます。()
1,ハリウッドブルース
父カリクロはよくわかりません。
ただ、種牡馬展示会の動画を見る限り彫刻のような理想的な馬体にプルンプルンの筋肉で一流馬は馬体も一流ということを思い知らされました。
で、歩きを見るとAPインディっぽいなーと思って血統表を見たらやはりAPインディ(それくらい確認しとけ)。
更にコジーンが入っている事で肉質は柔らかみはあるものの、ナンバードアカウントの影響か、かなり肩が立っているため肩の可動域は狭い。
募集時の写真では母父サウスヴィグラスというより、そんなに感じの父カリクロに印象は似ている…のですが、父と比べるとかなり馬体が薄い。
最近の写真はかなりバンプアップしており、それを見る限り筋肉はサウスヴィグラスのほうが強く出てきてる印象。
肉質は歩かせないとわからないんですが、最近の動画では肉質がわかる感じのがなかったので割愛。
血統面では
「カリフォルニアクロームは失敗種牡馬」
という色メガネをかけて検討すると
確かに少し「完成されすぎた血統」のような気がする。
ベースはアメリカ色濃厚。特にクロスしてるナンバードアカウントが出てることは間違いなさそうだが、コジーンやサーアイヴァー辺りの柔らかい欧州血統を足しており、バランスがいい。
バランスが良いと言う事は過不足がないため、何を混ぜても雑味になってしまうのではないか。
ハリウッドブルースに関しては、ナンバードアカウントを重ね掛けしており、サウスヴィグラスでパワー増強。
更にフラワーボウルやネヴァーベンドでラトロワンヌ刺激と、柔剛併せ持った父からパワーに振ったもの。
馬体の所でサウスヴィグラスを感じると書いたのも、このパワー寄りな血統構成からでは。
馬体は素晴らしいので、この筋肉を使いきれるか…と言うところが注目ポイントでしょう。
距離は、器用なタイプではなさそうなので、筋肉とかき込みに任せて先行し、押し切る競馬がベストか。
少し短めに出そうに思います。
まとめ
額面通りに受け取れば、素晴らしい血統に素晴らしい馬体。
筋肉がサウスヴィグラス感が出ていると書きましたが、基本的には1400mあたりを先行していきそうな印象です。ただ、質が柔らかく操縦性が高くなれば1800くらいの方がいい気はします。
他クラブだと
とか何とか謳い文句つけたら1500万募集でも驚かない背景を持ちます。
1000万は格安ですが、ただ京サラというクラブで考えると少し高い。
不安点がないわけではないので、もう少し様子見しておきたい。
2023/6/26了
2,マジカルレイズ
※ケーヴァラを先に書いているのでケーヴァラを見てからのほうがいいかもしれません
馬体
APインディ系の個人的に感じてる特徴というのが、肘上の肉のハリと柔らかさ。
肩周りが靭やかで伸びやかだから、あのトビの大きさと強靭なカキコミになると思っています。
https://www.youtube.com/watch?v=60VY4nwsyik
これは募集時ですが、最新の動画も余り上半身のAPインディ感を感じないのが気がかり。
馬のシルエットは兄よりもバランスが良く、惹かれるのですが、やはり順調に使えなかったこともあり少し手を出しにくい。
肉体的には関節の可動域はありそうだし、筋肉の質も悪くない。
というか全体的には好き。
ただ、ダート馬としてやるならもう少しバンプアップしてほしい。
ここのところ順調に使えてなかったこともあるので、チャンピオンヒルズでの成長次第では面白い一頭だと思う。
血統
少し緩すぎる気がする。
3/4同血のスマッシャーとの1番の違いは母父。
両者とも欧州血統であるものの、その本質は大きく違う。
スマッシャーの母父はキングカメハメハ。
キングカメハメハの血統はスタミナを内包したスピード馬であり、肉体的な本質は豊富な筋肉を高い運動神経で活躍。
一方、マジカルレイズの母父はハービンジャー。
で、マジカルレイズはどうかというと、
父 →セクレタリアトで柔らかい
母父 →ハービンで柔らかい
母母父 →サンデーは固くはない
母母母父 →サーゲイロードで柔らかい
結論…サムシングロイヤル感が強すぎるので、もう少し固める血がほしい。
スマッシャーの母父キンカメで締めるのはちょうどよかった。
まとめ
血統の項目で緩い緩いといってますが、馬体からそこまでの緩さは感じられない。
ただ、頓挫していることや、馬体がもう一息ほしい感じもあり、出資はしてない。
また、ケーヴァラの欄でも書いたように、牝系にサムシングロイヤルを持つマジェウォリ産駒は芝に出ることもあり、芝ならこの馬体のままのほうがちょうどいい。
兄よりも良いと感じるポイントも多く、最後まで見極められるなら見ていきたい一頭。
3,ケーヴァラ
まずは父マジェスティックウォリアーから
なんというか、ケーヴァラそっくりですね
肩の縦に線が入る筋肉の付き方とかそのまんま。
ただ一方でトモの作りは結構違いますね。
マジェウォリは曲飛でしっかり肉の付いたパワー型。
ケーヴァラはサンデー感を感じるスマートな肉付き。
ただケーヴァラに関しては最近の動画は緩んでしまってなかなか判断しづらいのでこれくらいで。
血統
牝系はパワーの塊。
フジキセキもパワー系サンデー。
ジェイドロバリーはパワー系のヌレイエフの甥。
5代母に至ってはアメリカのパワー系名血の展覧会。
そこに緩衝材としてトニービンとアルゼンチンの異系血脈エルセンタウロが入っています。
5代母パワー
→ステイヤー
→ステイヤー
→パワー
→パワー
と累代しており、順番的にはそろそろ緩ませたいところ。
そこに柔らかなサムシングロイヤルの影響の強いマジェスティックウォリアーは良いのでは。
本当は、活力のあった3代母のヨドセンリョウを刺激したいので、ヨドセンリョウが持っていないセクレタリアト的なボルキロよりも、持っているトニービン的なナスペリオンのほうが面白いのではと思わなくもない。
全体的には父からボルキロ、母からナスペリオン、ミスプロとミルレーサーからナスキロフリートと柔らかさの総合商社になっている。
馬体
そういったことからも、馬体は斜尻でゆる気味。
ダート馬にしては柔らかすぎ感じもあり、トモが流れるのも気になる。(これに関しては約2ヶ月育成がストップした影響もありそう)
また、繋もダート馬にしては長いし寝ているので、余計にパワーを削がれてしまうのでは。
パワーがつけばむしろ武器になると思うので、どこまで成長できるかがポイントか。
または、フジキセキ・ジェイドロバリー・トニービンならば短い距離で誤魔化しながらなら芝でやれたりするかも。
余談が過ぎました。
まとめ
頓挫が多すぎてなんとも言い難い。
とりあえず本州に移動してからの評価を聞いてからでも良いんじゃないでしょうか?急成長する可能性もありますしね。
フジキセキの持っているワイルドリスク、トニービンの持っているハイペリオン(リファールもハイペリオン的)がハマれば芝向きな気がしてきますがどうでしょう?
2023/6/27了
他の馬は
Coming Soon………
書き足していきます。
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