カペラS(G3) [重賞最終見解]
2023年12月10日(日)
中山11R カペラS
過去5年のカペラSは、複勝圏内に好走した15頭中11頭が前走3着以内の好調馬。
JRAのカテゴリーの中では数少ない古馬のダート短距離重賞ということもあり、基本的には近走好調馬が有利のレース。
また、JRA唯一の中山ダ1200m重賞ということもあり、リピーターの好走率が水準以上に高い傾向も顕著。
近2年連続連対のリュウノユキナ、2020年1着&昨年3着のジャスティン、2020年3着&2021年1着のダンシングプリンス、2018、19年で連覇のコパノキッキング等々、近年でも該当の好走馬は多数。
リュウノユキナは、前走JBCスプリント(大井1200m・G1)3着からの臨戦過程。
過去5年の当レースは、複勝圏内に好走した15頭中11頭が前走3着馬。
基本的には、近走好調馬が有利の傾向も特徴的のレース。
父ヴァーミリアンはキングマンボ系種牡馬で、カペラSは2021、2022年と近2年連続連対の実績馬。
カペラSはダート重賞としては珍しく、芝中距離指向の強いタイプも走りやすいレース。
中でも父か母父サンデー系orキングマンボ系血統馬は、過去5年で全勝、4人気以下で複勝圏内に好走した5頭も全馬が該当する特注系。
従来のダート短距離戦とは異なる才能が問われやすいからこそリピーターも走りやすく、その典型と言えるキャラクター。
ベルダーイメルは、前走武蔵野S(東京ダ1600m・G3)6着からの臨戦。
昨年の勝ち馬リメイク、2019年の勝ち馬コパノキッキングは、何れも距離短縮ローテ馬。
前走武蔵野Sからのローテーション、かつダ1200m初出走という意味では、2021年6人気3着オメガレインボーと全く同じパターン。
父オルフェーヴルは、言わずと知れた3冠馬で、芝中長距離指向の強いサンデー系種牡馬。
2020年の勝ち馬で、昨年も3着に好走したジャスティンもオルフェーヴル産駒。
例年期待値の高いスタミナ指向の強いタイプで、デビュー以来初のダート1200m戦出走の今回は覚醒も。
アイスリアンは、連勝中の勢いのあるローテーションで、芝中距離指向の強いディープインパクト系キズナの産駒。
ダート短距離戦としてはクセの強いコースだけに、上級条件の中山ダ1200m戦で勝利実績を持つことも強調材料。
推奨馬
リュウノユキナ
ベルダーイメル
アイスリアン