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【1話完結】Hierarchie

はじめに

 この小説は暴力的表現、性的表現がございます。御理解の上、ご覧ください。
 18歳以下の方はご覧頂けませんのでご了承ください。

Hierarchie

 ここは私立インペラートル学園。いわゆる御曹司や令嬢が集う華やかな学校だ。煌びやかで華やかな広告が掲示され、メディアでも取り沙汰され世間一般では好印象を抱かれている。一方でその中の実情はそうとは言い難い。決定的な階級社会がそこには存在している。大企業の御曹司、政治家令嬢がトップ、医者の息子や弁護士一家などがそれに続き、一般家庭、それでも年収4桁万円あるのだが、そのあたりは凄まじく冷遇される。そんな学園で起こったある日の出来事を紹介する。
 「ごめんなさい!」
 このような学校でも男女間の惚れた腫れたの関係は思春期なので頻繁にある。その中で今、お断りをしたのがアヤネだ。
 アヤネはこの学校では最下層階級の一般家庭の出身。一方で、今フラれたのが最上級御曹司のカズヒサだ。
 「そうか、分かったよ。ごめんね。」
 カズヒサはバツが悪そうにアヤネの前から立ち去った。カズヒサはこの学校でも有数企業の御曹司。それゆえに学内では見えない形での発言力や権力を学内で持っていた。カズヒサはバツが悪いまま、ある部屋に向かった。
 「あら?もしかしてフラれたの?」
 その部屋に居たのはリエという女がいた。このリエもカズヒサに負けず劣らずの大令嬢だ。このカズヒサとリエは今までの人生で失敗した事や自分の望み通りにならなかった事はない。何故ならば、それを揉み消す財力と権力と発言力を持っていた。
 「顔に泥を塗られたよ、顔だけが良い下級人に」
 カズヒサはリエに吐き捨てるように伝える。
 「顔だけに注目するからよ。でも、身の程を弁えさせてあげなきゃね。貧乏人のくせにうちの学校の門をくぐってるのは誰のおかげかってことがわからないとね。ね、学長?」
 その部屋の隅に鎮座していたのはこの学校の学長だった。学長や校長クラスの人間をもリエやカズヒサは支配下に置いていた。もっともその理由は至極簡単なものだ。
 「えぇ、リエ様やカズヒサ様の御両親からは多くの寄付金を頂戴しているおかげで、当校の外観が美観が保たれ、秩序が生まれ、平穏な学校生活が行われているわけです。」
 「そうよねぇ、私たちのお金がなかったらそうはうまく運んでないわよね。」
 両親の金なのだが、令嬢や御曹司には関係のないことだ。
 「えぇ、寄付金を支払えない方の分も負担していただいております。」
 「方なんてつける必要ないわ。寄付金も出せない貧乏人は誰のおかげでここで学べるのか、身の程を弁えてもらわなきゃ。」
 「さすがだね、リエ。僕もその胆力を見習わなきゃ。」
 「カズヒサも物好きはやめて、さっさと私と付き合いましょうよ、私たちしか釣り合わないんだから。」
 「今回の件で懲りたよ、顔に泥を塗った下級民をどうしてやろう。」
 「学長?防音のピアノ室が1つ空いてたわよね、あそこの窓を封鎖して私たちに貸して?」
 「もちろんです、すぐに手配します。」
 「何をする気だ、リエ。」
 「下級民どもの見せしめと、わたしたちに逆らうとこうなるわよって分からせるのよ。」
 その日から約10日が経過した時だった。アヤネのクラスにある教師が訪れる。
 「アヤネ、学長たちが面談したいと言っている。こっちにきてくれ。」
 アヤネはそんな要件の覚えはないため訝しんだが、教師からの指示ではやむを得ず従わざるを得ない。アヤネは教師に連れられて歩を進めるが、それは職員室とは全く異なる方角だった。
 「あの、先生、学長はどちらに・・・?」
 「あぁ、ピアノ室の中にいらっしゃるよ、外に言葉が聞こえないように各生徒と面談していらっしゃるんだ。」
 アヤネは疑問を持ちながらもピアノ室の前に到着した。
 重い防音の扉を開けるとピアノの音が綺麗に反響するように窓すら設置されていない、綺麗な木目で作られた高級なハーモニーホールのごとく装いのピアノ室に入った。
 「お前が悪いんだぞ。」
 先にアヤネを部屋に入れた教師が背後からチョークスリーパーの要領でアヤネの首に太い腕を巻きつけアヤネの身体を反らせる、油断していたアヤネの意識を遠のかせるには充分だった。
 脳への血流が戻れば気も戻る。アヤネの意識が戻った時にはピアノ室だった部屋からピアノも撤去されがらんとした「元ピアノ室」になっていた。
 「全く、貧乏人の娘がカズヒサ様の好意を無碍にするとは。」
 意識が戻ったアヤネに嫌味をぶつけるのは学長だった。
 「え、学長・・・?」
 「え?ではないわ、このクソたわけが。貴様と貴様の両親は我が校に何一つ貢献していない中、この校内で生活出来るのは誰のおかげだと思っている。リエ様やカズヒサ様のお心遣いがあってこそだ。それを貴様は無碍にしたのだろう、恥を知れ、恥を!」
 アヤネはいきなりの罵倒に混乱した。
 「私が何をしたって言うんですか?!」
 「あーら、カズヒサを振ったじゃない、しらばっくれないでよ。」
 罵倒する学長の背後から現れたのはリエだった。そして、仲睦まじく横にはカズヒサが立っていた。
 「アナタがカズヒサに恥をかかせたから、私たちはあるべき関係になったんだけど。無性に腹が立つのよ、アナタなんかみたいな下級人種が私のカズヒサに恥をかかせた事実が。」
 「恥なんか・・・!?」
 「僕を衆目の前で振っておいてよく言うよ。」
 「そんなつもりじゃ・・・。」
 「あーあー、そんなことどうでも良いのよ、アヤネ。あなたのつもりなんて何の価値もない。私たちは日本の中枢にいる人間、貴方は下級民の上級、まさに下の上。勘違いした人間がどうなるのか、階級の差を分かってない子にはお仕置きしようとカズヒサと決めたの。」
 リエは下卑た笑みを浮かべてアヤネを見下す。今までの人生で何一つ不自由を覚えたことのない人間だけが出来る下卑た笑みだ。
 「そう、もう、僕にとっても君はどうでも良い人間だ。まだ、僕とリエはプラトニックな関係なんだが・・・将来的にはきっとそうは言っていられない、情熱的な夜を過ごすこともあるだろうが・・・。」
 「私たち、そういうのは勉強してこなかったから・・・。そこで、アヤネを使って学ぶことにしたの。」
 「一体どういうこと?!わけわかんないわ!?」
 「わけなんて分かる必要ないわ、あなたは替えのきくモルモット・・・いや、モルモットに悪いわね、可愛いし一所懸命生きてる。そうねぇ、奴隷?飼い主?まぁ良いわ、私たちのためのなればそれで良いのよ、あなたは。」
 「そこで、リエ様とカズヒサ様の御希望に応えるべく、貴様のようなクソたわけに対しての見せしめのためにも、私たちが一肌脱ごうというわけだ。全て貴様が悪いのだ。この学舎の基本のきの字すら分っとらんボンクラに言っても意味がないだろうがな。おい、入れ!」
 「学長、ここ声が漏れないんだから聞こえるわけないじゃない。」
 「まったく、こんな学長じゃ困ったもんだ、でも、ここは協力してあげよう。」
 カズヒサが元ピアノ室の奥にある木目のある部分を叩くとドアからこの学校の所属している教師、警備員、守衛、清掃員、ありとあらゆる人材がなだれ込んでくる。総勢で20名程だろうか。
 「コイツらはな、リエ様やカズヒサ様、あるいは既に卒業された方々の寄付金によって給料を得て、更に過去にあった借金やローンなどを全て返済した代わりに絶対の忠誠を我々に誓っている人間だ。貴様のような寄付金もなく、のうのうと校舎で過ごしている人間に対して、寄付金を超高額提供してくださる方々が同じ扱いであって良いはずがない!!」
 「我々は全ての忠誠をエンペラートル学園に!!」
 「そういうことなの、アヤネ。今日、今から貴方に起こることは今度編集してインターネットにも流布するからしっかり意識してね。」
 「リエを満足させてあげられるように僕もしっかり学ばせてもらうよ。」
 「もう、カズヒサったら。じゃ、始めて。」
 リエが号令をかけた途端、20人がアヤネに襲いかかる。
 「キャーーーー!!何を!!」
 アヤネが抵抗する間も無く制服は服から布、そしてゴミへと姿を変えた、身につけていた下着もひきちぎられ、圧迫痕だけが残り、アヤネはあっという間に素っ裸にされた。
 「やだ、下級民は体毛の処理すらやって無いようよ。」
 「男性ですらケアをする時代に・・・女性でそれは見るに堪えないね。」
 素っ裸にされたアヤネをリエとカズヒサが見下しながら一瞥する。アヤネはたしかに陰毛や下肢などの体毛のケアは怠っているようだった。
 「やだ、こんなのじゃ参考にできないわ、炙ったりカットしたり剃ったりさせて。汚らしいわ。見ていられないもの。」
 「まったくだね、体毛のケアは身だしなみの一つだというのに。」
 「承知いたしました、おいクソたわけ。裸になっても御二人にご迷惑を掛けるか!おい、誰かハサミと剃刀持ってこい、ライター持ってるやつは出せ!」
 学長はライターを受け取り、1人はハサミとカミソリを探しに行った。
 「やめてぇぇぇぇぇ!」
 「えぇ、やかましい、声すらイラつかせるな、貴様が熱帯雲霧林だからこうなるのだ!」
 学長はアヤネの陰毛を根本の部分で摘むと毛先から中程までを一気に炙った。独特の匂いがピアノ室に広がり、アヤネの叫び声がこだまする。
 「やめてよぉぉぉぉ!」
 「貴様、学長にも敬語を使えんようでは社会性すら乏しいな!」
 アヤネがすること一つ一つに罵詈雑言がぶつけられる。そこにハサミと剃刀を持った男が戻ってきた。炙られた陰毛は焦げ落ち、残った根本の部分は剃刀とトイレに添え付けられていたハンドソープで処理された、下肢はもっと雑にほぼ何も付けずに剃刀で剃られた、肌が荒れ、所々は傷となり、わずかな出血すら見られた。
 「うぅ・・・なんで・・・。」
 アヤネは目から涙がとめどなく溢れた、尊厳もへったくれもない人間とは思えない扱いを今受けている。世間で見たらアヤネだって十分令嬢だ。だが、絶対的な格差によって悲惨な現実に突きつけられている。
 「なんか、悲劇のヒロインぶってるけど、これからなんだけど。」
 「うううぅ・・・あと、何があるのよ・・・。」
 「話を聞かないのも悪い癖だ、僕とリエが情熱的な夜を過ごすには知識が足りないって話をしたじゃないか。だから、アヤネで勉強させてもらうんだよ。---------子作りの。」
 「えっえっ?!」
 「じゃ、皆さん、しっかり学ばせてくださいね、僕はこんな下級民族には興奮できないから見学に集中します。」
 今度はカズヒサの号令がかかると全裸のアヤネに周辺の男が襲いかかる、必死にアヤネは抵抗するが20対1では抗う意味は無かった。
 「このたわけを押さえつけておけ。」
 「やだぁ!やだ!」
 「学長の私が最初に刻み付けてやらねば教育になるまい、若い頃は『種馬のフトシ』と呼ばれた私が貴様知らしめてやろう。」
 周りのアヤネを押さえつける男たちが口を開く。
 「学長は養育費の支払いが滞ってこの学園に来たと噂で伺いましたが、その噂は本当でしたか。」
 「ふん、認知させられた者が12名、家庭内扶養した者が5名、おそらく私の子だろうという者は30名はおる。」
 「汚い!やめてよ!挿れないでよ!」
 「汚いのは貴様だろうが、たわけが。貴様が無頓着だからリエ様やカズヒサ様が促して処理してくださったんだ、ありがたく思え。」
 「アヤネがその男たちに勝てる力があれば話は終わりなのよ?逃げたモノまでは追わないわ。それにしても、上から見ると壮観ね、裸の男たちに固定された同級生が股を開かされて50歳は歳が離れた人に種付けされるなんて、まず見れることがないわ。」
 「そうだね、それに学長のは逞しい、さすが種馬だ。」
 「濡れるまで待つまでもないわ、たわけにそんな権利もない、さっさと挿れようぞ。」
 「嫌だぁぁ!やめて!皆、最低!」
 「最低なのに複数人いるのか?なら最低じゃないなあ。低だ、ハッハッハ、アヤネ諦めろ、お前はやっちゃいけない事をしたからやっちゃいけない事をされるんだ。学長が挿れてくださるぞ。」
 周囲の男どもから軽口が飛ぶ。
 「もうよい、よい。挿れるからの。昭和のように鬱蒼としとる女じゃ、男の味も知らなかろう。」
 アナタが経験がない事くらい分かってますよ、何の救いにもならない情報だけど。ニュアンスはこうだ。そして、その推測通り、アヤネの未開の恥肉は学長の馬並みによって開かれ始める。潤滑も無い状態での挿入は痛みが強く、また初めて異物を迎える事での破瓜の痛みも同時に襲いかかってきた。
 「痛い!イタイイィ!やめて!なんでもする!やめて!」
 「何でもするなら、私たちの教材になって、アヤネ。」
 リエが冷たく言い放つと時を同じくして、アヤネの前人未到だった子宮までの道に第一人者が侵入した。アヤネの狭小に保たれた膣壁は学長のペニスにより強引に拡幅され、裂けかけんばかりの張力が加わっている。アヤネはショックのあまり魚のように口角をパクパクと動かすことしかできず、破瓜の瞬間以降は声すら出なかった。
 「えーっ、処女喪失ってあんな感じなのかしら。思ってたのと違うわ。」
 「大丈夫だよ、リエ、僕はもっと丁寧に気持ちよくするからさ。」
 「もぅ、カズヒサったら、本当に優しくしてよぉ?」
 「リエ見てよ、強引に拡げられた膣ってあぁなるみたいだよ。」
 「痛そー。感動もへったくれも無いわね。」
 ギャラリーはこと細かに揶揄して来るが、アヤネ本人は耳にも言葉は入らなかった。痛み、ショック、悔しさ、絶望。様々なものが合わさってアヤネを襲い来る。
 「ぬ・・・抜いて・・・。」
 かろうじて出た言葉はこれだけだった。
 「やっぱりたわけはたわけじゃの、クソたわけじゃ。馴染むまで待っとるだけで抜くわけなどなかろうが。」
 そう言うと学長は徐に腰を引いた。
 「どうせじゃ、子宮まで突いてやろう。」
 パァン!!
 「ぁ・・・・ぁ・・・!!」
 臓物が押し上げられるほどの圧力でのピストン、優しさのかけらもなく、快楽だけを追い求めているわけでもなく、関係性を保つだけの関係でもなく、ただの教材としての素材。それだけのセックス。それだけのピストン。
 「ふん、一丁前に感じおってから。」
 感じてなどアヤネは断じていない。わずかに漏れる苦悶の声さえ、アヤネに敵対する連中には甘美の声に聞こえた。
 「気持ちよさそうだね、アヤネ。」
 「本当。おじいちゃんと孫くらいの年齢差のある相手に無理やりされて気持ち良いなんて淫乱以外の何者でも無いわね、貞操観念がないのかしら。」
 「リエとは違うから、仕方ないよ、教養がないんだ。」
 「そっか、そうよね、無いものねだりしたわ。」
 アヤネと繋がっている学長は鼻息荒く語りかける。
 「ふん、売女の素養はあるのかもしれんな。馴染んできたな、覚悟せぇ。」
 学長が動き始める、まだ、アヤネの内部は侵入に慣れておらず1回の動きごとに異物を探知し痛みとしてアヤネの脳に信号を送る。
 「あっ・・・痛い・・・痛いぃぃぃ」
 学長らはそんな言葉は無視し、固定を続け、学長は強烈な年季の入ったピストン運動を繰り返した。種馬として鳴らした学長の腰使いは見事なもので角度を少しずつ変え、膣壁でザラザラとした触感の部分を入念に擦ったり、円運動を意識したかのような腰使いで自らを高めていく。残念ながら、これらの技術はアヤネを快楽に向かわせるために使っているのでは無い。
 自らの感度を高めるため。
 それだけだ。それをなぜ行っているのか。その答えが出るのにそれほどの時間はかからなかった。
 「学長、そろそろいいかしら?」
 「はい、準備は整っております。」
 「アヤネー?聞こえる?」
 「あ・・・うい・・・ぇ・・・。」
 「返事すらできないの?まぁ良いわ、さっき私たちが貴方になんて言ったか覚えてるかしら?」
 会長もピストンを止め、アヤネに答えを促す。
 「さっさと答えんか、たわけが。」
 「き、教材にする」
 アヤネは何とか答える。
 「はぁー、やっぱり話は聞いてないのね。貴方で勉強させてもらうわ、子作りのって言ったじゃない。あとはネットでも流布するって。」
 「やだ・・・やだ・・・!」
 「やだじゃないわよ、小さい子供じゃあるまいし。それともアヤネはベイビーなの?まぁ、これからベイビー作ってもらうわ。あとね、さっきから動画録画してるんだけど、あなた相当売れそうよ?『学園内で処女喪失子作り!』って感じにして良い感じにしといてあげるわね。」
 リエは一拍置いてアヤネに告げる。
 「じゃ、ママになってね。誰のかは知らないけど。キャハハ!」
 「やだ!やだ!ダメダメ!本当にダメ!今日ダメ!」
 「本当に小さい子供みたいね、駄々こねて。危険日だか何だか私には一切関係ないもの。」
 「さかしいのぅ、お前の口は、ちょっと塞げ。」
 学長が指示して周辺の男が1人、手でアヤネの口を塞ぎ、学長は自らの腰を激しくアヤネに打ちつけ始める、アヤネは声にならない声で叫んでいるが、口を塞がれ四肢を抑えられてはなす術がない。
 「久しぶりだ、この感覚、若い女に種付けするのはやっぱりいいのぅ。」
 学長は最悪に下卑た笑いを浮かべてアヤネの目をじっと見て告げる。
 「出そうだ、出したら許してやるかもわからんぞ。」
 アヤネは涙目で首を必死に振るが、時すでに遅し。
 ビュルルル!!!
 会長の種馬ぶりを表す、大量の精液がアヤネの膣内で放たれ子宮と卵巣に侵入していく。
 射精された瞬間アヤネは身を必死に捩らせるが多勢に無勢。まったく意味をなさなかった。
 「きゃーーー、本当に出したわよ、中で!」
 「壮観だね、生命の息吹が感じられるよ。」
 「でも、私たちの教材としては参考にならないわね、あんなおっさんとガキで子作りすること無いもの。」
 「間違いないね、リエ。僕らはさっさとお暇して。僕らはプラトニックに愛を育もう、まだ子供は要らないよ。」
 「そうね、暇つぶしにはなったわ、あとは、動画の撮れ高だけだから・・・。」
 「そうだね、逆らう気が出ないようにしなきゃ。」
 「学長。」
 「はい、リエ様。」
 「この部屋にいるやつ使って。動画たくさん撮りたいから全員にさせてあげて。私たちもう帰るから。あとよろしく。」
 「承知致しました。」
 「じゃあねーアヤネー」
 「では、失礼するよ、ごきげんよう。」
 2人の去り際にはふとましい男の声が一斉に向けられる。
 「お疲れ様でございました!!」
 「あとは、任せるわよ。生ぬるいことしたらどうなるかわかってるわよね。」
 リエは念押しをして去っていった。その後、学長がその部屋にいる20人の男に指示を出した。
 「リエ様たちの動画のためにもお気持ちを汲むためにも。このクソたわけにしっかりと教育をなさねばならん。容赦はするな。医療が必要な怪我さえさせねば何をしても構わん。」
 「はいっ!!」
 その日から1ヶ月が過ぎたある日のこと。
 「アヤネが帰ってこないんです!」
 「えぇ、でも確かにあの日下校いたしました。学長である私も、担任も、教務担当もそれを確認しておりますので・・・。」
 「それでは学校から出た後の出来事なのでしょうか・・・。」
 「警察の方にはお伝えしましたが、その日は防犯カメラの検査日で午後は学校自体が稼働しておりませんでしたので・・・。」
 アヤネが行方不明になって捜索願いが出て数週。学校にも警察が聞き取りにきた日のことだ。
 「なんか、学長たちめんどくさいことになっていそうだね、リエ。」
 「大丈夫よ、パパに言ってカメラも消したし周辺の人には袖を掴ませたし。31、32、33・・・。」
 「何を数えてるの?」
 「アヤネが万が一バレたらめんどくさいからさ、今、私たち専用にしてる第五来賓室に置いてるんだけど。あの日、アヤネが相手にした数と出されちゃった数を数えてるの。今のところ33人で116回も出されてるのよ。1日で。」
 「あそこなら勝手に入ってこないね、ははは、すごい数だね、これで何もなかったらそっちの方が欠陥だよ。」
 「でしょー?で、ネット配信の方も順調で。」
 「ビジネスになった?」
 「しないわよ、汚いもの。辱めればそれでいいの。」
 「もう、僕らに逆らう気力はないだろうね。」
 「そうね、もう生きてる感覚ないんじゃないかしら。」
 「1ヶ月、毎日同じ目に遭わせたんだものね。」
 「そうよ、その結果は当然これ!」
 「赤い線・・・そうなって当然だね。」
 「私たちに逆らったらどうなるか分かったんじゃないかしら?」
 「リエ?まだ僕の方は終わってないよ、むしろこれから始まるんだ。」
 「カズヒサ?」
 「アイツには1ヶ月なんて生ぬるいよ。ここからは本当の地獄を見せるんだ。日本は少子高齢化・・・僕らには尋常じゃない負担がのしかかって来る、不合理極まりないよ。だったらさ。」

 「まずは、アヤネを使って人間を繁殖させたら良いんだよ。」

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燕城寺 京輔/燕者
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