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19_地方で感じる地元の尊さ

「けーすけ」と申します。

都内での会社員生活が5年半を過ぎた頃、うっすらと妄想していた田舎暮らしを実現させたいと思い立ち、その半年後には長野の山奥で生活をスタートさせました。

地方の施設が地元で成り立っている


私は先日長野県内のスキー場に足を運びました。

ナイターも営業する立派なスキー場です。
長野市はそんなスキー場に車で30分もあればアクセスできてしまいます。

スキー場の近くには温泉施設があり、スキーシーズンだけでなく1年を通して多くの利用客が訪れ心を癒す、地元の方々の憩いの場でもあります。

これらの施設を利用して気付くこと。
それは、施設で働く人・訪れる人が地元の方々ばかりであるということです。

働く方々は、良い意味で着飾ることなく自然な身なりで仕事をされています。
砕けた言い方をすると、お母さん・おじちゃん・高校生のアルバイトさんと称したくなるような方々です。

訪れる方々はその多くが子育て世代のファミリーや地域のおじいちゃん・おばあちゃんで、時々いる若い方々も地元の仲間と訪れているように見えます。

私は長野に移住してから、このような地元感に不思議な安心感や心地よさを感じています。
都会では感じられなかった感覚です。一体この正体は何なのでしょうか。


都会に感じる寂しさの所以


神奈川県横浜市で育った私は、社会人になると同時に東京で一人暮らしを始めました。

東京は、私のように生まれ育った地元を離れ就職や大学進学を機に移り住む人が多くいる場所です。

また、東京近郊のベッドタウンから通勤する人、旅行の目的として訪れる観光客など、多種多様な人が様々な目的を持って集まる場所でもあります。

そんな東京に約6年住んだ私ですが、前述の地元感を感じたことは一度もありませんでした。

当時はそれに気づくこともありませんでしたが、長野に移住した今になって改めて思い返すと、東京で見かける働く人や訪れる人からその人のパーソナリティや本心が伝わって来なかったように思います。

あくまで主観ですが、チェーン店が多くスッタフは画一的な対応が求められること、お洒落で欠点の無いことが美徳であること、働く人が仕事の役割と割り切って演じていることなどがその所以だと考えます。


一方で地方に来ると、皆がありのままいることに気が付きます。

仕事中でも役割を演じたり本来の自分を隠すのではなく、その方のパーソナリティを表しながら等身大のまま接してくださることが多いです。

そんなお店や施設を訪れ買い物やサービスを受けてお金をお支払いすることは、その方やお店や地域を応援することに直結する感覚があり充実感があります。


移住先長野での知り合いや友人作りはまだまだこれからですが、そんな自分でも地域とのささやかなつながりを感じられることは、東京には無かった地方ならでは豊かさだと思う。というお話でした。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

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