#002「大阪都構想」

昨日、2020年11月1日は大阪市を廃止して特別区を設置するか否かの住民投票が行われ、結果は反対多数となった。

難しい話は専門家の方に委ねるとして、この一連の流れから読み説けるのは
 1)「大阪都構想」を公約に掲げた松井知事、吉村市長の再当選
 2)「都構想」が民意ならば、都構想をしましょうと住民投票
 3)やっぱり「都構想はしたくない」という民意
「じゃあ、再当選は何だったの?」という、松井知事や吉村市長のボヤキが聞こえてきそうで、つい、上方漫才の締めみたいだなって思います。
『もう君とはやってられへんわ』『やめさせてもらうわ』

住民投票の結果を見てみると、
 賛成:675,829票
 反対:692,996票
その差、1万7千票ほど。

これが、好景気で経済も順調に回っていて、コロナ禍じゃなければ、賛成多数になっていたかもしれない微妙な数字。

私は「とりあえずやってみて、ダメだったらまた考えればいい」って思うタイプの人間だけど、世の大勢は「やってみてダメだったら今よりひどくなるかもしれない」という不安が勝っていたんでしょうね。先の見えない不安より、「今、ちょっぴりの我慢をした方が、まだ安心」って。なんだか、ここにも関西人っぽいノリを感じます。
『儲かりまっか?』『ぼちぼちでんなぁ』

ものごとには「バランス」と「タイミング」が重要だなぁって、あらためて感じた日でした。

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