なぜ、永続的・持続的な発展を目指すのか?「SDGs」は、そもそもの部分をきちんと考えるべきでしょう。
永続的に成長を目指さなくてはならないとなると、どれだけ過去に成長を重ねても、その場で一息つくことが許されません。
そんな「成長」に意味があるのでしょうか?
私は常に「いま」、一息つきたいです。
子供や孫や次の世代が一息つくために、先人たちが「何か」を積み上げてきたのではないのでしょうか?
私は、積み上げてきてくれた何かに安心しながら生活することを許容する制度設計を考えたいと思ってきました。それがこのマガジンの主題である「成長しない前提の社会デザイン」ということです。
さて、SDGs = Sustainable Development Goals = 持続可能な発展目標とは、国連サミットで採択されたらしく、いつの頃からか広がっている言葉ですが、
底が浅い
と言わざるを得ません。
そもそもなぜ持続的に発展を目指すのか、をきちんと考えるべきでしょう。なぜなら、持続的・永続的に発展を目指すということは
過去にどこまで発展したとしても
更なる未来の発展のために
この「いま」という瞬間に
一息つけない
社会を前提としているからです。
一般的には、「SDGs」が社会や人や地球にとって「優しい」「良い」ものとして語られていますが、どこまで発展しても息苦しさから抜けられない現代社会の元凶はこのあたりにあるのではないでしょうか。
終わり。
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