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高橋優 LIVE TOUR 2025 ARE YOU HAPPY?の備忘録 (山梨公演・後編②)
後編(ライブ編)①のつづきの備忘録
●オープンワールド
前述(山梨公演・後編①)の通り
立つか座るか
まごついて集中できず。
"世界は君のものさ"の"さ"が
好き。
●ORION
この曲を歌う時の優さんの声は
とても優しい。
大人になってからは友達に対する
素直な感情を言葉にすることが
少なくなったけど
この曲を聴くと
親友と一緒に学生時代に
タイムスリップしたような
気持ちになる。
「いつもありがとう」って
伝えたくなる。
●spotlight
とてもいい流れだと思った。
「ORION」の世界観をそのまま
引き継いでいるような感じ。
優さんの優しさと包容力が
詰まっていてとてもよかった。
バンドメンバーさんたちも
指ぱっちんしたり
手を振ったりステージが華やぐ。
●青春の向こう側
イントロ始まって驚いて襟を正す。
このタイミングで来ると
思っていなかったから。
映像が流れていたけど
目に入れないようにしていた。
初めて聴いた時の感情そのままに
聴きたかったから。
イントロ(アウトロも!)の
荒々しくも儚げな歪みがすごくいい。
こんな歌で讃えられたら
また一歩その先を目指そうと
思ってしまう。
歌詞も曲も神がかっていると
思うんだ。
リリース記念の生配信の弾き語りも
息を呑んで聴いたんだよ
素晴らしかった!
ようやくライブで聴けた。
直立不動で浴びた。
もうライブ終わっちゃう?って
思うくらいフィナーレを飾る
相応しさのある曲だった。
●かくれんぼ
ギターを置いて
一語一語ていねいに辿るような
優さんの歌唱が素晴らしかった!
もはや芸術!
和声さんはチェロを
コジさんはアップライトベースを弾く。
優さんがこの曲を作った時の
切なさとかやるせなさとかを
どうしても想像してしまう。
もう会うことのできない人への感情は
結局いつも喪失感を心に刻んで
現実を受け入れ
無理やり納得させることになる。
「会いたいなぁ…
でも会えないんだよなぁ」
という悲しい気持ちは
「ずっと大好きだよ」って
伝え続けてるのと同じことなんだって
思ったりして納得させている。
このどうにもならない気持ちは
次の「キセキ」が
救ってくれることになる…
●キセキ
「かくれんぼ」の次に「キセキ」
これはセットで聴くのが
大正解なんだとわかった。
切ない思いを包みこんで
肯定してもらった。
何度も聴いているのに
気付くと涙が流れていた。
(私そんなに泣いたりしないのにな…
と思ったけど、この後もっと
泣くことになる)
●雪月風花
優さんがシャツを脱ぎ
エレキのソロを弾く。
次にどの曲が来るのか
なかなかわからなかったけど
イントロのリフを弾いてくれて
わかった。
ここまで座って聴いて
浸っていたけど、ここからは
盛り上がるフェーズなんだな。
優さんからもそのような声掛けがあり
バンドサウンドが加わり
雪月風花が始まるという流れ。
唄う優さんがキラキラしていた。
●ルポルタージュ
安心して、あのスラップが
またここで聴ける!
ずっと座っていたから
足も元気だ、暴れられる!
暴れている時たいてい記憶ない。
さいこー!
●WINDING MIND
大暴れの後のここからの2曲は
また空気が変わる。
アルバムがリリースされてからすぐ
秋田のお友達が歌詞を翻訳して
教えてくれてありがたかった。
歌詞だけ見ると前向きに
捉えることもできるのに
曲調は寂しく切なくて
どんな感情の曲なのか
考えて考えて考えて
ようやく辿り着いた
この曲のイメージがあったのだけど
それを覆すひとことがあった。
「踊れ!」と言うの…。
映像のゆうたろうが誘導するから
合わせて踊れと。
完全にふざけた振り付けなんだけど
メガネの奥の目が
全然笑っていなくて
しかも
「2階の後ろまで見えてんぞ!」とか「いいねぇ!」とか
なんかかっこいいこと言ってくるし
「腰を入れろ」とか指導してくるし
映像もふざけてるし
友達と目を合わせて爆笑してしまった。
アルバムの本当の完成は
ライブで披露してからという
お言葉を一番感じたのがこの時だった。
●高野豆腐〜どこか遠くへ〜
真剣にふざける連続技キタ!
かっこいいのよ、曲は!!
語尾がキレイに伸びて気持ちいいし
演奏だってクールに徹してる。
だけど笑っちゃうのなんでだろうね。
歌詞の哀愁(というか悲壮感?)を
真剣に熱唱する姿と久しぶりの映像
これを見れて嬉しかった、楽しかった!
みんなで「明日の始発で」とか
「最悪一人で」とか歌うの
気持ちよかった!
歌詞間違えたのもグッときた!
●明日はきっといい日になる
前の2曲で温まっているから
一段と元気な
「明日はきっといい日になる」
だったように思う。
たのしかったー!
THE FIRST TAKEも評判がよく
図々しくもただのファンである私でさえ
誇らしいと思ってしまう。
多くの国民に認知されている曲を
作って歌っているなんて
すごく親孝行なことだなぁ
と思った。
お父様もお母様もきっとすごく
嬉しいと思う。
●リアルタイムシンガーソングライター
和声さんの美しいバイオリンソロに
聴き惚れていると
優さんが動くのが見えた。
後ろに設置してあった
引っ越しのハンガーボックス
みたい(もっとかっこいい)な所から
例の革ジャンを取り出し着用。
きゃー!!!!!!!
ほんわかAメロの後の激しいやつ
ステージでみんな暴れていて
めちゃくちゃかっこいい!!
表情が変わっていくこの曲
ほんとにヤバい(語彙力消失)。
MVもだいすき!!
サビ部分で歌う優さんを背景に
歌詞テロップが流れる所が特にすき。
歌の進行に合わせて
ひと文字ずつ表示されたり
フォントが歪んだり
ふわっと風に乗るように
流れて消えていったりと
変化があってとても好き。
特に手書きの描写は
まるで歌詞が生まれた瞬間に
立ち会ってしまったのでは!?と
錯覚してどきどきしてしまう。
(優さんの他のMVでも
特にリリックを印象的に魅せている
ルポルタージュや勿忘草なども
とてもすき)
ただ歌詞を表示するのではなく
歌詞に込められた想いを
視覚的に表現している箭内さんの
愛とセンスが秀逸であると
私なんかはそう思うのであります。
なんとライブでも!!!
このMVが流れるのだ!!最高!!
そうあってくれたらいいな…なんて
思っていたのだ。
MVのことばっかり熱く語るけど
いやいや違うの、
言葉で表現できないだけで
ライブがほんっとにかっこよくて
曲が終わると思わず
「さいこー!!!!!」と
叫んでしまった。
ほんと最高だった!!
おかわりほしかった。
●現下の喝采
本編の最後。
2番の演奏すきすき!
やっぱりかっこよかった!!!!
説明できないけど
好きな音が各所に
散りばめられていて
そこに集中したいから
目を閉じてしまった。
手拍子のリズムにつられて
聞き逃しそうで。
手を挙げたり手拍子したりもするけど
感じたまま身体を動かしたり
普段聴いているような感じで
自由にライブも受け取らせて
もらっている。
みんなそれぞれ自分だけの
曲の受け止め方があると思うから
それでいいと思っている。
過去のライブの写真が
映像で流れていた。
優さんはずっとこんな風に
熱い心で歌を届けて来てくれたんだな。
ふと15周年の今年はどんなお祝いが
できるのだろうと頭をよぎった。
本編終わり
ここまであっという間だった。
「HAPPY」は主役級揃いのアルバムで
どんなセットリストになるのかと
楽しみにしていたけど
過去曲も含めてとてもうまいこと
構成されていると思った。
ストーリー性があるというか
配置がキレイでこのツアーのテーマを
受け取りやすかったと思う。
あんなに楽しかったのに
終わってしまうと急にさみしくなる。
●en/虹
アンコールありがとうと
言って再び登場。
フジQのメガネかけて。
客席にツッコミ任せてくれるのね。
いい茶番だった笑笑!
ミステイクをバシッと決めてからの虹。
この曲はもうライブの定番というか
ベテランの顔をしている感じがした。
●en/福笑い
後述
●en/リーマンズロック
このライブでもどっしりと構えて
最後にエールを送ってくれて
ありがとう!いつもありがとう!
優さんの歌と
チーム高橋の愛と
客席のみんなの想いが
全部揃って
ライブでのリーマンズロックが完成する
(と勝手に思っている)
リーマンズロックが心に響く人は
普段から努力を重ねたり
心を擦り減らしたりしながら
生きている人だと思う。
そんな人たちの日々も
全部この曲にのっかって
シンガロングで昇華しているんだと
そう思っている。
力強く「生きていけ」と
言ってもらえたから
また次のライブまで頑張れるんだ。
●終演
最後の曲が終わると
「青春の向こう側」をBGMに
優さんとバンドメンバーさんが
ステージ前方でご挨拶。
拍手や声援の熱量で
どれだけ胸に響いたのかわかる。
「行ってきまーす!!」
と叫ぶ優さんを
「行ってらっしゃーい!!」と
みんなで大きな声で見送った。
ツアー初日の温かい終演だった。
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●あとがき
「ARE YOU HAPPY?」
ツアータイトルが発表されてから
"幸せ"を意識することが増えた。
自分はどんな時に"幸せ"
だと感じるんだろうかと。
私達の日々には
大きくも小さくも壁がある。
乗り越えたり
あきらめたりしながら生きている。
妥協することって
カッコ悪いかな?とか悩んだりしながら
最適と思える選択をして
やり過ごしている。
そんな日々に疲弊しないよう
自分がご機嫌でいられる瞬間を
たくさん用意しておこう。
おいしいコーヒーをいれよう。
お花を買って帰ろう。
好きな音楽を聴こう。
週末は友達と笑おう。
家族においしい!って言ってもらおう。
笑顔でいる時間が多いほど
「幸せだよ」って
堂々と言えるなぁと思い
意識すると、
壁だと思っていたものは
可能性だと思えたし
がんじがらめにしているのは
自分自身だった。
「幸せ」は
探せばたくさんあるし
いつもそれを見つけられる
自分でいたいなぁと思った。
なーんて思いながらも
このライブに行って
"幸せ"の意味を
"幸せ"の形を
"幸せ"の色を
どう感じとるのか
全く予想もできずにいた。
「あなたは今幸せですか?」
と問われるライブ、
答え合わせができた気がしたのは
この時だった。
あなたが今楽しんでいるのか
幸せだと胸張って言えるのか
それだけがこの世界の全てで
隣でこの歌唄う僕の全て
【福笑いより】
アンコールの福笑いのこのフレーズを
聴いた時の感情
いつまでも覚えておくんだ!!!
幸せだと思えない時だって
たくさんあるけど
こんな歌を唄ってくれる
優さんに出逢えたことで
いつでも自分を導いていける。
幸せだって胸張って言える。
優さんにありがとうって
何回も何回も何回も言いたい!