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秋田CARAVAN MUSIC FES2024 高橋優さんのライブ備忘録

備忘録

秋田駅周辺では"高橋優"の楽曲が
鳴り響いているし
新幹線の発車メロディは
「明日はきっといい日になる」だし
優さんって秋田のHEROなんだな
と改めて思った秋田旅だった。
我らゆあのんのHEROでもあるけどな!




心の準備

ステージ合間の秋田民謡が
すっかり身について
優さんの想いのこもったACMFを
自分の地元の豪華なお祭りのようにも
感じてしまっている
図々しさを持ち合わせながら
各ステージを存分に楽しんだ。
笑ったり、感動したり、ぶち上がったり!


そんな1日の中で
急に人が変わったような
緊張感に包まれるのが
優さんのステージの直前

ちょっと何らかの方法で
精神統一をはかりたいくらいだ。
どんな方法があるのか知らんけど。

来るぞ…来るぞ…
あれ?まだか?
と待つ時間も愛おしい。

グッズを身に着けた
そこのキタニさんのファンも
和義さんのファンのあなたも
みんな浴びてね、
秋田で歌う秋田の高橋優を!

ぬるい押し付け魂が芽生えた頃
その時はきた!

ACMFでしか聴けない
かーっっっこいい
オープニングSEを聴いただけで
既に頭の中が
おかしいことになっていた。

きゃー!でもわぁー!でもない
何か特異な言語を
発してしまっていないだろうかと
後々不安になった。


1日目のセットリスト

  1.雪月風花
  2.虹
  3.オープンワールド
  4.キセキ
  5.はなうた -pray for Akita-
  6.現実という名の怪物と戦う者たち
  7.象
  8.こどものうた
  9.明日はきっといい日になる
10.福笑い
11.現下の喝采


2日目のセットリスト

  1.ありがとう
  2.現実という名の怪物と戦う者たち
  3.オープンワールド
  4.キセキ
  5.はなうた
  6.雪月風花
  7.虹
  8.太陽と花
  9.明日はきっといい日になる
10.福笑い
11.現下の喝采


どんな思いで
構成してくれたのかと
想像しながら振り返ると
それだけでもう尊い。


始まりのありがとう

ACMFでの「ありがとう」は
特別しみる。

思い出すのは仙北市で開催された時の
「ありがとう」
ギターにトンボが止まったのを
振り払うことなく歌い続けた。

トンボに微笑みかけながら
歌う声はいつも以上に優しい。

トンボも不思議と飛び立たず
ずーっとそこにいた。

優しい表情で
「一番近いリスナーだな」
と言ったあのシーンは
私の中ではACMF全体のイメージ
と重なる。

優しくて温かい空間は
トンボだって歓迎する。

例えばモッシュダイブありきの
ライブやフェスだったら
(それはそれでいいと思うけど)
じっちゃ ばっちゃ しったげ踊れ(※1)
とは誘えない。

子どもも大人も
じっちゃもばっちゃも
なんの垣根もなく楽しめて
元気になるフェスを開催したい
優さんの思いを象徴するかのような
あの素朴で優しいシーンを
思い浮かべながら聴いていた。

そこにトンボはいなかったけど
カッパ着たじっちゃも
ばっちゃもいた。

「ありがとう」の
優しい歌詞
優しい歌声、そして
"生きていこう"という言葉は 
どんな時代でも強く心に残る。

秋田を音楽で元気にしたいという
秋田音楽大使の決心、行動力、
県内外から集まる賛同

ここにいる人
ここにいないけど思いがある人
小さな気持ちの粒が
この「ありがとう」に
集約されていると感じて
涙があふれた。



同様に「はなうた-pray for Akita-」
で音楽の力を実感する。

心の中を可視化するような弾き語り。
歌う前に、普段つけている
輪島塗りのアクセサリーに触れて
能登の豪雨に気持ちを寄せていた。


「キセキ」もしかり。
いつの間にこんなに
窮屈で生きづらい世の中に
なってしまったのだろう…と
少しネガティブを感じつつ
それでもこの歌で
励ましてもらうと
見えてくる世界が変わる。

NEWS23のエンディングで終える1日は
静かな怒りを駆動力に変えるという
少し複雑な胸中だったり
する日もあるけど
秋田の優しさに包まれながら聴くと
またちょっと印象が違うんだ。
身近な味方がたくさんいるような
安心感を得てその温かさにまた泣いた。

こういった曲を歌う優さんの声って
本当に優しい。



なーんて泣いてばかりじゃないさ!


ぶち上がり系のあれとかこれとか
たっのしかったなぁぁぁ!!

優さんの熱唱と
バンドメンバーの演奏
天井知らずか!

バンドサウンドって
何かの個性が突出すると
バランスが崩れて冷めてしまったり
控えめすぎたら急につまらなくなったり
するけど(←リスナーのわがまま目線)
チーム高橋は
縦の線と横のつながりがぴったり
だからなんかもう
みんな弾けてるのに
ぴったり合ってるぅ!
みたいな気持ちよさがある。

優さんの歌はいつでも熱いのだけど
久しぶりのバンド編成を
聴いたからなのか
歌が喜んでいるように聴こえた。

おしゃれで心地よく
たまに暴れ出す鍵盤の旋律

キメとかブレイクにワクワクして
ついつい身体が動いてしまう感情ドラム

安定のある重厚感と
ここぞという時の臨場感あるベース

優さんの歌うメロディの
合いの手のように高らかに歌うギター

かっこよくて笑ってしまった。

後方エリアは
「高橋優のライブは初めて」
「ちょっと聴いてみるか」
みたいな方々も多かったと思うけど
徐々に声が出てきて
その方々の
高まってきた感情を
見聞きすることができて
これまた感動的だった。

なんと言っても今回は
「現下の喝采」だ!
なんちゅう曲を作ったのだ!
パワーワードだらけ
ラスサビのシンガロング
チームの演奏力
何をとっても盛り上がる要素しかない!

高らかに「ひとつだけ」(※2)を掲げる
高橋優ラバーたちを見ながら
私もその中に混ざって
手を挙げて歌って
最高に幸せだった。

最後列をぶんどって見ていたから
盛り上がる高橋狂の方々の
"狂"の舞から視界を整えようと
一歩移動すると深いぬかるみに
足をとられそうになってよろけた。
そんな時に限って
「いっちばん後ろまで見えてんぞ」
なんて叫ぶんだよ、あの人は笑
なんでもかんでもお見通しか!
そんな風に思ってしまうほど
ツボに入りまくる
圧倒的なステージだった!

楽しませたい!
楽しみたい!と
客席をも歩き回る私達のHEROが
この先いつまでも
思うがまま歌っていられる
世の中でありますように。

秋田の元気が続きますように。

優さん今年もありがとう!


※1…"秋田CARAVAN MUSIC FES"のテーマソング「秋田の行事」の歌詞引用

※2…新曲「現下の喝采」のサビの歌詞。
このACMFがライブ初披露だが、この「ひとつだけ」に合わせて多くの方が
人差し指を高々と上げていた


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