ELECTRO-HAMONIX Bad stone 個人的レビュー
今回は王道のフェイザー、
ELECTRO-HARMONIX Bad stoneの個人的レビューを。
フェイザーって好きで、同社のSmall stoneなんかも持ってたんですけど、また違ったフェイザーが欲しくて。個人的には8段フェイザーが好きなんですけど、大体が4段だったりするので近しい6段であるコレに目をつけました。
(因みにSmall stoneは4段)
それと、私がエレハモの超ウルトラ大ファンなので。
個人的結論から言うと「王道から飛び道具までイケる。このクセを愛せれば」ですかね。
コントロールはRATE、FEEDBACK(人によってはresonanceの方が分かるか)、MANUAL SHIFT、AUTO-MANUALの切り替えスイッチ。
MANUAL SHIFTはスイッチをMANUALに切り替えた時のみ有効で、ワウの半止めのような効果が得られます。
RATEの幅はかなり広く、0.05から32hzだそうで。(一周20秒〜1秒に32周)
ここまでの幅のフェイザーにはほとんどお目にかかれないかも。(マルチエフェクターに入ってるフェイザーとかDTMプラグインならあるかも)
エフェクトはエレハモらしく、しっかりかかりますね。FEEDBACKを上げていくとエフェクトと高域が上がってさらにクッキリします。
ただ、Small stoneよりかあっさりした味かなぁ。あと、エフェクトをかけたら音量が少しブーストされてる気がしないでもない。
ゆったりかけてアルペジオに合わせるもよし。
カッティングに合わせてもよし。
RATEを最大にしてシンセライクな音を出しても面白いでしょう。
ガンガン歪ませてMANUALモードをリードの隠し味に使うのも良いですね。
MANUALモードにしてディレイの発振サウンドにあわせてリアルタイムでMANUAL SHIFTを操作しても面白いですよ。(ライブなんかでやるなら少し工夫が必要だけども)
欠点は根本的なエフェクトとドライ音の調整ができない。エレハモらしい「クセ」がある。
AUTO,MANUALの切り替えがライブなどでは難しい。RATEが幅広い為に調整がシビア。
コレは王道ではあるんだけどアイデア次第では面白い効果が得られるフェイザーですね。
ココも、エレハモらしいかな。
しっかりかかるフェイザーをお探しの方は是非! と言いたいところなんですけど、結構な人気商品なんですよね。
この記事を2021/5/15に書いているんですが、新型コロナの影響もあり、サウンドハウスさんなんかで入荷したら瞬殺されるくらい人気です。実際買ってみてその人気がうなづけました。コレはみんな買うよ。だって良いもんこのフェイザー。比較的安いし。
個人的には激推しのフェイザーです!
試奏できる機会があれば是非触れて頂きたい。
余談ですが…
基盤上のこのロゴを見てニヤリとする人が一定数いると思う。
もちろん私もその一人です。