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【The Japan Times】日本&欧州が洋上風力発電を加速することを検討:Japan-Europe collaboration eyed to promote offshore wind power

内容自体は難しくない記事でしたが、英文記事として頻出内容が程よく出てきており、マトメております(^o^)

環境負荷が低いため注目が集まっている洋上風力発電をテコ入れするために日本政府として動こうとしています。

要旨

日本政府は、洋上風力発電を促進するために欧州と連携することを検討している。政府および経団連は5月17日に日本の中小企業向けオンラインセミナーを開催するようである。

日本政府は2050年までにカーボンニュートラルを到達する等の環境政策を掲げているが、日本企業は洋上風力発電に関して遅れをとっており、テコ入れをしたい意向があるようだ。

洋上風量の実機を設置することができれば、10,000~20,000点の部品からなる同発電の設備を製造することになり、経済効果は数千億円を見込むことができ、関連する業界にも波及効果が期待できる。

単語チェック

Japan-Europe collaboration eyed to promote offshore wind power

タイトルに、"eye"とあります。これは新聞など頻出の動詞eyeが使われています(※名詞では無いです。eyedという形で"ed"がeyeについていることから、意味はわからないとしても、eyeが動詞であることが予想できます)

「eye:検討する」という意味で使われています。このため、本記事のタイトルでも「検討」という単語を使用しています。


The central government plans to build a supply chain for the promotion of offshore wind power generation...

・offshore wind power generation:洋上風力発電


But Japanese companies lag behind overseas rivals in wind power operations.

・lag behind:(競争相手との)距離が開く
・lag behind in ~:~の点で(~に関して)遅れを取る


... , meaning that there will be a ripple effect on related industries.

・ripple effect:波及効果


文法チェック

Global companies such as Siemens Energy of Germany will be invited with a goal of matching them with Japanese companies capable of making parts for nacelles, which house generators and other wind turbine components.

"capable of~ (~の能力がある)"以下の内容は、Japanese companiesに対して後置修飾をしています。関係代名詞のように後ろから修飾することができます。


Also being considered are exports of carbon dioxide capture and storage technology to the United States and seminars for promoting offshore wind power and other low-carbon technologies in Asia.

Alsoは副詞であり、いきなり"being considered are"が出てきており、主語が見当たりません。これは、情報量が大きくなりすぎた主語(および付帯する情報)を後ろへ配置する倒置文となっているためです。

この文章の主語はexportsおよびseminarsであり、『二酸化炭素を捉えて保管する技術を米国へ輸出すること及び、アジアで洋上風力発電やその他の低炭素に関する技術をプロモートするセミナーが検討されている』という意味になります。


... , meaning that there will be a ripple effect on related industries.

主節の内容をうけて、分詞構文を配置して更に詳細を説明する文をおいています。

最後に

内容としては、環境負荷が低いため注目が集まっている洋上風力発電について、日本政府および経団連がテコ入れするためにとして動こうとしているという簡単なものでした。

しかし、本文内にシレッと大事な文法要素が出てきていましたので、取り上げました。


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