英語の発音が良くなりたい人のためのnote 「I can't fly」の発音方法
私は英語の発音が好きです。中学一年生の英語の授業でその「かっこよさ」に魅了されて以来、ネイティブスピーカーのような発音を目指してきました!
しかし、日本で生まれ育った私にとってそれは簡単な事ではなく...苦労を重ねながら、少しずつ自分の英語の発音を改善してきました。
そんな私が「英語の発音が良くなるためのちょっとしたコツ」をお伝えします!私と同じように英語の発音を「かっこいい」と感じる方たちに届けば嬉しいです。
※英語は国や地域によって発音が異なりますが、自分が学んできた北米英語に基づいてお伝えします。
「I can fly」の発音方法
まず、皆さんは「I can fly = 私は飛べる」をどのように発音するでしょうか?おそらく、このように発音するのではないでしょうか。
I can fly = アイ キャン フライ
その発音で大丈夫です!
「 f の発音が上手くできない…」という声が聞こえてきそうですが、 f の発音はまた別の機会に説明したいと思うので、今回は別のポイントを説明させて下さい。
もちろん、「I can fly = アイ キャン フライ」でも十分伝わります^^
「I can't fly」の発音方法
では、本題ですが…
「I can't fly = 私は飛べない」はどのように発音するでしょうか?
I can't fly = アイ キャント フライ
このように発音する方、多いのではないでしょうか!
それでも間違いではないのですが、残念ながらネイティブスピーカーはあまりそのように発音しません…
順を追って説明します。
「hot pot」の発音方法
実は、アメリカやカナダなどの北米英語では、単語の最後にある「t」を発音しない事がよくあります。
よく使われる例では、「hot pot = 鍋」があります。この単語、皆さんはこのように発音するのではないでしょうか?
hot pot = ホット ポット
しかし、より北米英語のネイティブスピーカーに近い発音するには、このように発音します!
hot pot = ホッ ポッ
※太字を強く発音する
私が初めてこの事を知った時はこう思いました。
絶対に嘘だ…今まで t は必ず発音してきたし、そんな事は誰も言ってなかった!!
しかし、学びを進めていくに連れて、徐々に事実だとわかっていきました。
当時の私にとっては、本当に衝撃でした…
「I can't fly」の発音方法
では、単語の最後の「t」を発音しない事を踏まえると、「I can't fly」の発音はこのようになります。
I can't fly = アイ キャン フライ
「can't」も最後が「t」で終わっているので、発音しません!
……….……….……….???
わかります!皆さんの気持ち、わかります!!私が初めてこれを学んだ時は、こう思いました。
いや、確かに t を発音しないのはわかったけど…
それじゃ「I can fly = 私は飛べる」と「I can't fly = 私は飛べない」が同じ発音じゃん!
大切なのは強弱
お伝えしたように、「I can fly」と「I can't fly」はこのように発音します。
I can fly = アイ キャン フライ
I can't fly = アイ キャン フライ
嘘ではありません!
…が、ここには大切な事が足りていません!!
それは、強弱です!強弱を踏まえて、2つの表現を比較してみます。
I can fly = アイ キャン フライ
I can't fly = アイ キャン フライ
※太字を強く発音する
肯定文は「fly」を強く発音し、否定文は「can't」を強く発音します。
さらに、英語では強く発音する部分は長く発音するので、こうするとより良くなります!
I can fly = アイ キャン フラーイ
I can't fly = アイ キャーン フライ
※太字を強く発音する
ここまで出来れば、上手く伝わります :)
学校の英語の授業では、こんな事教えてくれなかったですよね…
※文脈によって、強弱の部分が変わる可能性がありますが、原則はこのように発音します。
発音の学習は役立つ
今回は「I can fly」と比較した「I can't fly」の発音方法をお伝えしました!しかし、これをすぐに実践で使えない事もあると思います。
その場合は、中学で習ったように「t」を発音しても、「can't」を「cannot」と言い換えても良いと思います。
え…それじゃ、今回学んだ意味はないじゃん!
と思われるかもしれません。
いえ、そんなことはありません!自分は使わないとしても、ネイティブスピーカーを始めとした多くの人がそう発音するのは事実です。
英語の発音を学ぶと、相手の英語を理解する時に必ず役に立ちます!
英語の発音は少しずつ改善できる
英語には「th」や「r」などの日本語にはない音があります。それらを習得するのは簡単ではありませんが、多くの人はそうした発音にばかり注目します…
英語の発音には、今回お伝えした強弱のように、比較的に簡単に改善できる事もたくさんあります。そして、それらを1つずつ改善していくと、英語の発音はかなり変わります!
皆さんが英語の発音を良くしたいと思っていたら、ぜひ簡単に出来る事から1つずつ改善していって下さい^^
今回「I can't fly」の発音を学んだ時点で、皆さんの英語の発音は1レベルアップしています!!