ジョブ理論 - 感想・引用
今回の記事は、世界で最も影響力のイノベーションの権威、 クリステンセン教授が「人がモノを買う行為そのもののメカニズム」を 解き明かした本です。
この記事では、本の要約をするのではなく、輪読会を行うにあたり、私が読んだ感想や本からの学び、一部引用を紹介するものです。輪読会用のメモなので、一般的な記事のようにきちんと整理されているわけではないのでご了承ください。
メモ
「ある特定のシチュエーションで人(顧客)が成し遂げたい進歩を“ジョブ”と呼ぶ」
ジョブを進める手段として、人は特定の製品やサービスを消費する。その行為を「雇う(ハイア)」と呼ぶ
ジョブは、顧客が商品・サービスを購入するかどうかの判断材料である。よって、顧客の置かれた状況により、雇う製品は左右される
ジョブは機能的な側面だけを持っているわけではない。達成することによる感情的や社会的なご褒美がある
感想
この本のように、インサイトを集めて、根本的なジョブを探していくというのは謎解きみたいで面白い。
人が何を考えて、どのように行動するのかを見ていくのは知見に富む。
「ある特定のシチュエーションで人(顧客)が成し遂げたい進歩を“ジョブ”と呼ぶ」
時間的な軸はあまり考慮されていないのかも。
その瞬間、短期の時間軸。
スイッチングコストの高さとそれに値するだけの価値があるのかどうか。
ジョブは多層的でかなり感情に左右される。
直感的にプロダクトを選ぶ。
ここに想起されるものを使う必要がある。
問題の深さや緊急度、ユニークさによって、雇用されるプロダクトが変わってくる。
マットレスの話を聞いて、あのようにインサイトを集めないといけないと思った。
インタビューがすぐ終わるようでは、インサイトの量が足りない。
使っているユーザーに対するインタビューもそうだが、他のプロダクトを使っているユーザーはなぜそれを使うのか。
この分野における根本的なジョブは何なのか?
User interviewのやり方とユーザーのWhyとWantを深ぼっていくのには、工夫がいるなと思った。
どういう欲求があって、何を解決したいのか、今その問題を解決するために何を使っているのか、どうしているのか?
Glaspの例はStrong enoughなのかどうか。
機能的な側面だけを持っているわけではない。達成することによる感情的や社会的なご褒美がある
この部分がソーシャルの持つ強みなのだろうと。
ストーリーが大事。人形の例。
オリジナルWebサイトに足りていないのが、Why、What、Howの部分だと思う。(Substackにはある)
実際にジョブがわかった後も、そのマーケティング方法も工夫が必要。
インサイトに基づく必要がある。
Glaspの例で言うと、なぜか1ヶ月ぐらい経って戻ってくる人がいる。
その人が直感的に何かを想起して、Glaspをジョブのために使っているということになる。
ここで発生しているジョブが、Glaspが解決しているジョブになる。
これを明確にしていく必要がある。
Hookとも通じる。
スイッチングコスト。
想起させる = Activateさせる。
N1分析とも通じる本。
Successful founding storyには、Founderしか知らない隠れたインサイトがある。= Job
デザレットのJobとケースが役に立つと思った。
紙媒体のニュースメディアがどのように生き残っていったのか。
人はニュースを読んだ後も、そのニュースについて気にしている。
人はニュースや起こっていることについて、インサイトを持っていると思われたい。
人は同じ考えを持つ人と集いたい。
ソーシャルメディアを立ち上げ、コミュニティを作っていった。
Chompの時のHidden Insightsに「人は自分が食通だと思われたいが、そのために長いレビューを書いたりするのは嫌だ」というのがあったが、それに似たものを感じた。
Glaspにおけるソーシャルにおけるインサイトだと、「人はある物事についてよく知っている、専門家だと思われたいが、そのために長い記事を書いたり、ソーシャルメディアにたくさんの投稿をするというのはめんどくさい」とかはありそう。
会社が始まった時に、Job型の組織であるが、後にFeature型の組織になるというのが気をつけないとだと思った。
ジョブはコンテクストと因果関係の中にある。
切り口がFeatureとは違う
WantsやNeedsとも違う
2回目も読んでみて、やはりユーザーインタビューとインサイトの質と量がすごい。
ミルクシェークの例も、最初はいわゆる一般的なマーケティング戦略・インタビューが見てとれたが、その後のインタビューとインサイトが全然違った。
Innovationはサイエンス?
どこまで管理・Reproduceできる?
人間の欲求をカテゴライズする、源流があるのであればできるのでは。
引用
この記事で掲載した引用は、Glaspの機能を使ってエクスポートしています。Kindleのハイライトをエクスポートすることに興味がある方は、以下の記事をご覧ください。
また、この本のトップハイライトは以下のリンクよりご覧ください。