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シマノ鈴鹿 5ステージ 2022

どうも、新社会人になり早々社畜予備軍っぽくフル残業してる凡人です。

仕事のせいでサンデーライダーになってしまい霊圧が消えていましたが、今回はシマノ鈴鹿 5ステージに参戦してきました。

経緯としては、オタクでメイドの宮田が「後輩を育成するために一緒に走って色々教えてあげて欲しい」と僕に声をかけてきたからである。
そもそもNerebaniとMKWを掛け持ちさせて頂いて、今年は全く乗れておらずポンコツなので出ないつもりだったけど、せっかく誘ってくれたなら走るかーって。

今回リーダー?である宮田が集めたメンバーは以下の通り。

え、俺だけムッチムチで太ってね...😇

左から、ユーゴ・僕・宮田・天翔・ヒロム・むらたく の計6人。
宮田は昨年の全日本選手権にサポートで着いて来てくれた良い奴。たまに訳分からんこと言うけど5ステに熱い想いがありそうだったので賛同した。
ユーゴむらたくは中部大学らしい。宮田が主に育成しようとしている主要メンバー。
そしてジュニア枠の天翔ヒロム。天翔は僕と同じイナーメでよろしくやってる。ヒロムは宮田の母校である名電在学中の2005年生まれ(若すぎ)。
僕と宮田が最年長者で、残り4人はまだまだ伸び代だらけの期待のホープ達。

そんな若さが取り柄な即席チームの結成です。
そしてチーム名は宮田が考案してました。

FAST√MADE

即席で組んだチームっぽくていい感じ。
決して宮田がメイド喫茶が好きだからって訳じゃないらしい(本当はどうかな...😑)

Designed by U5 @U5_design

そしてユーゴがデザイナーも兼任してくれて即席とは思えないイカしたジャージを作ってくれた。
いいセンスだ。

前置きが長くなってしまいましたが、僕らのチームメンバー紹介はここら辺にしてレースレポ本編へどうぞ。


使用機材

RRモード
フレーム:PINARELLO Dogma F8
コンポーネント:SHIMANO Di2(クランクはFC-9000にQ-rings,CarbonDryJapan V3 PLUS)
ホイール:ENVE SES3.4 TU / ChrisKing hab
タイヤ:Continental competition 25c
ENVE × CKは神です。
TTモード
フレーム:PINARELLO Dogma F8
コンポーネント:SHIMANO Di2(クランクはFC-9000にQ-rings,CarbonDryJapan V3 PLUS)
ホイール:Easton EC90 AERO55/Zipp Super-9
タイヤ:iRC formulapro/Continental Attack
オプション: DHバー
Support by  ぼっちんさん

8/20(土) Day1

シマノ鈴鹿HPより
有名な国際コースを走れるなんて贅沢

第1ステージ ロードレース 29km

久しぶりのレースにクソほど緊張しつつも、これから始まる2日間で5連戦の幕開けにワクワクしていた。
まずは5.8km×5周のロードレース。
個人的には何とか怪我なく無事に終わればいいかなって感じ。
できるだけこの初戦でレース感を思い出して感覚に慣れたいところ。

1人でスタートジャンプアップ

スタートからできるだけ前で展開するように心がける。
自分が前にいることで誰かチームメイトが前に来やすくなるのと、脚に自信が無かったのでできる限り前で走って無駄な力を使わないように省エネ心がけた。

この写真知ってる人しかおらん

何回か逃げに乗ろうと反応するも自分のキレがなくついていけず1回しか乗れなかった。
そして目の前で勝ち逃げとなった逃げをまだ大丈夫だろうと見逃してしまった。
あの時キツくても乗っておけばとタラレバが尽きない。

ジュニア2人組の保護者

その後は宮田とジュニア総合を狙う天翔・ヒロムをゴール前まで引っ張るお仕事へシフト。
集団内真ん中よりやや後ろまで下がって宮田天翔を確認して合流。
天翔に「圭さんの後ろにいるんで!お願いします!」と言われしゃーなし連れてったるわ!って感じで位置取りを開始。
前方はごちゃってたけどお構い無しで行けそうな位置を探す旅。
僕がコース左側に寄った時に宮田は右側に寄ってて、天翔を発射するしかなくゴール前まで。
あとは頼んだとばかりに加速していった天翔を見届けて自分もゴール。

うーんなんとも言えん順位

宮田はしっかりシングル取っていて、流石だなぁと思った。本人は悔しそうにしてたけど。
天翔もしっかりジュニアではトップ順位でゴールしていて、ゴール前までアシストした甲斐があったなと。

ゴール後すぐにダウン用のローラーとジェルと飲み物を用意してくださったサポートの皆さんにはとても感謝した。こんなに選手ファーストなのはなかなかないんじゃないかなってくらいには感動した。
本当に助かりました🙇‍♂️

第2ステージ 個人TT 2.3km

さぁやってまいりました。
これこそ個人の実力が試される真の競技。
東ショートコース1周のITT。
この競技の為だけに借り物徒競走で何とか機材で楽しようとした。

ユーゴのやる気ポーズと
むらたくのスカした顔好き。

このためだけに用意したTTヘルメット。
かつて5ステTTで優勝を飾ったオンダ・タクから譲り受けた最強のヘルメット。
エイリアンみたいな見た目がいいんだなこれが。

誰やねんお前。頭の位置高すぎ。

走順で僕の前は静岡に住んでる愛知県民(仮)のしーまさん。
スタート後の上りでしーまさんと3秒差くらいまで詰めたんだけど、そこからがメンタルへし折られた。

下りで異次元な加速を見せつけられみるみる離されていく。あまりに速すぎて自分が遅すぎるのかと思うくらい。
マジで泣きそうになりながら前を追う。

だから頭の位置高すぎだって。

DHバーがもう少し低い位置にあったら完璧なんだけどなーって感じ。
頭高すぎて無駄な空気抵抗を受けていた。
死ぬ気でゴールまでもがいて何とかゴール。

もう少しスタートとかライン取りが良ければなーって感じなタイム。
順位も一応上から数えた方が早いけどもうちょっと行けたかなーって感じだった。

第3ステージ チームTT 23.2km

5ステージの中で1番重要なチームTT。
5.8km×4周する。
ここで大幅に遅れると総合順位大きく影響するので何としても最小限抑えなければならない。
特にジュニア総合がかかっているのでより頑張らなければならない。

作戦は僕がペースメイクしながら宮田と2人でメインで引き、ジュニア2人組は何としても最後まで残ること。
中部大の2人組はできる限り最後まで頑張ってもらう。

僕らの1つ前を走るブレッツァにはジュニアの西尾いるため、何としても追いつかないと天翔のジュニア総合が持っていかれてしまう。
追いつこうと限界ギリギリでペースメイクしながら追う。
だが天翔とヒロムがきつそうで少し抑え目で走ることに。
結果ブレッツァは前に遠のいて焦り始めた。
チーム内唯一のTTバイクである宮田はかなりセーブして走っていただろう。
チーム内の走力を考慮したペースを作るのってすごく大変なんだなって実感した。

この競技はハンマーチェイスみたいなカオスなチームTTなので、他チームに便乗して混走になるのが鉄板。
ならとことん利用してやろうじゃないかの精神でライン取りを選ぶ。こういうのは僕が得意とする走法なので誰にも引かせず、同時にチームメンバーを休ませられるという一石二鳥なプラン。
もはや普通のTTとはかけ離れた競技。

下りは任せろ。
ジャージの色合い神ってる😇
この写真お気に入り

ユーゴとむらたくもキツそうではあるけど必死に着いてきていたし、天翔とヒロムはこまめに声出してくれるので状況が把握しやすかった。
思ってたよりまとまってるやん!

最後まで何とか宮田と僕メインで頑張って引きながら、最後の下りは自分が引ききって最終コーナーで宮田にバトンタッチ。猛プッシュでゴール前まで引っ張ってもらい天翔・ヒロムと僕の3人横並びスプリントでゴール。

結果は8位。
ブレッツァの西尾がメカトラで遅れ、運良く天翔のジュニア総合は死守できた✌️

即席で練習も満足にできてない中で、思っていたより上手くまとまって走れて良かった😊
でもまだまだ早くなれるなって思うところもいっぱいだったし伸び代いっぱいだね👍


8/21(日) Day2

第4ステージ クリテリウム 11.5km

5ステージの中で1番危険なレース。
東ショートコースを使った2.3km×5周のとても短いクリテリウム。
速度と密集度が危険と言われている要因。
無傷で帰ってくることと、ゴール前で宮田をアシストするのが目標。

パラパラと雨が降り始めていたので空気圧を下げれるよう前後ともホイールをイーストンに交換しチューブレス恩恵感じまくった。

コースレイアウト的に登りと下りしかないので、スタート直後からハイペースな展開が続いた。
チームメンバーの位置を把握しながらも、できる限り前で展開することを心がける。

端っこにギリギリ見える僕

最終コーナーまで前方キープしながら、宮田を探すも見当たらず。
調子が良さそうだった恭司郎さんの番手について構える。
左から豊田さんが飛んで行ったのですかさず真後ろについてスプリント。

大学の後輩のおもてなし係たか村を刺せなかった。

何とかシングルリザルト。
ちょっぴり嬉しかった。
でも宮田をアシストする目的が果たせなかったので反省。
次の最終ステージでは絶対にチームに貢献すると誓った。

第5ステージ ロードレース 40.6km

泣いても笑ってもラストの5ステージ。
5.8km×7周のロードレース。
総合を守りたいNerebaniと何とかして総合を奪いたいHSSTやMKWといった面々がバチバにやり合うのが予想された。

僕らの作戦は、できる限り逃げに乗るチャレンジをする。そして天翔をジュニア総合優勝にさせることだった。
個人的にはシングルでゴール出来たら嬉しいなーってくらい。
今度こそ宮田と天翔をアシストする。

脚の調子も良かったので常に前で展開をする。
HSSTの恭司郎さんが乗りそうな逃げはできる限りチェックすることを心がける。
序盤に宮田と一緒に逃げを追う場面ができたが、大学の後輩でブレッツァの髙村が協力してくれて3人で逃げJOIN。
追いついたけどNerebaniに即吸収された。
その後もアタックがあり、ブレッツァ髙村とFラントレインを組んで何度か逃げへトライするも全てNerebaniに潰された。

恐ろしいですNerebani...

その後はメンバー全員の位置を把握しながら今後どうするかをこまめに話す。
4ステージで宮田がアシストいなくて困った話を聞いて、最後こそはアシストする気で位置取りをすることにした。

宮田と天翔が自分の後ろにいることを確認しながら最後の下りへ。

しれっと割り込む高木ぃぃ!
激しい位置取り争い
HSSTをマーク

最終コーナーで割り込みをブロックしながら先頭から6番手くらいで立ち上がる。
我ながらいい位置に着けて完璧な展開だった。
かなり脚を使ったのでスプリント開始のタイミングがワンテンポズレたけど何とかもがく。

あれ、宮田と天翔全然前出てこないやんって思ったら斜め後ろでもがいてた...
後で聞いたら天翔がイン側のパイロンにビビってしまって失速したために宮田も失速したらしい。
こうなったらできるだけ最後までもがくしかないと覚悟を決めてもがききってゴール。

また9位

何とかシングルリザルト。
いや、また9位かい。
髙村強ぇ...。


5ステージを振り返って

5ステージを終えて個人総合は23位でフィニッシュ。
ほぼ練習出来なかった割には意外と動けたし、ある程度余裕もって走れてて良かった✌️
でももっと楽しめる脚を身につけたら違う結果だったんだろうなと悔しさもある。 

ジュニア総合優勝🏆

僕らの目標だったジュニア総合優勝を天翔が勝ち取って達成してくれた👏✨
マジでおめでとう🎉
またドライブも行こうな🤟

ヒロムも天翔と1秒差と惜しい結果になったけど、いい経験になったんじゃないかな。
まだ高校生なんだしもっと強くなれる!

さっきの写真別バージョン

ユーゴとむらたくもよく最後まで走りきったね。
ユーゴはチームTT終わりにすごく落ち込んでてかなり心配したけど、何とか持ち直して翌日のクリテからしっかり走れてて安心した笑
むらたくはたまに前の方で走ってる時もあってやるじゃん!ってなったし、チームTTでは脚つって辛いのに我慢して着いてきてくれてマジでカッコよかった😎
2人ともまだまだ伸び代だらけだからもっとレース出ようね!

最後にリーダーの宮田
このチームに誘ってくれてありがとう😊
誘われてなかったら多分全く自転車乗ってなかったと思うし、おかげで乗る目的ができて楽しくレースを走ることが出来た。
各ステージであまりアシストできなくて申し訳ない気持ちもある。
特に最後の第5ステージ終わりは悔しさがすごく伝わってきた。
もしまた一緒に出る機会があれば、次こそちゃんとゴール前まで運ぶよ。

そしてサポートしていただいた皆には感謝しかない。
僕らが集中して走れるように気を使ってくれて、各ステージ後には絶対炭酸とジェルを渡してくれていた。
ありがとうございました!

天才メカニック サイガさん
頑張ってたあゆかちゃん
あらさんと山田監督

今回即席とは思えないくらい充実した2日間を過ごせてとても楽しかった。

大人の部活みたいで、またこのチームで走ってみたいなって思えるようないい時間だった。


ここだけの話、社会人になってからもう自転車はやめようと思っていた。
でも今回シマノ鈴鹿に出たおかげでもう少し自転車競技を続けて見ようかなって気にもなった。

来年も5ステ出れたらいいな。
そしてまたいつかどこかでFAST√MADEが再集結することを願って。

ではまた👋

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