蜃気楼

もう二度と戻らない 想い出が眠るこの場所へは
背中を照らす木漏れ日が変わらず朝を告げた
もう決して迷わない 夢から覚めた瞳の奥に
そっと見つめていたくて 幼い日々の恋の跡を

唇にそっと触れていたくて 隠せぬ想いは胸の中
噛みしめた苦みは人知れず揺らめく幻のように

迷ってたどんな時も 優しさが時に傷つけた
ただ願いは叶わなくても友達よりも近付きたくて
きっと気付いていたのに 言葉にもできなかった
変わらず訪れた朝に幼い日々の跡 鮮やかに

不意に感じた風の香りに遠い日の想い出が胸をよぎる
忘れたはずなのに 木漏れ日から光があふれて
ひとつ季節が変わる頃 別れは誰のせいでもない
白いままの地図 零れる涙は去りゆくあなたをそっと包み込んでゆく

迷ってたどんな時も 優しさが時に傷つけた
ただ願いは叶わなくても友達よりも近付きたくて
きっと気付いていたのに 言葉にもできなかった
変わらず訪れた朝に幼い日々の跡 鮮やかに

幻にも似た日々に焦がれて 遠いあの蜃気楼の中で
淡い想い 儚い願い いつもの場所に帰るから忘れないでいて

Song&Compose by kei

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