【甲状腺がん】放射線ヨード内療法を受ける。~前編~
こんにちは!
keiです。
甲状腺がんと診断され、
2023年9月に甲状腺全摘、
右頸部リンパ節郭清、
縦隔部リンパ節郭清の手術を受けました。
術後の経過もよく、
反回神経麻痺なしだが、声枯れは1ヶ月程度。
裏声が出るようになったのは1月中旬。肉芽発生で声が出しづらいのが2ヶ月くらい続いた。
肉芽の出現から消失までの期間は約3ヶ月。精神面は11月頃から不調。1月末くらいに復活。
と、こんな感じでした。
そして手術から約4ヶ月後、
2024年2月にヨード治療を受けました。
その詳細を記録したいと思います。
🔸ヨード制限食について
入院4週間前からできるだけ
ヨードを含むものは避けるように
言われていました。
4週間前は外食してもいい、
はっきりと「昆布」と書いていなければ
そこまで気にしなくてOKとのことで
この頃はあまり気にせず食べていました♪
入院2週間前から徹底してヨードを避けます。
病院からヨード制限食の冊子をいただき、
それに則って実践していきました。
好きなものが自由に食べれないって
結構大変💦
増粘剤にも海藻由来の物が含まれている
可能性があるので、
それを含むスイーツは避けたり
牛乳・生乳も200ml超えるとNGなど、、、
甘いもの大好きなのでとにかく大変でした。
メロンパンはOKと書いてあったのですが、
クリーム入っているのはダメだよねぇ?
と、諦めたり。
主食も大変でした。
家族にはお魚を焼くけれど
自分は食べませんでした。
厳密に言うと、
量さえ守ればOKなものも多かったですが
色々考えるのが面倒くさいので
私は2週間魚を食べませんでした。
主に食べていたものをまとめると
こんな感じです。
お肉+塩(塩は念のためメーカーに問い合わせました)
塩おにぎり(海苔なし)
かつおだしのお味噌汁
納豆ご飯(たれは使わずしょうゆはだしが入っていないもの)
野菜と肉炒め(塩としょうゆで味付け)
きのことお肉の炒め物
カステラ
目玉焼きのせ食パン
サラダ+マヨネーズ
果物類
超簡単メニューばかり(笑)
納豆は毎日食べていましたよ♡
たまごもヨード強化卵でなければ
1日1個まではOKなので
卵かけ納豆ご飯なんか・・・
もうごちそうでした♡
面倒くさい時はただ肉に塩かける!
肉はつくねはNGでしたが豚・牛・鶏
ほとんどOKな部位だったので
ありがたかったです。
【※ヨード制限メニューはご自身でよくご確認くださいね!】
あとはこちらに頼りました。
ヨードを限りなく少なく
調整してくださっているヨード制限レトルト食。
10食14,000円と、結構高額。
味はよくある「レトルト」という感じの味です。
濃い味ではないですが、薄味すぎるわけでもなく
まずくないです。
食事制限で、
自由に食べたいものを選べない不自由さを
味わい、
【フツーに家族みんなで
美味しい・好きと思えるご飯を
食べれるってなんてありがたいんだ】
という気づきが早速でてきました。
病気になると、今回の私のように
治療で食にも制限かかったりします。
当たり前って当たり前じゃないんですよね。
(病気になると、ちょっとしたことに感謝できるようになりますね)
「今日は頑張ったからケーキ!」とか、
もう本当に至福の時です♡
🔸ヨード内服1日目
※前々日、前日にタイロゲン注射を打ちました。
15時ごろ、放射線科の方が来て、
説明を受けます。
放射線をなるべく受けないように
防護服みたいな恰好で来るのかなと思ったら、
普通の白衣でびっくり。
放射線もろに受けて大丈夫⁉️と
心配になってしまいました。
(私は放射線のカプセルを飲むけど、、、笑)
私が飲んだのは
『I-131カプセル 100mCi(ミリキュリー)』
です。
カプセルを水に浮かせた状態で飲みました。
触ると手が被曝するから、
触れずに飲むようにとのことでした。
(気分はコナン君でした。
ジンに薬を飲まされてるシーンを
思い出しました。
そんな危ない薬ではないです。笑)
飲んですぐに測定すると⬇︎
1メートル離れたところは、140
首に近づけると、1400
と言われました。
(単位は分かりません。多分μ㏜/hかな?)
夜から軽い吐き気、だるさがでてきました。
寝て過ごすしかできず、とにかく寝ました。
🔸ヨード内服2〜4日目
2日目までは気持ち悪さが残りましたが、
それ以降は特に体調の変化は感じずに
過ごせました。
2日目の15時ごろ、
放射線科の方がいらっしゃり、
放射線を図ってくれます。
な、なんと!!
内服から24時間で
外出OKの30以下まで下がっていました!
詳しい数字は教えてくれませんでしたが、
隔離はたった1日のみで、
これ以降は
トイレや食事は隔離部屋内ですが、
売店などは行ってOKになりました。
そして3日目以降は
放射線量を測りに来てくれず、
「一体どれくらいさがったのよ~!」と
もやっとしながらの退院を迎えます。
🔸ヨード内服5日目(退院日)
首の締め付けが強くなっている気がしました。
看護師さんに伝えると、
「退院日に首のリンパが腫れてきて、
声が出ない人もいる。
時間経過と共に良くなるので大丈夫!」
と言われ、一時的な症状だと分かり
とりあえず安心!
それ以外の気になるところはなく、
9:30からシンチグラムという検査を受けました。
CTみたいなものかな〜と思っていました。
似たような検査ではあるのですが、
平らなベッドに寝て、
鼻先ギリギリくらいのところまで
板?が降りてきて、
頭から足先まで板が移動して
スキャンされていっている感じでした。
30分寝たまま。
クラシック音楽でもかかっていれば、
少し気が楽になるのになぁと思いながら
耐えました。
閉所恐怖症の方は辛いかもしれません。
🔸その後の体調
■首の締め付け
だんだん強くなってきて
首の腫れも目に見えて分かるくらいに。
首の切開した部分の違和感が激しいです。
■あるとは聞いていたけどあの症状が・・・
退院から2日目、
薬を飲んでから7日目のことです。
お昼、しゃぶしゃぶを食べたんですね。
【なーんか、味が薄い。そういう味なのね。】
と感じます。
夕方、某牛丼屋さんの
お好み焼き風?牛丼を食べると、
【お好み焼き風なのに味が薄い。
もう頼まん!!】と思う。
夜、チーズパンをいただく。
【パッとしない味だなぁ】と思う。
もう、これを読んで下さっている
あなたはお気づきだと思うのですが、
私はまだ気づきません。笑
翌朝、パンを食べ、
また同じ感想を持ちます。
お昼にカフェで
カルボナーラを食べ、
【これくらいの味なら私が作った方が美味しい】
ここ数日、食べ物がおいしくないな~・・・
と思った時点で、
やっっっと気づきます。
これって副作用の味覚障害かも!!
気づくの遅ー🤣ですよね。
(味の悪口を言って、すみませんでした、、)
ヨード内服療法の副作用として
味覚障害になることがあるそうなんです。
入院中はでていなかったのですが、
退院後に症状がでてきました。
全く味を感じない訳ではなく
私の場合は、
味が薄いと感じることが多かったです。
🔶まとめ
ヨード内服療法は「カプセルを飲む」という
シンプルな治療法です。
放射線を体の中から当てる
(表現が正しいか分かりませんが)という
多くの方が想像する放射線治療とは
違った特徴ですよね。
副作用は個人差があると思います。
看護師さんによると、
『「気持ち悪い」という方は多いけれど、
実際に嘔吐する人は年に数人』
とのことでした。
こればっかりは、体質もありますし、
やってみないと分からないですね。
そして私の一番の心配事は、
子供との接触制限があることです。
1歳と3歳の子供がいるので、
先生や放射線技師の方にも、
心配されました。
これについては別記事(後編)でまとめています☆⇊
今回はここまで^^
お読みいただきありがとうございました♡