1st「ツインクルージョン」歌詞

ご機嫌いかが? Twinclusionボーカルの市川です。
今回は2020年にリリースした1st Album「ツインクルージョン」の歌詞集です。あとちょっとセルフライナーを。

こちらから聞けます

セルフライナーノーツ

1stのコンセプトは初期衝動です。このアルバムの前に2枚EPを出したんですけど、それらに入ってる楽曲より前に作った曲ばっか入ってますね。僕は元々尾崎豊に憧れて作曲を始めたのでシンガーソングライター的な作詞作曲が多い印象。学生時代の悩みとか恋の歌が入ってますね。中2の冬にDTMを始めて最初にYouTubeにあげた曲がリスタートで、誰も見えない、台風とあげてったんですけど、その頃はミックスだとかアレンジだとか本当何もわかってなかった笑
だからこのアルバムに入れる時、全体的に作り直した曲も多い。でも蟹は結構いいアレンジだと思う。台風のアレンジはシングルと違うんだけど、こっちはロック感満載でいい。母子は母音と子音別々に録音したら歌声になるのかって思って作った曲なんだけど無理だった。悔しい笑

歌詞


1.はじまり

私には見える見えるって
変わる君の顔が頭に残る
何になるのかわかってないけど
楽しそうな顔も全て

君の幽霊は嘘の話だった
僕は君を信じてあげたいけど
君の幽霊は嘘の話だった
取り付いた魔物はきっと

どこかでまた出てくるんだろう
みんなを騒がせるため
愛を与える気は無いから
依存しないでね
君はあいつの証明を必死にやったけど
きっとほんとのことじゃないんだろ
嘘つきの始まり悩んでまた笑って
ああ始まりなにかが終わってしまったんだね

私だって期待していた
同じような毎日退屈だったから
何年前のあの日なら僕は
君を平気で傷つけていたけど

君の幽霊は嘘の話だった
大人が堅苦しい格好をしてさ
君の幽霊は嘘の話だった
事実になればいいのにな

流れたように感じる不思議だ不思議だ
繰り返す左利きになった僕の物語
嘘つきは泥棒の始まりなんだけど
盗まれるものなんてないよ

ああ始まるなれない言葉で
ああ始まるこれからが始まる

2.誰も見えない

夜の街の上に浮かぶ雲のような何かで
隠されているこの惑星は誰にも見えない
小さな敷地の中で僕は舟を浮かべた
その舟の上に白い旗を立てた
まるで遭難してるみたいね

誰かに打ち明けたいこの秘密を打ち明けたい
でも何かに縛られる僕は誰にも見えない
悲しいね悲しいね一人呟いてた

誰も近寄らないでって散々思っていたのに
心に何かが抜けたように悲しくなるんだ
水はそこら中にあるらしいけど
なんかしょっぱいや
誰か塩でもまいてるんだろって
笑いながら振り向いた

人と話すのをテレビに写してみた
相手がいないと僕は誰にも見られない

誰かに見て欲しい僕のすべてを見て欲しい
法も罪もない僕を縛るものすらない
悲しいねって言えたなら呟いていたけれど

誰も心の中の中まで探ってくれないから
整ってない心になってしまった
水はそこら中から噴き出しているから
水鉄砲でもやろうよって笑いながら振り向いた

3.捧げる

君はいじめられている
君を助けようとするものはいない
僕はできるだけ助けている
それが助けになっているかはわからないけど

僕らは生きている 生きるのに権利はいらない
誰もがそういうけれど 差別をしてしまっている

ほら親友だって 先生だって
いろんな物をバカににし続けて
命の重み物のありがたさ
そんな物知らずに生きている

学校で無口の君も家に帰ると怒り狂う

僕らは一人一人違うそれが個性っていうさ
なのに何故みんなは集団で行動するのだろうか

ほらお偉いさんも タレントさんも
下の物をバカにし続けて
命の重みもののありがたさ
そんな物知らずに生きている

地球の人々その中に僕も
神のありがたさを理解せずに
今日も命を縮めるような暮らし
僕らが消えるのはいつなのだろうか

4.夜の街

街中光を照らしていて汚れた部分が隠れている 今日からは何をしてもいいと忘れて
最終電車は僕の上を走る輝いて見える
だからどうしたと街に帰った

酒を飲んだ君はほろ酔い気分で
目覚めるまでの独特な感性で生きる

夜の街にでしか表せない雰囲気に
僕たちは憧れ盛り上げては踊る
獣に取り憑かれたように酒や女に
溺れるけど 綺麗に見えるでしょ

外から街を見下ろす 僕がいなくても街は賑わう 人が夢中になっているのを見て 笑ってた

はち切れそうな心を少しずつここで休めてる
誰がギリギリの生活をさせるの

夢の中では正直に生きてるから
その分街明かりが輝いて見える
今夜もここに帰るのだ楽しげなものに合わせて 騒ぎ倒してやる

5. 迷路

小さい小さい部屋を入り組んだ迷路で
埋め尽くしてるんでしょ
上手にできましたって頭を撫でて
褒めてあげるよ

無造作に置かれたアレやソレ
気にしないでいいよって
これが僕の生態だって自慢げに話した

楽しそうなものなら探してごらん
夢中になれるでしょ
子供のような笑顔を君がしても
子供には戻れなくて

入り組んだ迷路のようなものを何かで
作ってほら隠れて暮らしてるでしょ
つまらない夜明けは二度来る
ふとした時にまた来るから

無造作に置かれたアレやソレにも
意味があるよって
これが僕の世界だって自慢げに話した

楽しそうなものなら僕はもう見つけたって
今夜も君の胸に飛び込むけど
つまらなさそうな顔で君は見てる
どこかに希望があると思って

偽った僕らの気持ちは実像を虚像に変えても
まだ平気なようで
複雑な関係も明日には
何もなかったかのように忘れて


入り組んだ迷路のようなものを何かで作って
ほら隠れて暮らしてるでしょ
幸せは隠れてても来る
僕らは幸せを引き連れて 迷いの方へ

6.暗闇

窓を開けなきゃ何もなかった
暗闇の中からこんにちは
何日振りの太陽の光を浴び
すくすく育つよ

成長期は終わってなかった
止まってたのは僕の心だけ
何年振りの君の顔はもう
涙が出るほど

変わるきっかけなんてない魔法使いにもなれなくて
ダメダメな人生に酔って醜いだけなんです

予測変換は僕の考えを見透かしているみたい
ほら今日は何が良かったのってもう

暗闇から出ても周りが明るいだけで
僕の心に溜まった膿は脳へと舵を漕いで
もうとろけちゃうみたい

ずっと隠れてあなたをみていた
我慢してまた我慢もう飽き飽きだ
噴水のように僕の心は国境を超えて

流行りなんて知らない自分を突き通すだけ
否定をされても暗闇に戻るだけだから

言い訳をしてもしなくても
君以外は興味ないみたい
ほら今日も何もできないんでしょう

暗闇から出ても周りが明るいだけで
僕の心に残った膿は他のものを腐らせて

もう意味もないみたいに困らせて
もう少しぐらい笑ったらいいんじゃない
部屋の中にきつく染み付いたタバコの匂いは僕を大人にさせたようにビリビリ麻痺させて

暗闇から出ても周りが明るいだけで
僕の心に溜まった膿は脳へと舵を漕いで
もうとろけちゃうみたい

暗闇から出ても周りが明るいだけで
僕の心に残った膿は他のものを腐らせて
もう意味もないみたい

7. 蟹

僕のする話を君はきいてくれて
君は苦笑いをする
愛想笑いとでも言っておこうか

僕は下に見られている
でも君は聞いてくれている大人びているね
社会のルールを教えてもらいたいもんだ

君みたいな人が社会で
生き残って優雅な暮らしをする
世の中で大事なことなんて
人に嘘の愛を捧げること

社会に反抗することを言う
若者たちの代弁者だって
愛は知らないボロボロの布切れで
自分をつくろってる

どれだけ汚いことだって
当たり前になったなら
君は恥を感じることもなく
楽しんで暮らすだろう

「君は君らしく生きればいい」
何度も励まされたけど
その言葉の重みを知ったとき
僕は人生を終えたくなるだろう

8. 母子

押し潰されて死んでしまいそう
父は私のために種を蒔いた
行かないでと叫ぶ母の横で
私はずっと止まったまま
眠たいな

夢の中でやり直すならまたあしたと言いながら
母の手に連れられて家に帰りたい

母親には優しかった
父は快楽を求めて種を蒔いた
私と母を結ぶひものように
見えてしまってどうしようもない
切ってしまえよ

夢の中で作られた家族を理想としている
踏み出す勇気なんて何一つない
今日も私の顔を見たら気に食わないようで
「あなたを思い出して止まれない」
どちらかに陽が当たることはないから
私と母は知らんぷり

9. 台風

ああ台風が来てくれたらな
嫌なことをしずにすむのにな
ああ今日だけでいいからさ
明日からまた頑張るからさ

偽善者達は偽善者達は心の中でそう思う
人に言うほどの度胸もない
社会で独りになる勇気もない
偽善者達は偽善者達は可哀想なもんだ
だから今日は早く寝て
また明日台風が来るように願います

ああみんなそう思ってるんだろ
逃げたい人と逃げたい人で
ああ社会は成り立っているようで
じゃあなんのために社会があるんだ

偽善者達は偽善者達は
世の中にたくさんいるようで
好きなことと嫌いなことを
切り替えて生きていて
それでも嫌いなことには
とことん嫌いになるからさ
少しでも好きになって行けば
社会がもっと上手く行くそんな気がして
今日も生きて行く

10. リスタート

三次元の暮らしに肩を寄せてみる
諦めかけてたこの思いを
どこにやったって探し回ってた
今までの人生ってそんなもんさ

ありきたりな会話から始めてみる
話が盛り上がれば嬉しい
かっこつけたくても
なかなか決まらないようで
ヘマばっか起こしてる夏の朝に

リスタートってまたゴールテープに向かって
走る周りが見えなくなるまで
時の流れから抜け出したような
喜び感じられたんだ

僕は上手に笑えやしないから
笑う君の目が心を溶かす
そんなので諦めてたまるかって
君を追いかけた霧の中で

走馬灯のように僕の不衛生な横顔と思いが
交互に流れて行くようで
あれやこれや思い出してしまう
そんな夢の中の話

また元に戻ってしまうのかい
明日を夢見れないあの場所へ
かっこつけなくてもいいからさ
いいからさ

リスタートってまたゴールテープに向かって
走る周りが見えなくなるまで
時の流れから抜け出したような
喜び感じられたんだ
リスタート

最後に

こんな感じで歌詞集作ってみたけどどうかな?
ナムコミュージアムみたいに進化するかもしれない...

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