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ラジオ好きにとってradikoは最強のツールであると、事あるごとに言っておきたい。

20年ほど前、中学生の頃にラジオにハマってからというもの、今ではほぼ毎日聴いているといっても全く過言ではない。親のラジカセを譲り受けて聴きはじめ、当時はアンテナを伸ばし、雑音が入れば置く場所を変えたりツマミをいじってチューニングしたりした。

それが中学校の技術の時間に作った、ラジオの機能を内蔵したライトに替わり。クリスマスで買ってもらったかお年玉で買ったかのMDコンポに替わり。MP3プレイヤーでラジオが聴けるようになってからは、聴く場所が家の中だけでなくなった。今ではスマホで聴くようになり、radikoというアプリが登場し機能が進化して以降、ついには全国の放送が聴けるようになった。

常々radikoの良さや恩恵を感じオススメをしているのだけれど、今日もやはりそれを感じることがあったので書いておきたい。というのも、今回は「タイムフリー」機能の恩恵をつくづく感じたからだ。

最近、毎週土曜日のラジオの聴き方が変わってきた。特に13:00からはこれまでずっと『JA全農 COUNTDOWN JAPAN』を聴いていたのだけど、『週末ノオト』を聴く機会が増えてきた。

それぞれの番組の良さを言い出すと止まらないのだけど、今日も実は『週末ノオト』を聴くつもりでいた。ところがそうも言っていられない事態になった。と言うのが、『COUNTDOWN JAPAN』のゲストにRHYMESTERのMummy-Dさんが出演するからだ。

同じ13:00からの放送、『週末ノオト』は15:00までの放送で1時間長いけど、13時台の放送を聴きたい。とは言え『COUNTDOWN JAPAN』は大好きなRHYMESTER、きっとこの間のMTV Unpluggedの話をするのだろう。休日の昼、家の中でこんなに迷う経験もなかなか無い。

数年前までなら、どちらかを選びどちらかは聴けないという選び方しかできなかった。何なら、この2つの放送で言うと『週末ノオト』については聴くこともできなかった。『COUNTDOWN JAPAN』は全国ネット放送、『週末ノオト』は(一部ネットしているものの)いわゆる東京ローカル・関東ローカルと言われる放送。福岡に住んでいる自分はそもそも聴くことが出来ない番組だったけれど、それはradikoの「エリアフリー」機能が解決してくれた。
ただし、解決したからこそ今度は贅沢な悩みも出てくる。それが今回のような、聴く番組がありすぎて迷う例だ。

結果、13:00からは『週末ノオト』を聴いた。そして今日の聴きたい番組をひと通り聴き終えた18:00から、『COUNTDOWN JAPAN』を聴いた。その時に活用したのがradikoの「タイムフリー」機能だ。
radikoでは放送終了後から1週間のあいだであれば、過去の放送を聴くことが出来る。この「タイムフリー」機能があれば、今回のように聴けなかった番組はもちろん、面白かった放送やもう一度聴きたい番組の聴き直しも可能。ただし一度「タイムフリー」機能を使い始めると、その放送については聴取可能期限が発生する(使い始めから24時間)。またその放送はトータルで3時間しか聴けないという制限もある。

それでも3時間もあれば大抵の放送は聴けるし、24時間の期限は休みの日を利用すれば問題ない。強いて言うなら、もっとこの期限に余裕があればと思うこともあるけれど、今のままでも十分に活用できるし、何より助かっている。この機能が出来て聴き逃しということが格段に減ったように思う。
ラジオはその時の偶然や一期一会みたいなところが魅力の一つでもある。でも聴きたい番組が多くある現在、「タイムフリー」機能に助けられている部分は本当に多い。

どっちを聴こう、どうしよう・・・・・・と迷ってはいたが、両方の番組を聴けて良かった。と「タイムフリー」を使って『COUNTDOWN JAPAN』を聴いていた19時前。明日の13:00から『Monthly Artist File-THE VOICE-』にRHYMESTERが出演するのだと耳にした。

え・・・・・・明日の13:00って、『爆笑問題の日曜サンデー』があって、『TOKIO HOT 100』があって。ていうか『Monthly Artist File-THE VOICE-』って、ひと月毎に担当のアーティストが替わる番組だから、5月はずっとRHYMESTERで。となると先週の放送は聴いてなくて、明日の13:00までに先週の放送を「タイムフリー」で聴いておかなきゃいけなくて・・・・・・。

どんなに環境が進化しても、ラジオをめぐる贅沢な悩みは、まだまだ尽きなさそうだ。


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