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次世代へのバトンの繋ぎ方

「次の世代のために」ということを考えることが多くなった。意思決定をするときに、必ずこの言葉がクライテリアの一つに位置するようになった。実に不思議で、面白い。次の世代などという言葉を聞くと、終わりをイメージするが、そういうことではなく次のステージに自分が行くための、重要な準備の一つだと認識している。

バトンってどうやって繋がるんだろう?ちょっと、わからない。よく考えてみれば、今まで次世代へのバトンの繋ぎ方なんて、考えてきてない。トレーニングをしてきていないや。っと思いながら、少し視点を変えて思い返してみた。

僕はどんな風にバトンを受け取ってきたんだろう?なんかと、振り返ってみると・・・確かに、次世代側としてバトンを受け取った手触り感のある経験が2度ある。大切にしたいことだから、ここで文字にすることは避けるが、「これがバトンだよ」と言われた訳でも無い。ただ、確実にそのメッセージが含まれていることは、細胞レベルで理解をすることが出来る。

あいみょんが18祭というNHKの番組で、18歳になった若者1000人と双葉という曲を歌う映像を見つけた。あいみょんのことはそんなに知らないが、昔何かの番組で、「大人になるのが嫌だった」と言っていたのを覚えている。そんな彼女が、双葉という曲の中では「大人になるのは悪くないよ!」と伝えていた。とてもストレートで、色々な勇気をもらえる言葉だなと思った。多くの18歳の若者が、この曲で勇気をもらい、次に踏み出す一歩は、今までよりも強く意志のある一歩になるのだろうと思った。

「自分は毎回メッセージ付きのパスを出している。」この言葉はプロサッカー選手である小野伸二の名言だ。この言葉はとても深い。少し先をいく大人や先輩が、次の世代にバトンを繋ぐときに、その本人たちが自ら足を踏み出していける何かを伝えていくことが大切なんだと思う。伝える手段は、それぞれのやり方で良いが、受け取った方が、そのメッセージを受け取れることが重要だ。

人は、何かを得るための意思決定や努力はしがちだが、自分が大切にしている何かを手放すこと(誰かに渡すこと)が苦手な気がする。少なくとも僕は得意ではない。そんな時には考え方を変えてみたい。

これから、そういう場面が多くなるはず。僕自身が試される時だ。そういう時に、躊躇などせずに、メッセージ付きのバトンを渡せる人でありたい。

まぁー、そんな風に言っているけど、簡単なことじゃないなーって思いながら、ちょっと楽しみに感じている、今。

実にウィスキーが美味しい


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