浅井長政の子女
初や江は、お市の方の子ではないので、お市の方が柴田勝家へ連れ子したのは茶々のみである。
正しい系譜は下のとおりである。
浅井長政
◎正室:平井春子(平井定武の第三子・三女。母は正室の、やり。当主の三番目の姉。離縁)
嫡男:万福丸輝政
次男:万寿丸(直政・正芸・万菊丸・幾丸・虎千代丸・覚右衛門・蒼玉寅首座)
三男:井頼(改名は井頼、浅井作庵、京極作庵。別名は政信、政賢〈政堅〉、政資、長春、長房。喜八郎、周防、周防守)
三男:円寿丸政治
嫡女:初(京極高次正室)
次女:刑部卿局(やり)
三女:崇源院(お江、小督、於江与之方、江子、徳姫、達子(みちこ)。佐治一成正室のち豊臣秀勝正室(完子〈九条幸家正室〉・やり〈織田秀則正室〉の母)のち徳川秀忠継室)
◎第二夫人:お市の方(織田広良の嫡女、織田信秀養女)
女子:茶々(連れ子。実は織田信長の五女。母はお市の方。豊臣秀吉側室)
◎第三夫人:八重の方(藤堂高虎の五女)
四男:茂兵衛
四女:もめ(母里太兵衛友信の最初の側室で、もめ(第五子)・もつ(第六子)の母)