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Proxmox VEを導入した話

自宅の検証環境として、NUCに無償版の VMware ESXiを導入していましたが、無償版ESXiのサポートが切れることになりました。

最近あまり使ってなかったので環境の入れ替えをしていなかったのですが、今回ESXiからProxmox VEに載せ替えることにしたので、その備忘録代わりの記事です。

これがNUC。もうちょっと周りきれいにしろ

Proxmoxのインストール

公式からISOイメージをダウンロードして、USBに書いてブートします。

仮想マシンをエクスポートしておけばProxmox上にインポートできるようですが、特に移行したい仮想マシンもないのでそのまま全部上書きします。

インストールしたらブラウザからアクセスできるので、基本的にはそこから設定します。

無償版のリポジトリに更新

初期状態では有償版のリポジトリが設定されているので、無償版に変更する。

毎回これが出てくる

データセンター > ホスト名 > アップデート > リポジトリ
https://enterprise.proxmox.com/debian/pve  のエントリーを無効化
追加からNo-Subscriptionを選択して追加

本番環境では使わないでねとメッセージが出るが、自宅環境なので特に気にしない。

テンプレートの作成

もともとはCentOSを使っていましたが、これもサポートが終わったのでこの機会にAlmaLinuxに乗り換えます。

ISOイメージの入手

ISOイメージは以下にあります。

AlmaLinux OS 9.4 Minimal ISO のURLをコピー。

Proxmoxの local ストレージを選択。ストレージはローカル用とVM用に勝手に分割されているようですね。
ISOイメージを選択してURLからダウンロードを選択。

しばらく待つとダウンロードできます。

テンプレートの元になる仮想マシンの作成

コンテナの方がいいんじゃねという意見もありますが、インフラ寄りの検証をすることもあるのでVM作ります。
AlmaLinuxの要件はこんな感じ

VMを追加を選択するとウィザードが出てくるのでポチポチ進める。ISOイメージに先ほどダウンロードしたAlmaLinuxのISOを指定。完了するとVMができているので起動。
コンソールが立ち上がってISOからブートするのでOSのインストールに進める。
Linuxのインストールの設定は割愛。この後でテンプレート化するのでホスト名やIPアドレスは設定しません。

起動後の初期設定

とりあえずSELinuxの無効化を設定しておきます。

/etc/selinux/config
SELINUX=disabled ← targeted から変更
SELINUXTYPE=targeted ← ここ変えると文鎮化する

が、設定ミスって文鎮化しました。
GRUBから起動して復旧してもいいんだけど、面倒くさいのでVM破棄して作り直します。こういうのがすぐできるので仮想化環境はラク。

他には以下を実施しました。テンプレートなので最低限でいいかと。

  • 一般ユーザーの作成

  • IPv6の無効化

  • パッケージの最新化

テンプレート化

ここまでやったらテンプレート用の仮想マシンをシャットダウンしてテンプレートに変換します。

テンプレート化しておけばこれをクローンして仮想マシンを作成できます。

Cloud-initを設定しておくと、テンプレートからデプロイするときにホスト名やIPアドレスを設定できるみたいですが、どうも導入が上手くいかなかったのと設定するのもその2つくらいなんで今回はあきらめました。
IPアドレスの設定しておけばあとはAnsibleとかで設定入れた方が楽なんじゃないかと思います。




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