台湾一周親子自転車旅〜オススメ本〜
すっかり親子での長距離サイクリングがご無沙汰になっている。
先日、面白い本を見つけた。おそらく日本語で書かれている唯一の台湾自転車一周「環島」についての書籍。著者は一青妙さん。日本と台湾にバックグラウンドを持つ。
環島という言葉の起源、環島の歴史から始まり、一青さん自身の8泊9日の環島の旅の記録が書かれた書籍。参加者との交流を通じて環島の意味を理解していく。また各地のグルメ情報も掲載されていて、思わず訪れたくなる。
冒頭に一青さんの完走後のスピーチでの「環島之後,我終於可以說我是真正的台灣人」というセリフが出てくる。台湾一周を完走して、ようやく自分が本当の台湾人になったと言うことができる、という意味だ。
戦後、中国の教育を受けてきた世代は、環島を通して台湾を初めて全身で感じて理解する。環島はただのサイクリング以上の意味を持つ。そんな思いで環島に臨んでいるのは知らなかった。今後、環島をしている人の見方が変わるだろう。
その他、持ち物やグルメ情報など、実用的な情報も網羅されている。読むと環島に行きたくなる、環島前の情報収集の初めの一冊。
あー、自転車旅に行きたい!
「環島」ぐるっと台湾一周の旅(一青妙)
東洋経済新報社