【family】運動会は子育てのマイルストーン?
先日、長男さんちゃん・次男べえさんの保育園の運動会があった。
毎年運動会は近所の小学校や中学校の校庭を借りて行われる。同じ系列の保育園の先生方も応援に来てくれて、「これが保育園の運動会ですか?」という感じの盛り上がり具合。そして通常保育をしながら準備にあたってくれる先生たちの苦労を思うと、毎度毎度感極まってしまうのだった。
さんちゃんは今年は年中クラス、べえさんは年少さんに上がる前のクラスで参加した。紅組・白組と分かれた団体戦もありつつ、メインは子どもたちのかけっこや障害物競争、ダンスの披露だ。
去年は朝早く起きすぎて眠くて仕方がなく、かけっこもダンスも親子競技もずっと抱っこだったべえさん。今年は年少さん未満児クラスリレーの白組アンカーを任された。冷や冷やしながら見守っていたが、リレーバトンのきのこを抱えて、しっかり走り切ったべえさんに私も夫氏も涙腺うるうる。
いつもニコニコおだやかなべえさんだが最近はさんちゃんに似てアクティブさが増してきた。そのおかげかかけっこも一生懸命走って、1位とはならずとも元気いっぱいの笑顔でゴール。
年中クラスのさんちゃんはかけっこをフライングしてしまい、エネルギーを消耗して最下位だったものの(せっかちな性格がわたしそっくり)、障害物競走では跳び箱4段を華麗に飛んで拍手喝采。ダンスでは前列のセンター横に立って、今まで見たことのない真剣かつキレのよい振りを披露してくれた。
年中クラスのお友だちは一番長い子では0歳児から同じなので、彼らの成長にも毎年感動だ。
今年はさんちゃん・べえさんの白組が勝ったのだけれど、さんちゃんのお友だちの紅組の子はみんなとても悔しそうで、今までの運動会では見られなかった表情をしていた。
それだけみんな真剣だったということ。
その日の夜寝る時に自慢げに「いや~白組勝ってよかったわー。」というさんちゃんに、「勝った白組もかっこよかったし、負けて悔しそうにしていた紅組もそれだけ真剣だったってことだから、それもめちゃくちゃかっこいいんだよ。」と話したら少し不服そうにしていた。
勝ち負けがすべてじゃないということをわかるのは、もう少し先のことなのかも。
0歳から来年は小学生になる年齢まで6学年が様々な競技に挑戦する姿を見られる保育園の運動会は、「さんちゃんやべえさんが赤ちゃんの時はこうだったな~。」と思い出しながら0歳さんたちの泣き顔に癒され、「来年さんちゃんは最後の運動会か。」と年長クラスに未来のわが子の姿を重ねる。
日常の子育てはその日その日が精いっぱいで、気づいたらあっという間に子どもたちは成長している。
けれどこうした運動会や発表会などの年に一度のイベントで見る子どもたちの輝く姿は、そんな日々の苦労や苦悩を一瞬にして吹き飛ばしてくれる。
そうしてまた、毎日奮闘するエネルギーを親の私たちに与えてくれるのだ。
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