中小企業診断士の資格試験(2回目)を受験した

一次試験までの事

テスト勉強を始めるまで

中小企業診断士の資格取得の動機についてはここでは触れない(多分どこかで書こうかなと思ってるけど)が、ひょんなことがきっかけで勉強を始めることになった。
最初は、なんとなく入門のテキストを買ってマイペースで進めていっていたが、範囲の広さと科目数の多さに、こんなペースじゃ資格取得はいつまで経っても無理だろうなと感じ始めた。
「資格取得目指すなら、腰据えて本気で勉強時間取らないと」と「やっぱやめる」の間で一瞬揺れたが、本気で取りに行こうと覚悟を決めた。
そこから、毎日にように勉強を始めるも、なんせ一般サラリーマンで妻子持ち(子供3人)ではなかなか思うように時間が取れない。
そんななか色々時間をやりくりしてなんとか勉強を進めてきた。

1回目の1次試験受験

勉強を進めていく中、一次試験(2021年当時)の受験をするか迷う。というのも、この時点ではちゃんと勉強を始めて間もなかったし、来年(2022年)受けようとも考えたが、試験の雰囲気とスピード感を知るために、ダメ元で受けてみることにした。
結果は当然、惨敗。
しかし、運良く2科目は合格最低ラインの60点ジャストで合格を果たした。
自分としては、かなり棚ぼた感があったけど、来年(2022年)5科目だけ受験すれば良いことになったので、かなり楽になった。
と同時に、過去問を中心に問題を解いて、解説などから知識を深めていけば合格できるとの自信がついた。

2回目の受験に向けて

こうして、2回目の受験で残り5科目合格+あわよくば2次試験の合格、まで目論見、しっかり勉強しようとオンライン講座のStudyingにも申し込み、勉強生活が始まった。
自分的には前の受験から1年あるので、範囲は広いものの、Studyingで内容理解を深め、過去問や演習問題を続けていけば合格はできると思っていた。
そして、コロナ禍による本業の時短勤務(在宅はほとんどなかったなぁ・・・)という有りがた出勤シフトにより、遅出勤日は通常出勤と同じ時間に出て、カフェで朝勉して出勤、早退勤日は帰りにカフェに寄って勉強して(から帰ってもそれほど遅くない時間に帰れた)、というリズムが構築できたことで思ったより勉強時間が取れた。それに加えて、子どもたちが寝てからの勉強。つまり、コロナ対応の勤務体系により、仕事と家庭持っている割には思ったより勉強時間も取れた。

そして月日は流れ、2回目の受験前には、まだまだ荒削りな知識ではあったけど、合格点の60点は取れる程度には、理解したつもりでいた。
Studyingの試験対策直前模試なるものの結果も1科目を除いては80点前後の結果だったため、イケると感じていた。
それどころか、1次試験前に2次試験の勉強も始めておこうかと(ホントはもっと前から始めたかったが、範囲が広く1次試験対策でいっぱいいっぱいではあった。)、ちょっと受かる気ですら出てきていた

2回目の1次試験受験と感触

1次試験は週末の2日にわたって4科目3科目に分かれて実施される。自分は2科目受かっていたので、3科目、2科目での2日間のスケジュール。
1日目の1科目を終えた瞬間「・・・マジか・・」思ってたより全然できなかった。焦った・・・。ホンマに焦った。
もっと自信を持って解けると思っていたから。でも、実際は「こんなん知らんで」、「こんな(類似)問題、過去になかったやん」の連続。当然過去問と同じ問題が出るわけはないと思っていたが、似たような問題、過去に問われた知識を問う問題なんかが出ると思っていたから。
でも現実は違った。

そして1日目の2科目目の財務・会計の科目。自分の中では受験する全5科目の中では苦手な科目ではあったが、受験前では自分でも思ったより解けるようになっており、苦手意識のある科目でもそれなりに自身はあった。
でも結果は、手応えはまったくなかった・・。2科目を終えて早くも「来年もまた1次試験かよ」が脳裏をよぎった。更に焦った。
と、同時に悔しさとショックがこみ上げてきた。
自分なりに結構勉強に時間を費やし、かなりやってきた自負はあった。もちろん、ただ時間を掛ければいいという訳ではないが、問題に対する理解度がかなり深まってきていることも実感していた。上でも言ったが、模試の結果も思った以上に良かった。結構理解してきていると。
それなのに、この結果(この時点では結果はもちろんわからないが、手応えという意味で。)ショックやった。悔しかった。
そして、合格するためにはどう勉強すればいいのかわからなくなった。
過去問をやるだけでは刃が立たなかったからだ。もちろん、過去問が完璧だったわけじゃない。まだまだ間違えるような問題もたくさんあった。それを完璧にすれば合格はできるのかもしれないが、このときのショックは過去問が完ぺきにできても合格できないだろうと思ってしまうぐらい、大きかった。

試験結果(自己採点)

上では最初の2科目に焦点を当てて書いたが、残りの3科目は比較的想定通りの問題であったため、最初の2科目みたいな焦りはなかった。正直自信は最初の2科目で結構喪失してしまってたけど、多分3科目は合格してるんじゃないかなって言う程度の手応えはあった。

数日後、協会から回答が発表され自己採点を実行。
5科目のうち数問自分がどれを回答したかメモが取れてなかった(問題は持って帰れる)ため、それがすべて間違ってたと仮定すれば・・・・
まさかの、”全科目不合格”やった。それも各科目、あと1問正解していればすべて合格という、なんとも不運な、サッカーで言うところのPKで負けたような「あと一歩」感がハンパなかった。

そんな中、あえて前向きな事を上げると、以下の2点
・ 絶望した2科目ではあったが、採点してみると、いずれもあと1問で合格
  というラインだった。思ったよりは点が取れてて安心した
・ 仮に回答メモがなかった問題が正解していた場合、2科目ギリギリ合格
  できること。→こうなれば、来年は3科目のみの勉強となり、2次試験対
  策も、勉強できること。

二回目の受験を終えて

最終的な合格発表はまだなので、なんとも言えないが、最悪の場合、受験科目すべて不合格で、もう1年、同じ範囲を勉強しなければならなくなる。
正直言うと、かなりショックな結果である。いや、マジで。
「最悪、1科目は受からんかも」で望んだ一次試験。結果は全敗の可能性が高いからだ。

でも、ここは前向きに。
この1年勉強してきたことは無駄ではなく、終盤にはやっとこさ知識が定着しつつあることを実感していたため、来年に向けた勉強のスタート地点は、去年のそれとは全く違ってアドバンテージが有るだろう。

本当は受かりたかったが、再度勉強し直せることで、知識を一層深められるチャンスを手にできたと前向きに考え、もう1年勉強に励んでいきたいと思う。もう1年、勉強を楽しんで取り組みたいと思う。
今回の結果で良かったと思えるように。

そいや、偶然見たオリラジのあっちゃんがYoutube大学で言ってたっけな。
「目標達成できないのはただ努力と忍耐が足りないだけだ」って。
そう、自分では思ったより勉強してきたし、それなりに自信もあったけど、ただ単に、合格に至るにはまだ不十分な努力量だったってこと。
至ってシンプル。


もしかしたら、この記事を読んで下さった方の中には、同じような境遇の方もいるかも知れない。むしろ、僕なんかよりもっとつらい経験をされた方もいるかも知れない。そんな方たち取ってこの記事が、少しでも励みになると嬉しいな。
さぁ、もう一度頑張りましょう。

あ、僕よりもっとつらい経験された方は、こんな記事では励みになりませんよね!? スイマセン…読み飛ばしてください。「何、生ぬるいこといってんだよ!!」って聞こえてきそう・・・。お願いだから怒らないで。
でも、頑張りましょうね。

思ったより長文になったけど、読んでいただきありがとうございました。


けーさん



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