ニューヨークでCovid-19抗体検査
私はニューヨークの郊外に住んでいるんですが、都心マンハッタンに行くのは4ヶ月ぶり。郊外からはMetro Northという特急電車で向かいます。通常ラッシュアワーは座れないくらい混んでいる時もありますが、Covid-19の影響で車両はガラガラでした。乗車にはマスク着用が義務付けられ、ソーシャル・ディスタンスを意識して席も間隔を空けて座ります。
マンハッタンに到着すると最初に見えたのは久しぶりイエローキャブでした。毎日急速に増え続けていた感染者や死亡者数、戦場の様な医療現場のニュースばかりを目にしていたロックダウン生活。正直私の心境は複雑でした。
この日は年1回の健康診断と職場であるスタジオでミーティング。
まずはマンハッタンにあるMount Sinai Hospital(マウントサイナイ病院)に足を運びました。到着すると病院入口には体温測定、病院指定のマスク着用、手の消毒、簡単な質問(自身と家族など周りでCovid-19に感染した人はいるかなど)に答える。
全てを終えるとこんなステッカー↓を渡され、中に入れます。
アメリカでは体温や気温は摂氏℃ではなくて華氏°Fになります。この日の私の体温は華氏98°F。これは摂氏だと36.6℃です。
エレベーターは3人まで。↓
フロアに到着したら、コンピューター↓で自分の情報を入力。
今までは受付で担当者の方にやっていただいていました。これも医療従事者の方々へのリスクを減らすCovid-19対策。私は以前の情報がキープされてたので、保険情報なども変更なく入力はすぐに終わりました。
そして名前を呼ばれ、診察室へ。
アメリカの診察室はどこも椅子の代わりにベットでこんな感じです。ここに座ったり、寝たり。
今回は健康診断でしたが、Covid-19また抗体検査の2つをするべきかドクターにお伺いしました。
結論からいうと、「あまり意味がない」
私は来月から職場のスタジオに戻るので、生徒達または保護者の為にも自分が感染していないことをテスト結果として形にしておいた方がいいと思っていました。ただ検査結果が曖昧であることは知っていたので、今回の検診で質問させていただきました。
検査をしても陰性・陽性と結果がはっきり出ないことがある。また抗体検査をして”抗体がある”と出ても、時間が経って抗体が弱くなっていくケースもある。現在のところ多くの国が検査のデータを出来る限り集め、そのデーターを研究している最中であるとのことでした。
また手術などが必要な病気と比べ「風邪」に関する医療の研究はあまり進んでいない分野でもあったとのこと。理由としては「すぐに治る」「死には至らない」。しかし今回全世界で多数の死者、重症患者を出したCovid-19。これにより今後、研究が進んでいくことになるだろうという意見をお伺いしました。
今回私は健康診断で採血をしたので、ついでに血液検査で結果の分かる抗体検査のみ依頼しました。結果はまた明日お伝えしたいと思います。
帰りに見かけたスターバックスの可愛い飾り付け。
We are all in this together!!