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千のプラトーで感じた脱領土化
脱領土化
囲まれるあらゆるもの
存在を意味する自分の意味性
全て領土化された中のもので
脱領土化の衝動を待つ
安全な領土から意味をなくし
危険を冒す脱領土化を否定する事は
自由を否定する事
領土化はあらゆるものが脱領土化し
新たに混ざり合い
意味性を持つものに囲まれ
存在を成すものとして再領土化する
繰り返す
大地は神に
神は資本に
資本は新たな資本に
主体から形を変えて脱主体化し
再主体化する
しかし脱領土化が停滞し再領土化は固定化してしまう危険が常にある
脱領土化は自動的には起きない
結局君が隷属するのは
君自身以外のものではないから
君は君自身に対して隷属する
生まれた安心感や固定概念が支配する
既存の枠組みとアイデンティティが一体化し
自我よりも冷たく極端で私心に満ちた情念が浮かぶ
流動的で自由から生まれる不安定を経て
自発的な主体と認識はふわふわとしている
固定化を超える為に
主体の揺らぎ
いくつかの自分 二重性
その中に生成変化を止めずにシステムを逸脱しようとする力がある
おい、そこにいるお前
資本とは何よりもまず主体化の点である
意味も自己も価値も主体も絶え間なく揺らぐ
固定や永続は変わらない主体は執着や幻想のように
脱領土化は能動的であり生成戦果の意思が必要
再領土化の力は強大で
資本主義や国家の中で社会的ラベルやアイデンティティに回収され、意味を作り、文化を作り、主体性の喪失や停滞が起きる
これを危険性とする
資本主義は
表面的に行われた欲望の脱領土化を進めるが
欲望の自由を促すように見せかけて
商品や消費で固定化される
役割やカテゴリーが作られ意味を「与えられて」ループする
欲望は管理もされ支配もされる
飽きてもまた表面的な脱領土化の見せかけで全ての欲望を新一サービスや新アイテムに形に変えて管理し支配する
インターネットやストリート、サブカルチャーという脱領土化の象徴も
自身再領土化に入る過渡期ばかりを見送ってきた
閉塞感や同質化が近代は都市にも起きる
真の脱領土化 再脱領土化
これを完全に封じられない為に
常に生成変化を生み出し、意思を持ち
回帰し、横断し、融合していく
ジャンボードリヤールの消費社会の神話と構造にも記号化体系化は通ずると感じた
ボードリヤールのシミュレーショニズムは、
押井守の『攻殻機動隊』、
キアヌリーブス主演の『マトリクス』にも読まれていた、とセイゴオさんの639夜でも語られていた。
1962年にフェリックス・ガタリとボードリヤールはフランス中国人民協会を設立し、毛沢東主義に幻想をもっていた者同士だったということが共通する。
その幻想から脱して、それぞれが独自の思想をその後展開していった。
本質的な変化
辿り着いた景色より
その過程の道の景色
#無常
#無我
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