M/ND KILLER/RAMEMLLZEE
ヒップホップコンテンポラリーアート/グラフィティーカルチャーの最深で中心の神話
それはPhase2にも言えることかも知れない
自分の中のヒップホップの態度、探究心の芯にはラメルジーがある
2010年にラメルジーは亡くなり
8年後の2018年にRed BullがMusic Academyの一環でNycで回顧展を行った
(YouTubeでショートドキュメンタリーも公開された)
今回のRizzoliから出版された今作Racing For Thunderは、その回顧展の模様やサンラを彷彿するアフロフューチャリズムに影響を受けたゴシックフューチャリズム誕生のヒップホップ創世記(1960-1979)から様々なアーティストが集まり、バスキアとの出会いやBeat Bopが誕生した自由と退廃するNYCのダウンタウンイデオロギーと題する期(1979-1984)、
アート界に対するラメルジーの幻滅が深まり、作品数が減る中でサイエンスフィクションの世界や未来宇宙論をベースとしたゴシックフューチャリズムの熟成が起き、リサイクラーとトラッシャーのという仮想対立を生み出し、武装文字"レターレース"やGabage Godsというフェイスマスクや衣装などのインスタレーションをゴミをリサイクルして生んだ90年代から00年を25世紀まで捉えた活動期Lexicon Wars/The Final Wager(1988-2500)、
そして芸術を武器として活動した彼の最後の10年を遺言として妻のCarmela Zagari RAMM:ELL:ZEEが綴った10年(2000-2010)
Toxic、Futura(2000)やジム・ジャームッシュの証言や過去に見た事ない作品と点数
そのスタイルや系譜にヒップホップやグラフィティーアートのルーツと発見、新しい気付き
偶像破壊主義者が生んだレターレーサーやゴシックフューチャリズムの世界観に出会った18歳からこうして今でも自分に影響与えていて、当時手にしたRelaxの特集やMowax/UNKLE、廃業していた京都書院の書籍、アートランダムを代理店に問い合わせたり探していた時を思い出しながら(この二つに触れてラメルジー深めた人達と多く出会った)約一年以上前に予約したものがやっと届いて興奮しているのが自分毎ながら夢中になれて嬉しい
自身20代の頃、Zulu KingsメンバーとしてZulu Nationや写真家Joe Conzoなど生前ラメルジーと接触した人達との会話やヒップホップ歴史家Jeff Changなどヒップホップダンスカルチャーを通して出会ったの時の熱心な会話も思い出した