
砂の岬 Ponta de areia
6年振りの沖縄へ 偶然の重なる旅に
色々な音楽と景色が強い記憶になった
空港のラウンジで
空の上で
海を見ながら夕陽を見ながら
開ける海に心動くドライブをしながら
Sam gendel Sam wilkesのDooberのラストを飾るMilton SuiteとをTHE BOOMの砂の岬を思い出した
Mliton SuiteはミルトンナシメントのアルバムMINASの一曲目を飾るPonte de Areiaとルーボルジェスとの共作であるクルビダエスキーナのClube da Esquina N2を前半後半とにカバーサンプリングしている
THE BOOMの砂の岬=Ponte de Areiaは、
ミナスとアジアを結び、日本語歌詞で演奏、歌われている
この二曲には、二つの旅を繋ぐ接点がある
今、毎月秩父に通っている
秩父は、御神体武甲山の石灰岩を掘削し、この土地の重要な経済で日本の高度経済成長と秩父の産業を支えた
ミルトンを産んだミナスも鉱山で栄えた
今秩父の拠点として活動しているのは、
エスキーナという場所でここはクルビダエスキーナに影響された千尋さんの場所
一回にはパティスリーとコーヒーショップ
二回四階は宿とバー、オーディオルームがある
ここで好きな音楽とワインを揃えて毎月第四土曜日にパーティを行っている
二人の音楽の中心に繋ぐものはブラジル音楽だ
秩父に強く惹かれたのは、ブラジル、ペルー音楽を演奏する笹久保伸さんのCHICHIBUと同じくブラジル音楽を演奏するタクシー運転手、タクシーサウダージの作品の出会いだった
土地の特徴と音楽でミナスと秩父は繋がっている
SAM&SAMの今回のDooberも勿論共通の話題だし、笹久保伸さんはサムゲンデルとも共演作品をリリース、サムにブラジル音楽の影響を与えたファビアーノナシメントも秩父に訪れている、笹久保伸さんとの共演もあり、秩父とミナスに影響を受けた今の世代に繋がった
THE BOOMの砂の岬は、ミナスのサウダージ
と日本、沖縄、アジアの郷愁の想いとあわいを繋げた作品
沖縄の明るさとミナスのサウダージとの日本の郷愁が音にも詩にも現れている
ミナスと沖縄を繋げた作品だ
そして沖縄は秩父の産業を支えた石灰岩の島という事も共通する
沖縄本島の道路は石灰質め敷かれている
先週、秩父から沖縄を旅をし、過ごした
二つの場所で大切な人と会い、話す今回の旅はタイミングと言えばタイミングだが、音楽に惹かれるように想い巡った繋がりだと想う




秩父で毎月の旅にいつも生かされているなと感謝している
季節の移り変わりや遠く秩父に集まってくれるクリエイターやアーティストの友人達
時間が過ぎていく何かの中に想いは巡る、という言葉が秩父で頭に浮かんだ
別の場所で出会い集まる仲間達が秩父に来てくれる 久しぶりの友人達も秩父で再会した
過去、という戻れない事、それに懐かしみ尊ぶ想いを今回挙げた楽曲達も表現しているが
またそれぞれが想い願えば巡り
少し遠いそして少し小さな何処かでまた集まるんだな、という体験を秩父でも沖縄でも出来た
Saudadeとは日本語ではやっぱり訳せない
人と人のあわいのようなものだと感じている
そういうものが音楽を通じて二つの場所と人と人を合わせるなあとこの夏に出会えた
秩父から続いた沖縄で砂の岬を見つけた
旅はいつも永遠ではなくて、というギャラリーに出会い、お店では共通の知人いるという偶然の出会いもあった
この夏ずっと見たかった夕陽を見れた
これから遠く時間が過ぎても
沖縄のあの時を思い出す
ずっと聴いて行くんだろう


故郷行きの列車
遠く霞む汽笛 砂の岬へ続く
旅路はもう 野に埋もれた
あの娘の面影が今も
名残惜しく手を振っている
男達は飲み明かした
女達は子をあやした
ミナスの町からバイーア
今はもう誰もいない旅路

故郷行きの列車
遠く霞む汽笛 砂の岬へ続く
二人がいたあの光景
涙で流れ消えることはないでしょう
この場所から開かれた多くが
この場所を受け入れた全てが
今は悲しみから生まれた海に漂うだけ

汽笛はもう歌わない
美しい娘に送った花はもう遠い
空っぽの空 空っぽの広場
忘れられた家 戸口に佇む未亡人
砂の岬 そこは終点
想いの場所を結ぶ 自然の道



新月から新月手前に決めた八月の旅を振り返った素敵な場所

今回の沖縄の旅は、本当に色々な事があり
たくさんの想いがうまれた
沖縄の帰り道、福岡トランジットで羽田へ戻ったのだけどれども天候の影響でトップ画にあるように何度も旋回し、燃料切れで関空で補給
夜八時に福岡で乗ってから
羽田に着いたのは深夜二時だった
クルビダエスキーナについて詳しく書かれている文を見つけたので下記にリンクしておく
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