COP27・・・日本ももっと産業発展とカーボンニュートラルを融合させられないか
なかなか投稿する時間が取れずに久しぶりに投稿します。
ここにカーボンニュートラルをテーマにして投稿を開始して約1年が経過しました。ちょうど1年前にCOP26が開催されているのをみて、日本ではあまり気候変動に対する興味がないなと感じて、投稿を始めました。
それからちょうど一昨日くらいからCNNを聞いているとCOP27についての話題が出ていて、もう1年が経過したのか、と時の速さを感じつつも、noteに最近投稿をしていないことに気付き・・・久しぶりに投稿します。
1)COP26から1年
ちょうど私がカーボンニュートラルについての書籍を読み漁っていた昨年はCOP26で一気に世界がカーボンニューラルに向けて動こうとして時。ちょうど今朝の日経新聞には「米国でバイデン政権が誕生した21年には日米や中国などが30年の削減目標を更新した。昨年のCOP26は、目標が不十分な途上国を念頭に削減幅を積み上げるよう各国に要請して閉幕した。」と書かれている通り、一気に進むのかと思っていました。
しかし22年2月のロシアによるウクライナ侵攻によって、ロシアの天然ガス供給が滞るなどのニュースがでていますが、これによってエネルギー価格の高騰と供給不安を招き、各国は確保に奔走、石炭など化石燃料への回帰もみられ、地球環境よりも自国優先の動きが目立つようになったのがここ最近の状況です。
2)ウクライナ問題をきっかけにした再生エネルギー投資へ
しかしながら、ウクライナ問題に端を発するエネルギー危機が各国に再生エネ投資が進んでいるようです。今朝の日経新聞には、「国際エネルギー機関(IEA)は化石燃料の利用増はみられるものの、再生エネなどの急速な普及で22年の世界の二酸化炭素(CO2)排出量は1%弱の増加にとどまるとみる。」とも書かれていて、この危機は一つのチャンスでもあるのかもしれないと思いました。「太陽光や風力は地産地消できるエネルギーで輸入に頼る化石燃料よりも地政学的なリスクに左右されにくいためだ。」とも書かれている通り、太陽光や風力発電をもっと積極的に活用することが、今のこの危機を救う一つの手立てかなと思います。
一方で、今のままでは、地球の気温は産業革命前から1.5度以内に抑えるパリ協定の目標を大きく超えて2.5度上昇するとみられている、ともありこのままでの対応ではなかなか地球の気温上昇を産業革命前から1.5度以内に抑えるということができません。温室効果ガスは空気中にたまり続けることから、産業革命以後に発生したガスは蓄積し続けており、一定の気温以下に抑えるには今後温室効果ガスを完全にゼロ排出にする必要があるというためであり、その時間がもうないためです。
3)日本発の太陽光発電をもっと活用できないか
そういえば先日に桐蔭横浜大学の宮坂 力先生が開発していたペロブスカイト太陽電池についてのニュースを思い出しました。この太陽光電池は、①ヨウ素を原料としているので日本の資源でも生産ができること、②曲げることができるので手すりなどの曲面にもつけられるので壁面など全体に設置できること、③日陰でも反射光を捉えて発電ができる、ようなことを言っていたことを思い出しました。関連のサイトです。
このような強みがあれば、資源が少ない日本においては、エネルギー補助金という目先の「消費」に使うのではなく、もっと先にリターンとして戻ってくる「投資」にお金を使うべきなのではないかと思ってしまいます。もっと国のお金は選択と集中をするべきときに来ている気がします。きっとこの投資は日本のエネルギー輸入を減らし、かつ本産業の輸出につながるように思えます。自動車産業のみの日本ではこれからはどんどん赤字になっていき、さらなる円安を招き、本当に危機的な状況になってしまいます。
さて最後にちょうど昨日にTBSでヤマダ電機のリユース事業というものが、「あっこにおまかせ」で取り上げられていました。洗濯機の中古品を洗浄して部品交換して売るという事業です。
これまで電気機器は一定期間利用すると壊れるものでしたが、このようなリユース事業がしやすいように交換部品を売るようにメーカーもしていくなど、完成品をいかに売るかという事業からの脱却が必要なのかもしれません。ひょっとしたらこのような事業は、ヤマダ電機のような小売業が、プライベートブランドを売りつつ、さらにリユース事業ができるように部品を提供していくような形になっていくのかもしれません。
引き続き、よろしくおねがいします。