RE100
引き続き「脱炭素経営入門」を読みながら、RE100という国際的に注目を集めている脱炭素経営のグローバルスタンダードについての説明がでてきた。
RE100についてググってみると、環境省のページが出てくる。本書にも書いてあったが、環境省は、RE100に公的機関としては世界で初めてアンバサダーに参加しているようである。
ここにも書いてあるがRE100は、企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的なイニシアティブがあり、世界や日本の企業が参加している。参加企業を見てみると、Apple、Google、Meta、Microsoft、3M、ダノンなどの世界的な大企業が入っている他、日本でも富士通やアサヒ、アスクルなども入っているようである。
再エネに100%転換した企業だけがRE100に参加できる、というものではなく、現状では100%再エネに転換できていないが、それを目指そうというもの。これによって電力需要家であるRE100に参加する企業が増え、やがては再エネを提供する電力会社が増え、さらには競争が増すことで価格が低減して行き、市場が拡大するということを目指しているもののようである。
RE100は主要な多国籍企業がターゲットとなっているようで、あまり今の自分たちには縁遠い話だとおもっていたが、中小企業など向けに「再エネ100宣言 RE Action」という日本独自にイニシアチブとして大企業以外が参加できる枠組みを2019年に創設されたようである。
どうも中小企業は大企業に比べて電力の価格が高く、結果として再エネに切り替えても価格が変わらない、場合によっては下がるということもあるようだ。日本でもこのような取り組みが始まっていたことに、今更ながら気づき、また是非とも参加したいと思ったところである。