共有地の悲劇
ーどうやって良い状態を維持していくかー
録画しておいた3年前の番組を視聴し、新型コロナウィルスに通づるものを感じたので記そうと思います。
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2017年にEテレで放送されてたピース又吉さんの深夜番組オイコノミア。経済学の番組で、毎回一人の経済学者と又吉さんと、たまにゲストのタレントで進行される番組。番組自体は2012〜2018の番組で、今回記したいのは『みんなのものをどう守る?公園の経済学』の回。8/23放送分。
例として、公園(井の頭公園)の池で外来種が在来種の生態系を侵してる...。共有の公園だからと、誰かが外来種を放ったり、自転車の不法投棄などが起きる悲劇。それらを食い止めようとボランティアの方が在来種を守ってるケースを紹介。
コロナ禍、なんでも新型コロナウィルスのこととして捉えがちなのだが、今回も市中に空気中にウィルスが放たれる瞬間を想像してしまった。
「マスクをしない!」主義の人…はルールなしに外来種を池に放てる人に似てるように思える。育てられなくなった、と…ペットとして飼ってたのに公園に放ってしまうとか、後で、ボランティアの人たちがどれだけの労力と時間をかけて在来種を守る活動をされると思っているのだろう…
無症状なのに飲み会やイベントに行ってしまい、その他多くのまだ未罹患だった者たちへうつしてしまったら、無症状の時に医師にお世話になっていたら一人分の医療でよかったのに、飲み会クラスターやイベントクラスター保健所の方の聞き取り調査も大変、医師も看護師も何倍もの人手を必要とされる。…今政府からのお金で無料でしてもらえるのであれば、税金もどれほど無駄になるというのだろうか。
医師や看護師、介護士、そういった最前線で働いて下さってる方々が外食や旅行に行けてない現状に目を背けて、いざ治療は、負担はお願いします。って「経済が大事」の一言で説明されて通るほど良い案なのだろうか。
私は、やっぱり、市中感染の拡大はゆるさない方向で経済をまわす違う方法をもっと模索いてもらいたい。新型コロナウィルスの蔓延していない綺麗な空気の状態を保ち続けるためのルールなのか、知識なのか、秩序なのか…社会全体としてそういった部分で成熟した社会になれば良いのに…と思ってしまう。