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京大ロー2L後期の感想ぴょん

懲りないな、と思ったそこのあなた。違うんです。今、同級生に銃を向けられながらこれを投稿しています。。。
ということで後期版も一応書きました。
趣旨とかそういうのは前期と変わらずです。
使った基本書やら参考書やらなんやらは基本的に先輩方と変わりませんので、先輩方の有用なブログをご覧くださいませませ。

記憶がフワフワしているので前期より中身も面白さもないですが。
気軽に読んでもらえればと思います。
ガチで情報収集したい方は、情報提供しようまともなブログを書いてくれている方がいらっしゃいますので
さっさと閉じてそちらへGo!!!!!!!!!!!!!!


民法総合2(ngn先生)

ちなみに京大ローお馴染みの「民法総合」、唯一"3"まであります。
民法総合2では主に物権と不法行為と不当利得あたりを扱います。相変わらずつよつよ事例を基にして。もう慣れたもんです。嘘です。
民法総合1でヒィヒィいってたのに、民法総合2はそれを余裕で超えてる気がする。
授業中、私の脳内に今までの人生で柵を飛び越えた羊総数の59848倍のスペースキャットが出現した気がします。
授業は簡潔なパワポと口頭の説明・問答と言う形なので、ノートをとる体力があった方が吉です。
そんなことはよそにngn先生は善人です。仏です。美しいです。
時々涼しい顔でとんでもなく鋭利な刃物で刺してきたり、激重鈍器を落してきたりしますが、
それは未熟な我々に対する救済の手なのであります。
というか、シンプルに問答が丁寧なんですよね。とてもありがたいです。
質問対応も柔らかく丁寧とか言う非の打ちどころが全くありません。質問に行くと3限に間に合わない危険が現実化しそうになります。みんな真面目。
学問に非常に真摯と言うか、そんなイメージです。
「条文を開くので5秒ほどお待ちを」といって本当に5秒ジャストで条文を引いてしれっと授業を再開させます。"私は授業を真面目に聞いていたので"数えてて、普通にビビりました。変な声を出しそうになったものです。
あと要件事実表が"すごい"です。”すごい”んです。これは自らの目で確かめてもらいたいですね。
毎回配布されるたびに凄すぎて笑っちゃってたので。

期末の問題は非常に頭を使いました。使えてたかは別ですが。
試験直前、壇上に教授のお二方が立たれているとき、(ゲームで一番盛り上がる中ボス戦みてぇなオーラあるな。テンションあがって来たわ)などのうのうと考えていました。
結局のところ、圧倒的惨敗を食らいました。多分2ダメも入れられてない。
D覚悟だったのにほぼ真ん中の成績でした。ngn先生はやはり神。
物権、もっとやります。

刑事訴訟法総合2(hre先生)

前期にも書きました通り、通年でhre先生でした。
そして前期同様凶器の問を坦々と解いていきます。公訴・証拠・裁判あたりですね。
ソクは始点がランダムでその後は名簿順です。そして1人1問を担当します。
ちなみに、凶器のなかには1問に5つの小問が入ってたりします。そういうことです。
それで1回に15人強が指名されることが多いです。そういうことです。
そして理解が浅いとしっかり深堀されます。そういうことです。
授業は坦々と進むのですが、授業後の質問対応については無茶苦茶柔らかく教えてくれます。
友達はなんか面白いこと言われてました。割愛しますが。
後半ではもうこの授業が楽しみで楽しみでしょうがなかったですね。
ソク回ってくるもなんのその、問答にトキメキを覚えていました。
この意味、受けたことある人はわかってくれると信じています。
ちなみに、淡々としている授業中でもたま~~~に小話が入ります。
あの雰囲気マジで好き。
授業の情報量が割と多い印象ではあるので、その整理をするのが大変でした。私は。

期末直前の私「328は出ません!!!」「訴因変更の許否だぁ?出るわけないだろ(笑)」
このあと、私の姿を見た者はいるとかいないとか。
試験中はふわっとした理解だ私~~~って感じで微妙な手応えで、結果は平均ちょい上くらい。
刑訴、何とでもなりそうだからサボっちゃって痛い目見がち。
一回ちゃんとどこかで勉強しなあかんなという

商法総合2(tkhs先生)

商法総合1でほとんどの重要論点を扱ったのに何をやるんですか?
会社法事例演習教材の第2部に決まってるだろうが!!!!当たり前だ!!!!
かの有名論点たちだけやって会社法を分かった気になってるんじゃないよ!!!!
ということでそこを永遠とやります。そういう授業です。
tkhs先生は今年のこの授業で初めてローの授業を受け持ったそうです。
なので先生もこちら側も探り探りという感じが見え見えした独特の雰囲気で後期の当科目は始まりました。
板書から一瞬目を離してノートかいたり資料を読んだりして、久々に板書を見ると暗号が撒き散らされており、そこから体験型謎解き脱出ゲームが始まります。
ソクは席順、1人1問という感じですか。2週に1回当たります。たま~~~~に2週連続で当たってる人もいらっしゃいましたね
他に特にいうこともありません、というかローの授業が初ということなので今後どんどん変わるでしょうから今ここに書く意義がほぼないですね。
復習の大切さを思い知らさせてくれる科目です。復習を、するんだ。いいな?しのごの言うな。復習をしろ。自習で復習をガンガンやらなければ、やられます。常に崖の上に立たされていることを自覚しておくべきでした。

期末はまぁ類題なんだろうなぁという問題でした。
個人的には全授業ノートを見返すよりも、巻末の演習を回して、必要に応じてノートに戻るような方がいいかと思います。個人的にはね。
割と試験で出る範囲って限られてそ~って感覚になるので。(実際にそんなことはないんだけど)
私は巻末を回すに回して上っ面に何でも書けるようにして、本番ひたすらにメッキを剝がされました。
試験後に色々話し、ボロが見つかり、
B3のときに論証に書き足していたものに答えを見つけ、己の衰えを知り、萎えていましたが
まぁまぁ^^ってくらいの成績でした。

法曹倫理(stu先生)

後期が始まる前のこと。
後期について腹を括った私「法曹倫理もガチるわ。法曹倫理はA+死守するしかない。」
友達「倫理あるやつは多分倫理の勉強ガチらんよ。ガチるってことは倫理ないんじゃ?」
私「……………😥」

倫理・道徳と法曹倫理は違います!!!!!!!!!!!
まぁ、いわゆる法曹倫理ってやつについてグループワークもありながら勉強していく授業です。
グループワークと言っても数人で協力して課題作成してこい、そして発表せいって感じですが。
基幹の他科目はある程度基礎がある(建前な)のに対し、この科目はそもそも初学なので勉強のしかたわからんよ、を久々に体験できました。
これを落すとエクスターンを履修できない上に「コイツ(法曹)倫理(の単位)ないヤツ」みたいな烙印を押されます。右腕の肘よりちょっと下辺りに。
課題についてはモチベが大事です。私の担当は答えのないという問題の範囲で、無理ゲーになりました。頑張って完成させたら酷評でした。ぴえん。
しかし、先生のレジュメは非常に有用です。試験前にこんなにお世話になるとは。と言うほど。

期末、圧倒的筆力ゲーだった件について。

憲法総合(sgb先生)

前期は行政法で、後期は憲法なんですね。
外部ぺーぺー生の私はsgb先生の授業と言う名前で浮足立ってしまいましたね。
話(授業)が非常に上手いというか、聴き入ってしまいましたね。ソクも健全な対話議論ができます。
先生曰く、民事系が重いからこの授業は全然詰めたりしないし予習の負担も重くしないよ^^とのことでした。その真偽は皆さんで確かめてください。
事前に配られる授業課題にそってソクは回ります。ちなみに半期で1回か2回当たる程度です。
基本的に判例を起点にその理解を深めるような質問で構成されているかと思います。
が、先生が判例に沿って、大事なことを次から次へと投げてくださり、それを我々が必死に拾い集めるような、そんな授業です。
先生が関連する必要な事項をドンドン仰っていくので、まぁまぁ逸れます。ありがたいこと限りなしという感じです。
授業後の質問についても丁寧に対応してくれます。こんなペーペーな奴のしょうもない質問に付き合わせてしまいスミマセンってなります。
1回だけグループで起案をする機会があります。添削もしてもらえます。神か?
しかし、私のグループが(私以外)優秀者だらけで打ち合わせの話についていく顔をするのが精一杯でした。私でもわかる次元の話になった瞬間、水を得た魚のようになってました。多分。
まぁでも無事(なのか?)課題は協力して完成しました。よくできました^^
期末試験の対策については永遠にわかりませんでした。まぁ授業をちゃんと受けてそれをちゃんと復習するという王道が一番適してる授業なきはしてます。気は。

それは、期末試験開始15分前頃のことじゃった。。。
トッモ「俺、選挙権出ると思うんよなぁマジで、割と本気で」
わたし「(笑)」
トッモ「最近高裁が出た受刑者のやつあると思うんだよ、ホントに」
わたし「選挙権なんて出るわけないだろ笑笑笑笑笑笑」
……
わたし「一応出たらあの基準使えばいいんよな、、、?」
トッモ「うん。」
試験開始後のわたし 「……………(土下座をしている)」
私はこの友達がいなければ今頃ここにはいなかったでしょう。
ちなみに結論ヤバめになってしまい「お?」という感じでしたが、なんとか平均。

民事訴訟法総合1(ymd先生)

あ、お久しぶりです、民事訴訟法さん、、、と後期が始まるときになります。
ということで後期から民訴が始まります。
指定参考書、2冊です。2冊。にさつ。NISATSU.
そこから先生方が重要と指定する問に応えていくわけです。
そう、より多くの問題から厳選されたものを解いて実力を上げてもらえる。
こんな幸せなことないですね~~~~~^^
手厚いふぉろーっちゅうやつですわぁ~~~~~~^^
ちょいちょい(まぁまぁ)追加質問とかがあります、基礎とか射程あたりを問う感じのものが。
私は民訴苦手なので必死でしたね。まーじでよくわからん部分とかあったので。
ソク中も「どうもありがとう」が来るまで気が抜けませんでした。ちなみに席順。
1,2回我ながら何言ってるかわかんない回答をしたのに議論が噛み合ったことがありました。さすがは民事訴訟法。
質問対応は丁寧でして、嬉しい。議論してる感があります。
みんなわからない民訴。それなのに量が多い民訴。ということで普段予習でゼミなんて組まないみんなが予習ゼミ組んでたりしました。私は加入ではなく、よく顔を出すだけの人の役でした。

期末は例年に比べるとシンプルぽくね?という感じでした。なにか影響のある事情でもあったんでしょうかね()
まぁそれでも授業で扱って無くないか?この分野?みたいな問はあったので何ともですが。
民訴が何もわからないまま年を越してしまったので試験勉強がホントに参っちゃってました。
でも点数は後期の中で一番よかったです。いぇい✌

刑法総合2(tkym先生)

刑法総合1の続き、すなわち共犯と各論をCB刑法("有斐閣のやつ")でやります。
それだけです。事例検討も4回くらいあるけど。それだけ。それだけなのよ。
色々事前に噂は聞いていたのですが、初回開幕早々15分にしてジェンダー論に絡む話ががぶっ飛んできたので、おもわず拍手してしまいそうでした。
後半の授業でもなかなかになかなかなことがあったので、はい。なかなかなことが。
前期と違い、授業は”怒涛”に進みます。他の何でもないです。”怒涛”なのです。
事例検討会において名簿1周したとかいう奇跡が起きました(比較対象になるだろう前期は4~10人)(1クラスは50人強)
基本的に名簿順にことが進むのでなにかビビることがあるわけではないです。基本。

期末試験は人間の処理能力の限界を超えさせてこようとする問題でした。
見事。敗れました。所詮私は人間でしかありませんでした。
結果は後期の中で一番悪かったです。まぁ、しょうがない。一番の論点落してたぽかったし。

国際私法2(nkns先生)

家族法分野+知財+反致とか先決とかのムズムズ総論部分、です。
個人的には「国際私法の難しい部分を後期に凝縮させてね?」とは思いました。家族法分野苦手なので。認知と養子とかマジでわからんじゃんさ。
なのにこの科目に在学受験の可否のすべてが委ねられているの、怖すぎでしょ。
(前期に司法試験選択科目を2つとって安心の境地に行きましょう。さもなくば同期に永遠と煽られます。マジで。私は数えきれないほど煽られた。)
前期から続けて受講する方が一定数いる上に少人数なので、ある程度の関係ができて授業の雰囲気がなんか妙に良かったですね。私は一回謎に唐突なクイズ大会に招待されました。
授業で先生がフランクな感じが好きな人には向いているかもしれません。
ただ、(おそらく)国際私法2については担当の先生が隔年で交代しているようなので、
その点でここまでの記述は意義をなさないような気も(そもそも価値のある文章ではないが?)
前期と同様に自主ゼミを続け(ちなみにこのゼミ、途中で科目気にしないヤツに進化した)、司法過去問やら、期末の過去問を解きました。多分これが結構意味あったような気はします。
隠れた反致も32条・35条の関係も相続周りの準拠法関係も完璧に理解しました。無敵です。嘘です。この翌週には全てわからなくなってました。
先決と共同養子縁組だけはいまだに何もわかっていません。むり。

期末試験は単純な問題でした。
にも!!!!関わらず!!!!!私と言う馬鹿は!!!!!大やらかしを!!!!!
自己嫌悪MAXである。ただそれをひたすらに悔いる春休みになってしまいました。
民法で疲れてたとはいってもあり得んミスしてましたね。
ほんとにやだ。もう。これで在学中受験できなくなったらどうするんだよ。まじで。なぁ。
と思ってたら普通の単位は出ました。司法試験で恩返しするほかなし。
この先生の授業でちょっといい所は採点終了し次第評価分布を教えてくれるところです。
Fがいるか否かがわかるだけでだいぶ精神に優しいです。



1年間通して感じた、手応えと成績の相関のイメージですが、おおよそ

一応全部書いたから単位は大丈夫だけど、成績はびみょいかもな~ → A
メイン論点・設問1個大やらかしして飛んでった、単位無いわ、無理、皆今までありがとう → B
これはwww単位は絶対あるわwwwワンチャン跳ねねぇかなwwwww → C


という感じでした。謙虚に生きよう。
シンプルに私が主観と客観が合致してないからマズいというだけなんですが、、、
司法までに矯正しなきゃ。
ちなみに私は某科目で2回とも前提から大雪崩を起こし、死を覚悟したのですが、授業で習ったことを精一杯書いたら平均点でした。
なので、期末に限った話ではありますが、請求や論点から間違えても、授業で習ったことを頑張って書けばそれなりの評価がつくような気がしています。問題を見て諦めないことが肝要です。授業で習ったことをさも正しいかのようにあれこれ接着してみましょう(推奨はしません。普段から復習しよう)。
でも講評ではボロカスに言われます。一周回って笑えてくるくらい。涙も引っ込む。


ということで、はよ司法試験終われ。
後期は興味深い科目が多いので、来年も残っている、かつ、抽選に外れないことを祈っています。