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空木岳1 多くは下りにしか使わない意味がわかった日
関西から関東にかけて、空木岳に登りたいけど躊躇している人は多いのではないだろうか。その理由はどこから登ろうがそれなりの時間と体力が必要だから。私もその一人。計画はずっと持っていて、どうせ登るなら縦走をし、木曽駒ケ岳も登ってしまうと決めていた。
今年はずっとぐずついた天気ばかり、そんななか三日間ほど雲は多いが雨は少なめの予報を見つけ急遽中央アルプスに向かった。ルートは北から歩くのか南から歩くのか悩んだが、コースタイム的にはどちらも似たりよったりだったので、空木岳から登る南から歩くことにし、4時からペツルのライトを付け、有料駐車場から歩き始めた。
登山開始からとにかく登る。樹林帯をずっと。
途中のピーク池山に到着。遠くに翌日向かう木曽駒ヶ岳が見えた。
結構しっかりとした鎖場
初日は雲の中かなと諦めていたけど、南アルプスがちゃんと見えてうかれる
駒石から
とても大きい
石でサークルを作りHを書いた素敵なヘリポート
稜線に出たあたりから雨が降り始める、さあ、もうひとがんばり
空木岳登頂♪
山頂から歩いてきた道を望む
南駒ヶ岳方面
雨が強まり始めてきたのでそそくさと先へ進む。ここから先は岩場の濡れた急登を下る。慎重に下った。この日の宿泊地木曽殿山荘に到着したのは14時30分、カッパを脱ぐ前に水場に行き3リットル補給して帰ってきて15時00分、総行動時間は11時間、総獲得標高は2,290m、翌日のツエルト泊装備、さらに雨で濡れていてかなりこたえた。後に到着した方たちは12時間かかったそうだ。このコースは、健脚でない限り下山に利用するべきと心から思った。そして少し心が折れた。
つづく