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トランプ政権のDEI(多様性、公平性、包摂性)やESGについて

トランプ政権の方針に従い、DEIやESGの取り組みを縮小する企業が相次いでいます、トランプ氏はなぜDEIに反対するのか、以下の記事のとおりウィルバー・ロス氏が簡単に説明してます。

DEI廃止は米国経済にとって、費用対効果の高い政策であることは間違いない。企業がDEIやESGなどを推進するにはコンプライアンスのコストがかかる一方で、そのコストに見合うほどの収入は生み出されず、コストは最終的には消費者に転嫁される」

それにしてもトランプ氏は前任者が積み上げてしまった負の遺産をことごとく一掃していきますね。数年後にこの結果がどうだったのか見極めていきたいとも思ってます。

欧州金融機関中心にDEI、ESGをテーマに色々な投資アイデアが生み出されてきましたが少なくとも今後数年は下火になるのでしょうか。昨年スイス系PBと大手邦銀グループがサステナファンドを新規設定しましたが残高も200億円ちょっとでパフォーマンスも7-8%マイナスとパッとせず、完全にブームを見誤った感があります。

私も過去所属した幾つかの企業でDEIやESGは費用対効果があまりない、企業の成長や戦略遂行、人事戦略等で逆にアゲンストになっていると感じる局面が多々あったのでこのトランプ氏の決断と一般企業に与えるインパクトと即効性に関してある意味すごく注目してます。

最後に余談となりますが2000年代にこのウィルバー・ロス氏のファンドで沢山儲けさせてもらったこともあり、彼の大胆なグローバル規模の企業再生・ターンアランド手腕にはとても感心してました。特に自らが2000年初めに創業した鉄鋼会社インターナショナル・スチール・グループを通じて同業他社を買収し、当時経営危機に陥っていた鉄鋼大手ベスレヘム・スチールの資産を買い取り会社再編を実施、最終的にはインドのラクシュミ・ミタル氏率いる新興のミタル・スチールに売却した案件は凄かったです。

それでは日本は本日から3連休ですね、最後まで読んでいただきありがとうございました。


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