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木造校舎物語#初恋編①

 こんにちは👋N.です。


 『木造校舎物語』
(需要はないかも?ですが)

 私が高校3年間、一途に好きだった人のお話。

 出会いは入学式。

 
 みんなが緊張して座っている教室で、とてもにこやかに挨拶して入ってくる坊主少年がいた。
 たまたま私の隣の子と同じ中学校だったらしく、「おはよう!」って言って来た。
  
   最初の印象は
 「馴れ馴れしい感じ」


 でも出会ったその日から妙に気になる存在になり、その気持ちは親しくなるにつれて大きくなっていった。

 私も高校野球に興味があり、(当時)PL学園の桑田選手が大好きでよくその話をしていた。

 するとある日、
「野球部のマネージャー
 になってくれない?」
と、声をかけてくれた。
 新入生のマネージャーが見つからないということだった。
     
   “キャーーー💓”
 

 私は彼の誘いで野球部のマネージャーになった。
 仕事は多岐にわたり、力仕事も多かった。

 それでも放課後も、休日も遠征も一緒にいれる喜び。どんどん好きになっていった。
 
 ある日私の顔が真っ赤だと不意に「熱あるんじゃん?」と、額に手を当ててくれた。
 もう“ドキドキ”が止まらなかった。


 “そんなことしたら、余計
 に赤くなっちゃうよ…
 もっと好きになっちゃう
 よ。”

   

  この時初めて
   『恋』
 を意識したんだ。

 

 


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