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鉄壁の◯◯子(仮)、降臨す!#6
こんにちは👋N.です。
練習、レッスン、観光など目まぐるしい日々だった。
同時に、レッスンのたびに自分の技術の足りなさを突き付けられる日々でもあった。
ただただ憧れだけだったウィーンへの留学。
最終日に近くなるころ、全く違った音が出せるようになっていた。
毎日どこかかしこで音楽に触れていたので、身体の中にどんどん流れ来んでいたのだと思う。
長い間ピアノを弾き続けて来たが、“初めて本気の努力”をして“初めて自分のピアノを好きになれた”3か月だった。
ところで◯◯子だが、結局シャワーを浴びる時と、トイレに行く時だけしか部屋からは出て来なかった。
お水が超大切な街だからシャワーは2日に一回とか、じゃんけんして順番を決めるなど、生活の中には自分たちで決めたルールがあった。
でも◯◯子だけは、私達が学校や買い物でいないときを狙って毎日昼間に浴びていた。
結局◯◯子はウィーンにいた3か月で、一度も行動を共にしたことはなかった。
高い費用を払ってもらって、ずっと部屋にいたなんて…
最後の最後まで◯◯子は“鉄壁の要塞”にいた。
“キーーーッ💢💢💥”