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部屋とアメとレッスン#終

 
 こんにちは👋N.です。


 すっかり寝てしまっていた私。

 姉のレッスンが終わり、いよいよ私の初レッスンなのだが、先生に…

 
「◯◯(私のあだ名)ちゃん」

  「◯◯ちゃん❗」


 起こされた私は、非常に不機嫌だ。

 先生が「◯◯ちゃん、ほれ弾いてみて。」
と優しく促してくれているのに、不機嫌に動かない。


 そのうち何とかピアノの所に行ったと思ったら、先生の顔を見て、
「お…お…お願い◯△#~」


 そう、今度は先生の顔を見てギャン泣きした。
何だか、眼鏡の顔がとても怖かったのだ。
(とても優しいお顔です。)


 先生は何も悪くないのに
「◯ちゃん、ごめんね~」
と言いながら、アメとチョコをくれた。


 それで何とか泣き止み、やっと「お願いしましゅ」
と言って、ピアノの椅子に座ることが出来た。


 お姉ちゃんが階名を書いてくれた『キラキラ星🌟』

 結局、初レッスンはずっと泣いたまま終わった。


 すぐに母のところに行って、いつものように大好きなアメをもらった。

 それからしばらくは、レッスンの最初と最後でおやつを食べる喜びが出来た。


  待ち時間…一時間
  レッスン時間…5分 


 
 これが私の初レッスンの淡い思い出。


『部屋とアメとレッスン』のお話。


 

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