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「飯泉観音へのポタリング:歴史薫る名所で心と身体をリフレッシュ」

今日はポタリング気分で、神奈川県小田原市にある「飯泉観音」を訪れてきました。普段はロードバイクでスピードを楽しむことが多いのですが、今回は景色や道中をじっくり味わいたくて、あえてのんびりと走るライド。自宅から約25分の距離で、初心者でも気軽に楽しめるルートです。

道中では、車通りが少なく、緑が多いエリアを選んで走ったため、自然の香りや風を全身で感じながら進むことができました。ただ、途中で小雨が降り始め、正直「今日はやめておこうかな」と迷う瞬間も。でも、「このまま引き返すのはもったいない」と思い直し、ペダルを踏み続けました。雨に濡れた木々が生き生きと輝いているのを見ていると、心が浄化されるような気分になり、結果的に行って良かったと心から感じられる一日になりました。

歴史ある名所「飯泉観音

飯泉観音の正式名称は「飯泉山勝福寺」。奈良時代に創建されたとされるこの寺は、坂東三十三観音霊場の第5番札所で、多くの巡礼者に親しまれてきました。その歴史の中では、鎌倉時代には北条氏の保護を受け、戦国時代には豊臣秀吉が小田原征伐の際に訪れたと伝えられています。

また、この寺院は日本最古の千手観音像を祀っているともいわれ、全国各地から参拝客が訪れることでも有名です。観光シーズンには観光バスが立ち寄ることもあり、境内では地元の特産品や御朱印帳を手にした方々の姿も見かけます。それでも境内は広々としていて静かで、心を落ち着けるのにぴったりな場所です。

境内で感じた癒しと静寂

到着して自転車を降りると、まず感じたのは境内の静けさ。平日ということもあり、ほとんど人影がありませんでした。風に揺れる木々の音や鳥のさえずりが響き渡り、日常の喧騒から解放される感覚を味わえます。

本堂に向かう参道の途中には、古くからある石灯籠や立派な木々が並び、歴史の重みを感じられます。本堂では、千手観音像に手を合わせ、心の中で小さな願いごとをしました。この場に立つだけで、時間がゆっくりと流れていくような感覚になります。

飯泉観音へのアクセス

飯泉観音はアクセスの良さも魅力の一つです。最寄り駅はJR東海道本線「鴨宮駅」または「小田原駅」で、どちらからもバスやタクシーで20分程度。駐車場も完備されているので、車での訪問も可能です。また、自転車で訪れる場合も、近くには走りやすい道が多く、気軽に立ち寄ることができます。

ライドの締めくくり

帰り道、雨もすっかり上がり、晴れ間がのぞいていました。澄んだ空気の中でのライドは、本当に気持ちが良かったです。飯泉観音はポタリングでふらっと訪れるにもぴったりな距離感でありながら、歴史ある名所として見どころもたっぷり。心も身体もリフレッシュできる、素敵なスポットでした。

もしロードバイクやポタリングで走る目的地を探しているなら、ぜひ一度訪れてみてください。静寂と歴史が交差する飯泉観音で、心のリセット時間を体験してみてはいかがでしょうか?

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