スネークアイTGシンクロン
2024年6月シーズン、マスターデュエルで使用したスネークアイTGシンクロンデッキを紹介します。
レベルの調整で展開ルートを切り開いていくパズルみたいなデッキです。
マスター2までは行けたのでおもちゃではないと思います。
まずは最大展開を紹介してからデッキコンセプト、採用カードの解説をします。
最大展開ルート
・エクセル初動
→シューティングセイヴァー2体、バロネス、グレイブブラスター
デッキコンセプトは以下の3つです。
1. シューティングセイヴァーを使いたい
2. 何もできずに負けたくない
3. 増Gが憎い
1.シューティングセイヴァーを使いたい
4000打点の複数回攻撃、墓地利用や破壊をトリガーにする効果発動を許さない何でも無効+除外、アサルトシンクロンと合わせて効果を2回使える。どこをとっても強い効果。
大好きなカードなんですが、その分召喚条件の制約がキツく救世竜セイヴァードラゴンを素材に要求しています。
サポートとして光来する奇跡、想い集いし竜というカードがありますがスピーダー展開までに役立つカードではなく事故札になることが多いです。また、想い集いし竜の効果でレベル1ドラゴンを召喚できますが、候補となるスターダストヴルムやラルバウールは単体では動けないカードです。
事故要因が3枚入る光来型は安定感に欠ける特徴がありました。
どうにかならないかと思っていたのですが、スネークアイTGシンクロンの先駆者が赤き龍でシューティングセイヴァーを出しているのを見て、いいじゃんと思い使わせてもらっています。
2. 何もできずに負けたくない
シンクロンはEXを全部使い切って相手を目茶苦茶にするテーマですが初手に引きたくないカードが多いです(そもそもシンクロン系を引きたくない)。
初動がなく何もできずに負けるのが辛すぎるので、スピーダー後に使う展開札の削減、2枚初動の組み合わせ増加により初動を引く確率の上昇を図っています。
なお、初動とはスピーダーを召喚できる初手のことを言っています。
・スピーダー後に使う展開札の削減
シンクロ召喚にはチューナー+非チューナーが必要な関係上、スピーダーを召喚してもそれ以外の非チューナーが用意できなければ実は展開はそんなに伸びません。
非チューナーを用意する手段の例として以下の方法がありますが、初動には寄与しづらく、複数積むと事故要因になります。
・イルミネイトからトレイル召喚
・ホイールシンクロン採用
・光来する奇跡から想い集いし竜+レベル1ドラゴン族召喚
・ディアボランティス→プレイング・マンティスでレベル1トークン
・赤き龍でシンクロランブル、シンクロオーバートップサーチ
このデッキでは素引きした場合でも捨ててさえしまえば展開札になることと、出てくるトークンがレベル1でスピーダー→TG展開に繋げられるディアボランティス+プレイング・マンティスを採用しています。
その他は上振れのための要素と捉え採用していません。シンクロン使いは勘違いしがちですが5ハンデスしなくても展開が通ればだいたい相手は死にます。
・2枚初動の組み合わせ増加
召喚権が残った状態で原罪宝を表側表示のカードに打つことやレベル7モンスター+ジェットシンクロンでTG展開からスピーダーに繋がります。
それらの動きができるよう原罪宝は3枚採用し、撃つ対象としてチキンレース、ライディングデュエルアクセラレーションを採用しています。
また召喚権を使わないレベル7モンスターとしてクシャトリラを採用しています。
マスターデュエルのデッキから5枚引く機能を試してみたところ100回中86回スピーダーに繋がる初手でした。相手の手札誘発は考慮していませんが悪くない確率ではないでしょうか。
3. 増Gが憎い
シンクロンに増Gはめちゃ刺さります。特殊召喚を繰り返しライブラリアウトを狙う戦法もありますがスピーダー後の展開札が少ないこのデッキではそれも難しいので、増G撃たれたらこのデッキは止まります。
しかし、妨害なしでターンを渡しボコボコにされるのが嫌すぎたので、増Gを打たれる前の妨害としてクシャトリラ、増Gを打たれた後の妨害としてマスカレーナ+リトルナイトを採用しています。
ユニコーンは相対した場合はスピーダーを連れ去る巨悪ですが、味方にするとキトカロスや咎姫を引っこ抜いてくれる頼もしいやつです。
増Gを撃たれていない時でも、適当なモンスターとリトルナイトになれる上、蘇生してバースと合わせ次のターンも睨みを効かせてくれるのはシンクロ展開できない時の悪あがきとしてはなかなかです。
マスカレーナ+リトルナイトは蛇眼神殿と合わせることで相手ターンにリトルナイトの召喚時と誘発の2妨害を構えられます。同時にスネークアイの展開により壁モンスターと次の動きも構えられるので妨害のタイミングを図りながら次ターンが回ってくるのを祈りましょう。
次に、採用している特徴的なカードの解説をします。
TG展開からスピーダーに繋げるための非チューナーとしてブースターラプトル(星1非チューナー)が採用されていることが多いですが、ロケットサラマンダーから場に3体並ぶのにスピーダー出すために1体にまとめるのはもったいないなと思ってました。
展開の過程でだいたいジェットシンクロンは墓地にいるので、ジェットと合わせスピーダーになれるレベル4非チューナーということでラッシュライノを採用しています。
また、ジェットが墓地にいない場合でもアクセルシンクロンでスターダストを墓地に送ることで問題なくスピーダーになれます。
限られた展開札でやりくりしなければならないこのデッキにおいて、スピーダーを出しつつロケットサラマンダーを残せるのは重要でブースターラプトルを使うよりも手数が1手増えると考えています。
また、スクリューサーペントからレベル4非チューナーという蘇生先の択を増やし、レベル8シンクロができるのも展開に役立ちます。
定位置は墓地なので山札からマイティストライカーで墓地に送るか、ジェットやディアベルスターの効果で墓地に送っておきましょう。
ステータスやその他の効果は正直おまけですが、稀に相手のリトルナイトを一方的に戦闘破壊する活躍を見せることもあります。
ロケットサラマンダーからレベル1、4、4が並ぶのでトリシューラを組み込めないかと思うこともあります。実用性は知りませんが。
ランクマで相手が使っているのを見たことがないURことバイファムートさん。このデッキではシューティングセイヴァーと赤き龍の下敷きとなる活躍を見せます。
アクセルスタダ+マイティストライカーから召喚され、本体はレベルを1上げられ赤き龍をシューティングセイヴァーに変換後、レベル1チューナーと合わせ赤き龍にされます。
トークンはリリースされたり、レベルを1下げられバロネスになったりします。
レベル10で他にモンスターを出す効果持ちが欲しく悩んでいたところ、展開中にレベル2シンクロチューナーが落ち、アクセルスタダで蘇生できると気付き採用となりました。
ディアボランティスで落とし、レベル1非チューナーを生み出すギミック。
TG展開→スピーダー成立の場合、展開の最後にグレイブブラスターを出すのに使われ、スピーダーが先の場合TG展開につなぐために使われます。
スピーダー成立後はどのルートでもディアボランティス召喚→赤き龍召喚を目指すと良いです。
TG展開後はドラグナーを出せさえすればグレイブブラスターに繋がり、出しやすく効果も強いので採用。
ドラグナーはレベル1トークン+スターダストシンクロンかレベル4ライブラリアン+レベル1チューナーで出すことがほとんど。
ブラスターの効果は墓地から出てきた咎姫には使えないので注意。
レベル11シンクロを入れる枠はないですがシューティングセイヴァーを使いたいので入れています。事故札は入れたくないですが、レベルの上げ下げで広がる展開ルートを考えるのは楽しい。
レベル変動の効果しか使われず、主にバイファムートやグレイブブラスターのレベルを11にするのに使います。
シグナルカウンターはライディングデュエルアクセラレーションともシナジーあり。
スネークアイ関連の効果と好相性のカード。相手も使用可能というデメリットがあるので早いうちにコストにして捨てたほうが良いです。
何気にUR。
ジェットかスターダストを持ってくることが多い。ターンの初めに使う必要があるので相手の出方次第でサーチ先を変更できないのは調律と異なる残念な点。
サーチ後は置物ですが、展開中に急に光りだすので驚くことがあります。
他に入れたいカードがあれば入れ替えてもいいです。
最後にいくつか展開ルートを紹介します。
TG展開→スピーダー(ジェットなし)
・レベル7+ジェットシンクロン
・レボリューションシンクロン素引きした場合
以上です
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