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色とりどりの個性が輝く大人の絵画教室

こんにちは。うわじま市民ライターのタマミです。
宇和島と言えば歴史と文化の街というイメージですが、
芸術で宇和島を元気にしようと尽力している場所があります!

そこは「アトリエぱれっと」という絵画教室。
代表の清家由佳さんが講師をされています。

これまでも「アトリエぱれっと」は切り絵教室や学生アーティストグループARTeeenの活動などで紹介されているのですが、アラ還のタマミが注目したのは、大人の絵画教室です!!

実際に「アトリエぱれっと」ヘ行ってみました!

JR北宇和島駅から徒歩5分。
車なら、高速道路三間ICから15分。
フィットネスクラブVISTA宇和島店駐車場の奥へ入り、
2階ヘ上がった所にあります。

ちょっと不思議?フィットネスクラブ2階にあります


入口入ってすぐのディスプレイ
この左横の階段を上がります


休憩スペース
この空間も素敵でしょ!

休憩スペースを右手に通り過ぎた事務室の奥に絵画教室があります。

今回おじゃましたのは、火曜日朝10時〜12時までの教室です。
火曜日はたまたま女性ばかりの日で、年齢層は60代〜80代だそうです。

初めての取材!
ドキドキしてますが、勇気を出して入室。

【教室の様子】

 水彩・油絵・切り絵・彫刻など 

みなさん、思い思いの作品に取り組まれていました。

はじめにお話を聞いてみたのは、SKさん。
教室に通っている理由を聞いてみると、
「家が近いから。」
「中学校以来、何かしてみたいなぁと思って」
と話されました。
週3日通われているそうです。

次の方は、日振島から月2回船で通われてるKHさん。
(日振島は、宇和島港から西方約28km、宇和海に浮かぶ島。)

船賃は往復で4,000円あまり。
教室の後、食事と買い物をして帰るそうです。

KHさんは日振島の素晴らしさをスマホの写真を見せながら
熱く熱く語ってくれました!

特に思い入れがあるのは島に自生している“はまゆう”。
8月の教室展には、その絵を出品されました。
(教室展は、絵画教室で作成した作品を併設しているギャラリーに展示するものです。作品の人気投票もされています。)

教室展出品作品 8ヶ月かけて描き上げた力作のはまゆう

教室に長く通い、15年目になる人もいます。
その中に“切り絵の達人”
と呼ばせていただきたいSTさんがいます。

第34回信用金庫PRコンクールカレンダー部門最優秀賞を受賞したSTさんの作品

STさんは、「アトリエぱれっと」が今の場所に移る前の建物の大家さんだそうです。
ご縁がつながってるってことでしょうか?
ステキですねぇ。
さらに、

現在「アトリエぱれっと」が展開されてる貸し絵サービス
“CaLiRu絵”(カリルエ)で
STさんの作品を
なんと、
宇和島信用金庫さんがお買い上げ!

信用金庫内に飾られてます

【CaLiRu絵】とは
宇和島のアマチュア・プロが描いた作品(約2,000点以上)を
ホームページからアクセスして
レンタルできるサービスです。

長年、絵を描いてきた方々からアーティストを目指している高校生までクオリティーの高い作品が揃っています。
アトリエぱれっとを介して、地域のアーティストとサポートしていただける方をつなげる取り組みとなっています。

CaLiRu絵

www.calirue.base.shop

「芸術で宇和島を元気にしようとする活動を知ってほしい」と代表の清家さんは言います。
タマミも宇和島から発信される芸術活動を応援したいです。

他にも気になった生徒さんに、大きなキャンバスに少年の姿を描いてるSKさんがいました。

絵を描く理由を聞いてみると「罪ほろぼしです」と言われました。

「働いてた頃は忙しすぎて子供の面倒を充分にみることができなかったから…。子供や孫のことを思って描いています」

タマミにも思い当たるところがあります。

このような気持ちの伝え方もあるんだ…と感じました。

県展に向け制作途中のSKさんの作品

SKさんが県展へのチャレンジを始めたのは3年前。
友人と共に目指されましたが、
その方は志半ばでガンで他界…
アトリエぱれっとへ通われる前の
ことでした。

ぱれっと代表清家さんはSKさんの3人目の先生。
清家先生が『いい!』
と言ってくれるまで描き、これまでにも県展に2回入選されています。

つい次回への意気込みを聞いてみると
「気張る気持ちはないです」
「時間を忘れられる。自分も忘れられる。自分の表現をするだけ」
と語ってくれました。


来年の県展を目指して

もうひと方、
県展用の作品を描かれているINさんがいました。
自分の年齢を考え、
「清家先生に教えてもらえるならやってみよう」と
チャレンジを始めたそうです。

自分のペースで2年か3年に1回の出品。

「清家先生は一人一人に合わせてくれ、安心できる」と言い、

また絵を描く理由は、
人に見せるためというより
「自分の気持ちがおさまり、楽しいから!」
と語ってくれました。

みなさん、それぞれの思いを胸に絵と向き合っているんですね!

【あれ、若いお嬢さんが…】

翌週、教室に再びお邪魔すると存在感のある若い方が…

名古屋から宇和島にUターンされてるMIYU ISSHIKIさん。
まだ帰ってきて1年くらいだそうです。

優しい色合いのグラデーションの作品…
ヘアドライヤーで絵を乾かしているところでした。

後日、MIYU ISSHIKIさんの作品がアトリエぱれっとのギャラリーで展示されていました。

MIYU ISSHIKIさんが教室で制作した作品
MIYU ISSHIKIさん制作
宇和島信用金庫カレンダー公募
2024最優秀賞「ふるさと」
MIYU ISSHIKIさんの紹介

絵画教室では話が充分に聞けなかったので、
MIYU ISSHIKIさんの個展が開催されると知り、9月21日アトリエぱれっとへ行ってきました。

すてきな絵がたくさん。
何枚も売却済みシールが貼ってありました。

アトリエぱれっとの生徒さんも見に来られてましたよ。

【MIYU ISSHIKIさんのメッセージ】
〜インスタグラムより〜
宇和島から離れて12年。
展覧会を開くことはあまり考えていませんでした。
でも、たくさんの御縁やつながりを通じて
地元宇和島で何かをしたいという気持ちが大きくなり
開催することにしました。
作品をたくさんの方に観ていただけて
本当に胸がいっぱいで
あっという間の5日間でした。
私も何かを返せるように、これからも日々精進して参ります。

…現在MIYU ISSHIKIさんは
オーストラリア留学に向けて準備中だそうです。

生徒さんには
リタイア後にチャレンジする人もいれば、
若い時にチャレンジする人もいて、
みなさん輝いていました。

最後に
アトリエぱれっとから

重大発表!!

来年4月
ギャラリー・カフェ
オープン予定!

名称はまだ仮名ですが、
大人の絵画教室とギャラリーの部分が移転します。

代表の清家さんは、これまでずっと生徒さんの階段の昇降を心配されてきました。

そこでこの度、
今のアトリエぱれっとの近所に
カフェを併設した教室を開設することにしたそうです。

宇和島で、お茶しながら
絵画作品が楽しめる!
画期的なスペースです!!

ぜひ宇和島に
きてみなはいやぁ~
(来てくださいねぇ)

アトリエぱれっと


























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