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ダンスで続かなかった練習

こんにちは!オドルAFPです。このnoteではスポーツジムのエアロビクス経験者のわたしがスタジオプログラムで初めてHip Hopを始めたのはいいんだけど、いったいどうやって練習したらよいのか全然わからなかったときの体験談を書きます。

結論から言いますと、その場で習った振り付けを帰ってから記憶を頼りに描いたノートで練習することはありませんでした。それは、ダンスのもっとも大切な考え方を知らなかったからです。

曲とダンスはメインディッシュとワインのようなもの

ストリートダンスというのは、フレンチやイタリアンのメインディッシュを先に決めてから食事に合うワインを決めるのに似ています。まず最初に音楽があります。その曲のメロディーやリズムに合わせて振り付け(コリオグラフィー:以下、略してコリオ)が決まります。つまり、曲がないことには始まらないのです。そのことを実感として理解するのにずいぶん時間が掛かりました。そして、それは、あたかもカラダの動きで音楽を奏でるようなものだとも言えます。

スタジオレッスンは当時1コマ60分あったのですが、ダンスの先生は毎週違う曲とそれに合わせたご自身で考えたコリオを提供してくれました。準備にさぞや時間が掛かったと思います。そのうちに、せっかく先生が用意してくれたものがその場限りで終わってしまうことが「もったいない」と考えるようになりました。でも、スタジオでの動画撮影はダメだったので、ならばせめてもと帰ってから記憶を頼りにイラストのメモを残しだすようになりました。まあ、見てください。こんな感じです。

習い始めたころレッスン後にとったコリオのイラスト

予備知識ですが、ストリートダンスは主に8ビートや16ビートといった表現でリズムを刻んだ曲に合わせて踊ります。そして、8ビートなら「ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト」とカウントしながら曲の調子に合わせていくのです。この8回カウントするのがひとつの単位となり、8回数えたら「1エイト」、それがもういちど続いたら「2エイト」と表現してコリオの長さを表現するのです。

これがテンポの速い曲だと16ビートになり、カウントするのは「ワン(エン=アンド)・ツー(エン)・スリー(エン)・フォー(エン)…」のように「エン」のタイミングにも動きが入ります。

1回のレッスンではコリオの難易度にもよりますが、概ね4エイト(つまり、32カウント)くらい練習します。ですから、イラストも8ビートでも32枚、16ビートだと最大で64枚描く計算になります。

コリオをイラストに残すやり方は長続きせず半年程度でやめてしまいました。何と言う曲のどの部分の振り付けなのかが書いておらず練習に使えなかったからです。そして、イラストはアタマで考える必要があるのです。

ダンスとは曲を「何となく」聞きながら踊るもの

現在の私の師匠は、口を酸っぱくして「曲を聞いてくださーい!でも聞きすぎないで!」と言います。それは、曲に集中するあまりカラダを動かす方がおろそかになってしまうからだそうです。この塩梅が難しかったです。

イラストでコリオを残すと、最初はこの動き、そして次はこの動き…というようにコリオを数珠つなぎに順番で覚えます。そのため、途中度忘れすると後が全部忘れてしまうのです。曲を口ずさみながらこのフレーズのときはこの動き、というように曲の部分部分にダンスの動きを当てていくと、たとえ途中記憶が抜けても曲は続くので復帰できるという理屈です。

以前宴会芸用の「しかのこ」ダンスを紹介したときにもこの考え方をお伝えしました。曲を歌詞まで覚えるのは大変ですが、メロディーを口ずさむ程度ならできるでしょう。

そして、ダンスは知識で踊るものではないことも学びました。ヘタでもいい。ステップの名前なんか知らなくてもいい。やっている本人が楽しいことが一番なのです。それでも今までステップ名を出してきたのは、みなさんと一緒にいられないからです。伝えるためにはダンス用語を使うしか思いつきませんでした。動画だと動きを伝える分時間が掛かるので選択肢からは外しました。

まとめ

ストリートダンスのコリオをイラストで残しても練習にならなかった経験を紹介しました。

曲あってのダンスだと教えてもらいました。

自分が楽しむことが1番大切だと思います。

では!よい週末をお過ごしください。

おまけ
じゃあ、続けるには具体的にはどうしたらいいの?とお困りのあなたにはこちらをおススメします。

ホントに踊ってみる?(理屈よりカラダを動かすことです)

オドルAFP noteより


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