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「チキチキバンバン」(パリピ孔明)で踊ってみませんか? (4回目)

はじめに

「チキチキバンバン」で踊ってみませんか?(4回目)

アニメ「パリピ孔明」の公式ダンスを自分で踊って楽しみながらいつのまにかストリートダンスの動きまで覚えてしまおうという趣旨で書いた連載もののnoteです。

踊ったことが全然ないおじさん・おばさんがこれを読んで春のお花見のかくし芸として孔明や英子になって町内会のみなさんを驚かせたら愉快です。

初めての読者はここから読んでいただいてももちろん結構ですが、やや唐突感がありますので、後でひとつ前に振りつけからご覧になるとダンスが繋がります。

「チキチキバンバン」(パリピ孔明)で踊ってみませんか? (3回目)

オドルAFP noteより

4回目の今回は、単なる振り付けの説明ではなく、音楽とダンスの動きとの関係をお伝えします。かなり細かい動きを文字で伝えるという私にとっての初めての挑戦となります。長文ご容赦ください。斜め読みして、自分で試しながらつまみ食いするのがいいと思います。


お手本の公式ダンス

今回はこのお手本動画の6エイト目(8カウント=1エイト)、29秒~32秒のところの基本の動きを紹介します。今回はいきなりそこから再生されます。最初から見たいときはスライダーを左にずらして調整してください。

口ずさむリズム取り

「みんなきまっぐーれで/つっらぁあ~い」

わざわざ言い直す必要は必ずしもありませんが、今までの流れで書くとこうなります。

チャンチャンチャラッラーララ/チャ・チャア~ラ

機械的にカウントでカラダの動きを当てていく方法もありますが、このnoteでは、むしろ曲の流れを口ずさむことを大切にしています。

基本のステップ(レッグカール・スライド)

強いてあげれば前半部分は足を外と前にはね上げる変則レッグカール、後半の伸ばした足を引き寄せるスライドという動きになります。短すぎて参考にならないのでレッスン動画はリンクしません。公式動画を参考にします。

今までの振り付け(コリオ)は比較的ゆっくりとした一定のリズムの動きでした。そして、6エイト目の今回はちょっと細かくて難しいです。歌詞の早いところ、伸ばすところに合わせてカラダを動かすからです。

「みんなきまっぐーれで/つっらぁあ~い」

特に後半の「つっらぁあ~い」のところは遅取りといって、わざとタイミングをずらしてタメるところが今までには無い動きです。こういった「味」が全体の動きを豊かに見せる効果があります。私の師匠は「早取りはカッコ悪い。むしろタメて踊って!」といつも指導します。時間的には一瞬ですが、単に表面上の動きを自分の解釈でまねるか、振付師の意図を汲んで自分のものにしているのかの違いが出てきます。

ダンスは先に曲があってそれに合わせて動きがつきます。たくさん踊っているうちに自然に身に付く感覚です。そして、色々な振り付けを知っておくと、やがて知らない曲を聞いても自然とダンスが出来てしまうことがあります。これこそが私が目指す細くて長く楽しめるダンスの真骨頂です。

では、慣れるまでは分解して足の動きだけを先に試して、それから腕の動きを足していきましょう。

足の運び

曲に合わせる前に足の動きをアタマに覚え込ませましょう。最初はゆっくりマーキングでいいです。

前半は、5エイト目で足を拡げていた状態から左足を外側にハネあげます。(外でなくて真後ろにハネあげるとレッグカールになります)

つぎに上げた左足を下します。

そして、左ひざを上げます。

さいごに左足を下します。これで1セットです。分解したボーンのイラストを参考にしてください。

細かい足さばきは、最初はゆっくり慣らしましょう

両脚を接地したら、間伐を入れずに2セット目は右足を外側にハネ上げて同じ要領で動きを確認してください。

(左外)チャ(着地)ン(左膝)チャ(着地)ン(右外)チャ(着地)ラッ(右膝)ラー(着地)ララ/チャ・チャア~ラ

うーん、すみません、文字で伝える限界を感じています。「みんなきまっぐーれで」のところまでが1セットと2セットです。公式動画を0.5倍速で観てください。

後半は左足を横に伸ばしてから元の位置に引き寄せるスライドという動きをします。大切なのは、単に伸ばしてから寄せるのではなく、歌詞の「つっらぁあ~い」の「らぁあ~い」に合わせてゆっくりと左足を引き寄せるということです。ダンスは先に曲があって、それに合わせてカラダを動かします。表面上の動きにだけ囚われてコピーするとその「味」が失われます。

ちょっと溜めてからスライドすると「味」が出ます

手の動き

5種類あります。まずは手だけで試してアタマにインプットしましょう。

  1. 両腕をX字状に公差させる

  2. 両肘を引く

  3. 両腕をハの字に開く

  4. 両腕を左右に伸ばす

  5. 両腕を伸ばしたまま上下する(公式動画参照)

①チャン②チャン③チャラッラーララ/④チャ・⑤チャア~ラ

足と手の動き

さいごに足と手の動きを合わせます。文字だと動きをアタマで考えてしまうので伝え方としては適切ではないことは百も承知で書くとこうなります。

(左外)①チャ②(着地)ン(左膝)③チャ(着地)ン(右外)チャ(着地)ラッ(右膝)ラー(着地)ララ/(左外)④チャ・(左寄)⑤チャア~ラ

大切なのは、歌詞に合わせてメリハリをつけて動くことです。慣れてきたら、スライドの可動域を大きく表現するとダイナミックな動きが伝わるようになります。

まとめ

6エイト目のわずか8カウントの説明に二千文字以上を費やしました。最後まで読み切ってくださった読者には感謝します。自分にとっても初めての経験でした。おそらくこのシリーズではいちばんビューが伸びないコンテンツだと思います。

  • QUEENDOMの「チキチキバンバン」を題材に「レッグカール」と「スライド」を紹介しました

  • 速いテンポの歌詞に動きを合わせる感覚をお伝えしました

  • 「遅取り」で動きを溜めるというちょっと難しい概念をお伝えしました

今回は、私なりに振付師の意図を汲んだ細かい説明だったので真意は伝わりにくいです。ですが、本来ダンスというのは曲を聞きながら楽しく踊ることが大切です。別にこれが出来ないからといって天変地異が起きるわけではありませんので安心してください。

おまけ
説明が細かすぎて嫌になった方には、外で実際に踊ってストレスを発散させるnoteをご紹介します。

ダンス:オトナも腕試ししてみる

オドルAFP noteより

そもそも自分で踊ることを思いとどまってしまった方にはテレビ番組でお楽しみください。

ダンス:マネ出来ない「それスノ」

オドルAFP noteより


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