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中山美穂さんのご冥福をお祈りして~大切な人を失うということ~

みなさん、おはようございます
こんにちは
こんばんは

見ていただきありがとうございます。

4記事目です。

前回も多くの方に記事を見ていただきました。

ありがとうございました。

誰か1人にでもこの記事が届いてくれるのはありがたいですね。

さてタイトルの通り、中山美穂さんが亡くなられました。

54歳ということですね。まだ若いのに。

亡くなられた当日はライブもあったみたいですね。

あと数時間で中山美穂さんに会える!あの歌が聴ける!と思っていた方もたくさんいらっしゃるでしょう。

突然この世から大好きな人がいなくなる‥その悲しみは計り知れないほど深いものでしょう。

しかも来年の4月には大阪や滋賀でライブの予定があったのですね。

僕自身は特に「世界中の誰よりきっと」という楽曲でお世話になりました。

この時期、初冬に聞きたくなる1曲ですね。

なんだか優しくなれるというか、幸せな気持ちにさせてくれる歌です。

さて大切な人が突然亡くなる悲しみ、これは非日常ではなく、僕たちの日常生活の中でも起こりうることです。

例えば(あまり考えたくないですが)家族の病死や突然の事故死、友人の死、中山美穂さんのファンの方のように、突然の芸能人の死があります。

日本は地震が多く、大きな地震によってたくさんの方が亡くなってしまいます。

最近では災害後の支援活動として心のケアが知られるようになりました。

避難所などの目に見える形としての支援だけではなく、目に見えない“心”に対してもサポートが必要です。

能登半島地震の時には、心理士が全国から派遣されなるべく早く心のサポートをしたそうです。

この誰かの死によって気分が落ち込んでしまうこと、これは心理学の分野では「対象喪失」というように呼ばれます。

対象喪失は単に人だけにとどまらず、引っ越しや転勤(住み慣れた地位や環境、故郷などの別れ)、身体の欠損(交通事故など)も含まれます。

さらにさらに、理想としていた親に幻滅することもこの対象喪失に含まれるようですね。

例えば子どもが幼稚園くらいの時にはお父さんはものすごい仕事ができてどんどん偉くなっている、勉強も教えてくれるしっかり者でかっこいいというイメージだとします。

しかし、(お父さんの)年齢が重なるにつれ家に帰ってきたら仕事の愚痴ばかり言っているし中学の勉強もわかんない、と言っているということに(成長した)子どもは気がつく。

「なんだこの親父、仕事できない人だったんだ‥家で愚痴言うことでストレス発散してんのか。うっとうしいな」「中学生レベルの勉強がわかんないのか。なさけねぇな」と愕然とします。

ちなみにですね、対象喪失では配偶者の死が人生で最もストレスが高いイベントらしいです。

長年寄り添った人に先立たれる悲しみが人生で一番大きいらしいですね。

また、対象喪失の反応としては悲しみや怒り、恐怖や無力感など様々なようです。

しかし、突然の死別ほど無力感が強いそうです。

その現実を受け入れることが難しいからでしょうか。

ネットで見ていると中山美穂さんの場合も「亡くなった気がしない」「明日から何を希望に生きていけばいいか」という声が多かったみたいです。

しかし、最初は無力感がありますが、少しずつ現実味を帯びてきて次第に後悔や悲しみなどの感情が動くようです。

例えば「(中山美穂さんの場合)もっと応援すればよかった」「ライブに行きたかった」とか。

それがもっと近い人、例えば親であれば「もっと親孝行すればよかった」「もっといろいろ話たかった」など。

芸能人の場合、時にはいわゆる“後追い自殺”も起きます。

僕が知っているのは太宰治とかhideさんとかかな。

後を追うことでその人の考えに同調する、あの世で会えると思っているなどがあるんでしょうか。

対象喪失を乗り越えるための一つの支援としてはカウンセリングが有効です。

悲しみを振り払おう、みないようにしようという方がたまにいますが、それでは一人になった時にその反動としてどうしようもない悲しみが襲ってくるそうです。

一方で喪失状態を一人で抱え込みずっと考えているとどうしようもない苦しみに飲み込まれた感じがするそうです。

それよりも心理士とその辛さを語ることで、頭の中を一旦整理できます。

整理することで、辛さから距離を置くことができます。

「辛い…辛い」という思いで何も考えられない状態から「あー、ああいうことで辛かったんだな」「辛いけどもう考えたって仕方のないことだな」というように、より客観的な事実から物事を見れるようになるようです。

“精神科なんて敷居が高いよ‥”という方でしたらもっと身近な方に相談するでもいいかもしれません(ただし精神的に落ち着いてて、すぐに動揺しない方のほうがいいと思います。悲しい感情を打ち明けられるけど、すぐに動揺する方だと振り子のように共振しまい、もっと状態が悪化する恐れがあります)。

悲しい感情を表出したくなった時にそれを我慢せずにしっかりと吐き出すということが大切です。

最近、涙活というのが流行ってますよね。

悲しい映画や動画を見て泣くことによってリフレッシュする。

程度は違いますが、あれにちょっと似ているかもしれません。

話が少しずれますが、特に最近の中年男性は「泣く」ということが苦手なような気がします。

しかも管理職など、何らかの役職がついている方ほど強くて弱音を見せないイメージです。

弱音を吐きだしたり、泣くという行為をしないほど(できないほど)、自分の中でもやもやを抱えてしまい、余計に不調になると思います。

そういう意味ではSNS等で中山美穂さんの死を追悼する(辛さを吐き出す)のもある程度は意味があることかもしれません。

そして、訃報がでるたびに、その方の分も頑張って生きていかねばと僕は思うのです。

中山美穂さん、テレビにCMにと頻繁に出られお忙しい毎日だったでしょう。

お疲れ様でした。ご冥福を心よりお祈りいたします。


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