春になったら
はるになったら、ちょうちょさがしにいく!と、少し前からちみすけは言い続けていた。
彼は「はらぺこあおむし」の絵本がお気に入りで、恐ろしいほど何度も読んでいる。
絵本をもとにした歌も好きで、恐ろしいほど何度も見て、自分でも歌っている。
保育園で流してくれるらしいCDの番号まで覚えていて、CDをかける真似をして母に歌うよう指示もしてくる。(ちなみに14番。「はたらくくるま」は19番らしい。「ぴっ!はい19番かけました〜ミュージック、スタート〜!」と言って歌わせる。)
「きょうはなんようび〜?」と聞くので月曜日だよ、とか答えると「げつようびは、りんごをひとつたべましたのひ!」と言うし、
「おなかいたーい」と言った後に「あおむしは、どようびにおなかいたくなったんだよねー!」と言っている。
もはや思考があおむしに支配されている。
さて、そんなあおむしは、ご存知のように最後はちょうちょになって飛んでいく。そのページをパタパタはばたかせるのも彼のお気に入りだ。
ある日、
ちみすけ「ちょうちょはどこにいるのー?」
母「ちょうちょはお花のとこにいるよ。でもまだ冬だからお花咲いてないねぇ、春になって、お花が咲いたらちょうちょもいるかもね。」
という会話をしたのがきっかけで、「はるになったら、ちょうちょさがしにいく!」と楽しみにしていた。
そして春になった。
3月は寒い日が多く、雪が降ったりもしていたのでまだ春感薄かったけど、4月になってだんだん春めいてきた。が、春になったとともに母のお腹が大きくなり、無尽蔵の体力で走り回るちみすけと2人で公園に行く勇気が出なくなってしまい、なかなか蝶々探しに行けていなかった。
が、ゴールデンウィークに入り、出産に向けて仕事も予定も入れないでくれていた父が、連日公園へ連れて行ってくれている。
いろんな虫がいるようで、
母「ちょうちょいた?」
ちみ「いた。てんとうむしもいた。てんとうむし、ちみちゃんがつんつんってしたら、ひっくりかえっちゃって、ぱぱのおなかのとこにくっついたのー!」
父「蜂もいたんだよね。こわくなっちゃって帰りは抱っこだったよ。」
ちみ「あーと、ありもいたの。」
と、春を満喫しているようだ。
が、昨日。
母「今日は27度だって!夏日じゃん」
父「もう暑いね〜」
という会話を聞いたちみすけは、
ちみ「なつになったかもしれない!なつになったかみてきまーす!」
と突然窓の方に走り出し外を確認(ちみの身長からはベランダのフェンスしか見えないと思われる)
ちみ「みてー!なつになってたよーっ!」
と、夏宣言を下していた。
夏になってるか見に行く、という感覚、
大人にはないなぁと思う。
しかもなんか夏だった。
春もうおわりかい。
ちみすけが何をもって夏と感じたかは謎だが、
確かに昨日は暑かった。
久しぶりに母も一緒に公園に行ったが、すべり台からボールを滑らせ、自分も滑って取りに行き、また登り、滑らせ滑り、また登り、、、、をストイックに繰り返していたちみは汗をかいていた。
暑過ぎたのか虫はあんまりいなかったけれど、
公園に植えられたお花を見て回った。
乗り物や、海の生き物ほどお花には詳しくないので、「こーれなんのおはなー?」と聞いてくるちみすけに、近くに立ててあるプレートをたよりに教えてあげる。
「ハナミズキっていうんだって〜」
と言うと
「それ、だれのはなみず〜?」
ちみすけ2歳、今日も絶好調です。
ちみごはん
・油揚げ餃子
・にんじんのカンタン酢焼き
・ジャーマンポテト
・ごはん
ちみすけは餃子がすきで、米粉の皮を使ってよく食べています。
が、これがアレルギーの悲しさだけど、米粉の皮はそこらにポッとは売っていないので、欲しいと思ったときにすぐ手に入るわけではありません。
ということで、そういうときは餃子の中身を油揚げに詰めるのがおすすめ。油揚げはどこでもすぐ手に入るし、サクッジュワッとして美味しいです。
こないだついに餃子の中にはキャベツが入っているということがバレたので危ないかなーと思っていましたが、ものすごい細かくした母の根性が勝ったのか、油揚げでよく見えなかったのか、ちゃんと食べてくれました。
ちなみに餃子は、AJINOMOTOさんがアレルギー対応の冷凍米粉餃子を出してくれていて、ちみさんはそれも好きです。大人もすき。簡単に作れて美味しい大変ありがたい商品です。さすがAJINOMOTO。ありがとうAJINOMOTO。
今はネットで買うしかないので、これも近くのスーパーとかでも普通に買えるようになるとありがたいよね〜と思います。
にんじんはカンタン酢でやいただけですがちゃんとたべました。カンタン酢が好きなんだな!ありがとうカンタン酢!!
ジャーマンポテトはウィンナーのみでした。