【画廊巡り】あれこれ
私が知ってること、経験したことからお話しします。
●はじめに
私は画廊巡りはしますが、もちろん、コレクターではありません。(「もちろん」と言うのも変ですが)
なにせ、お小遣い制で倹しく(つましく)暮らす身分なので、絵画の「原画」は、そうは買えるものではありません。
しかし、原画で拝見する「油彩画」「水彩画」「鉛筆画」「日本画」「版画」「立体作品」etc.は、
美術雑誌やスマホで見るSNSの「写真」とは、全然、美しさの度合いが違います。
●原画を鑑賞する
おそらく、その違いは、
お気に入りの歌手の曲を
〓「CD」や「スマホ」で聞く〓のと、
〓音響の良いライブ会場に行って、至近距離から「生歌(なまうた)」を聞く〓
これぐらいのレベルの「差」があると思います。(あくまでも個人的な感覚)
だから、本当に、一度、『原画』を観ていただきたい。
きっと、あなたの心に何かが生まれるはずです。
●画廊を巡る
「アートを鑑賞する」と言えば、
⇒美術館に行って、世界の有名な画家さんの作品を鑑賞する。 というのが一般的だと思いますが、
私の「アート鑑賞」は、
⇒主に画廊(ギャラリー)で絵画を鑑賞する。です。
いわゆる「画廊」は、東京の銀座や日本橋、または表参道周辺に、もちろんそれ以外の場所にも、それこそ無数に存在しています。
私は、そんな街の画廊を訪問(訪廊)しています。
(東京の銀座周辺だけで、300件ぐらいの画廊があるらしいです)
●画廊とは
「画廊」といってもいろいろあります。
既定の使用料金を払えば、基本的に誰でも作品の展示・発表が出来る『貸し画廊』や、
企業がコレクションを紹介しているスペース。(綺麗・豪華です)
そして画廊が展覧会を企画して発表する企画画廊です。(コマーシャルギャラリーとも呼ばれます)
また、百貨店の上の方の階(貴金属・時計・お得意様サロンなどがあるフロア)には、だいたいギャラリースペースがあります。
ここは百貨店がプロデュースする展示をする事もあれば、いわゆる街の画廊とコラボして展示をすることもあります。
上野の松坂屋さんは『貸し画廊』的なこともやっているみたいです。
百貨店は半年に一度ぐらい、ギャラリーのあるフロアーの、一つか二つ上の、広い『催事場』のスペースを使って『絵画市』を開催してます。
これは百貨店さんが所有する絵画の在庫セール的な側面もありますし、繋がりのある街の画廊とコラボして、新進気鋭の画家さんの『特集(個展的な展示)』を組むこともあります。
ある、仲良しの作家(画家)さんが百貨店で『特集』をやった時に、
「特集と個展って、何が違うんですか?」と質問したら、「良く分かりません」と言ってました。(笑)
●画廊の入場料
画廊は、基本的に入場料が無料です。
販売が主目的だから、無料なのでしょうが、もちろん買わずに、観るだけでもOKです。
ある画廊のオーナーは「画廊に入ってきて、買う人は、千人に一人。それが当たり前」って言ってました。
私も今はまだ「修行中」の感覚です。
企業がコレクションを紹介しているスペースなど、入場料が掛かる展示もありますが、これは明らかに「観せること」を主目的にしているからです。
こういった展示は、街の画廊で開催されることもあれば、百貨店の画廊で開催されることもあります。
(これ以外の美術団体や美大の展示については、またいずれ投稿します)
◆今回の記事は、ここまで。