【バドミントン日記】パート9 《サークル「F」時代》
【バドミントン日記】パート9 《サークル「F」時代》
この記事が、バドミントンサークルを探し、公的な試合にも出たいな、または、自分でサークルを始めようかな、と思ってる方の参考になれば、幸いです。
《ここまでのあらすじ》
「娘と楽しく、公園とかじゃなく、体育館などの風の影響を受けない場所でバドミントンしたい」という願いを起点に、50歳を過ぎてから「初心者歓迎」の社会人サークルに加入し、さまざまな「現実」や「歪み」に直面しつつも、いくつかのサークルに参加し、偶然にも高校生以来の「公式戦(と、言っても『市の大会』ですけど)」に出場したり、ついには自分自身が小さなサークルを立ち上げ、果ては、「放置する」に至った普通のオジサンの現在進行形の日々を綴っています。
(一文が長すぎる)
●参加メンバーのレベル格差
「予約係り」「仕切り」の頑張りで、サークル「F」は本当に毎日開催していました。
まあ、いくつか問題、というか「居心地の悪い」部分はありましたけど。
私が加入した当初は「レベル分け無し」でプレーしていたので、
それこそ、さいたま市の公式戦にでられるレベルの人から、ラケットを買ったばかりの人までが同じコートでペアを組んでプレーするのです。
上級者の不満は分かる。「参加費は同じなのに。。。」
そのせいか、初心者が返せそうもないようなスマッシュを打ち込んでる人や、ラリーの時に初心者にシャトルが行かないようにコントロールして打ってる人もいました。初心者は右往左往するだけ。
初心者も可哀そう。「参加費は同じなのに。初心者歓迎って、書いてあったのに。。。」
「F」のホームページには「初心者歓迎!」の文字が躍っていましたが、上級者はプレーを楽しみにきてるから、「教える」なんて誰もしない。
そりゃあ、そうですよね。「参加費は同じ」ですから。
私はプレーのレベル的に、ちょうど真ん中ぐらいな感じだったので、「上級者」と「初心者」の、どちらともソコソコ楽しくプレー出来てましたし、どちらの気持ちも分かる、そんなポジションにいました。
「初心者歓迎」を掲げつつも、「練習」も「指導」も、やらない。
まぁ、これは、以前公式戦のメンバーに加えてくれた戸田のサークルを除いて、だいたいどこのサークルにも共通してますけど。
そして、大会への参加を見据えたサークルは、みな、「初心者お断り」ですし。
この【バドミントン日記】の記事の最初の頃にも書きましたけど、とにかくバドミントンは部活経験ない人にも楽しいスポーツです。たぶん、怪我さえ無ければ、70歳、80歳でもプレーできる。
せっかく「楽しそうだ」と、集まった人達がつまらなそうにしている姿をみると、「このサークルのことは嫌いになっても、バドミントンは嫌いにならないで❗」とか思ってしまう。
プレーを終えて、帰路につくときに、「F」のコアメンバーではない、ただの参加者であるワタシなのに「どうすれば良いのかな?」と考えることが増えていきました。
●「レベル分け開催」のハードルは高い
「では、上級者と初心者を別々にレベル分けして開催すれば良いだろう」
普通は、こう考えますよね。
確かに、このように開催すれば、「プレーレベル」に関する不満は減るでしょうけど、それをやると「仕切り役」が「倍」必要になってしまう。
その頃でも既に「F」には、「仕切り役不足」の問題が顕在化していまして、予約の段階でコートをおさえられても「仕切り役」がいなくて開催中止になることが度々ありました。
「仕切り役」をやる人は、当然「上級者レベル」の人が多かったから、「レベル分け開催」をしても「上級者」の開催にはそんなに問題がなさそうでした。
問題は「初心者レベル」です。
ほとんどのメンバーが「部活バドミントン未経験」ですし、ルールも良く分かって無ければ、カウントを数えるのもアヤフヤ、参加の頻度もマチマチ。なのに「客面(きゃくづら)」したり、不満を「態度」で現す人の割合は、「初心者」の方が多かった。(あくまでも私見です)
まぁ、仕方の無いところなんですけどね。
でも、登録者の半数以上が「初心者」だったから、このレベルの人達が楽しめるサークルにしないと、未来はない。
●初心者向けの運営を検討してもらう
それで、何度か参加するうちに顔馴染みになり、仲良く話せるようになった「コアメンバー」かつ、「仕切り役」の「Oさん」(男性)(私より歳上)に、「レベル分けやりましょう」と、持ち掛けてみました。
それで彼から、イロイロ詳しいサークルの事情、現状を聞けたのですが、いくつか「うわっ!」って話がありました。
「仕切り役」は自分が受け持った「開催」が赤字になったら自腹を切って補填している人もらしい。これが「仕切り役」をやる人が少ない原因。
そして、代表者自身も危機感を持っているのが、
初心者レベルの新規参加者は、登録して、一回は参加しても、二回目に来ないまま「幽霊部員化」する率が高いこと。
この二番目のデータは、数字を見なくても肌で感じていました。年会費を徴収せず、都度都度の参加費を払うだけなので、そりゃ「嫌だな」って思ったら、簡単に来なくなりますよ。
この頃で既にサークル「F」の登録者数は400人を越えていたはず。
なのに、二面コートを取っても規定人数が集まらないことも良くありました。
さて、それからどうなったかは、次回へ。
(土曜日は「訪廊」するから、来週かな?)
《続く》