踊りながらドーナツ屋さんの順番待ちをする

巷でうわさされる、神戸で一番おいしいらしいドーナツ屋さん。
家から５分の距離にある。
昨日行こうとして、閉まっていた。
そんなことは往々にしてある。
今日こそは。
わざと近くのスーパーに行く用事を作って、とおってみる。
建物沿いに佇む１０数人程の列だ。見えた。
さあ。行列のできるドーナツ屋さん。
待ち時間は何分だろう。
頭に引っ掛けたヘッドホンから流れる音に合わせて
とにかく身体を揺らすことに集中する。
今朝見つけたお気に入りの曲をリピートする。

"Come to the end of the road Still I can't let go It's unnatural, you belong to  me I belong to you"

Apple Music より　”End of the Road” by BoyzⅡMen

私の踊りが効いたのか
私のすぐうしろにはしばらく誰も並ばない。
そうこうしているまに、私の前にいたひとたちは吸い込まれては吐き出され
残るは５人ほど
人生は夢とロマンでいっぱいだ。

踊るように生きよう
まだみぬ明日がやってくる。

陽